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仕事のできる香りvol12.適温の高揚感で迎え撃つ 大人のヴァレンタイン。Rose Saltiforia/メゾン クリヴェリ

嬉しいという感情は
大人になるほど
扱いが難しくなる。
思わず広角が少し緩む
そんな適温の高揚感を感じさせる
塩気を帯びたローズの香りは
大人のヴァレンタインを
華やげる、印象投資の一本です


いくつになっても、構えてしまう日があります。
そう、それがヴァレンタインデー。

本気であろうとも、
挨拶程度であろうとも、
女性からの甘い好意は、やはり素直に嬉しいものです。

けれど、問題はその受け止め方。
小躍りしたくなる気持ちをそのまま表すのは軽すぎるし、
そっけないお礼の言葉だけでは、どこか物足りない。

「嬉しい」という感情は、大人になるほど扱いが難しくなります。

そんな時、言葉よりも印象で気持ちが伝わる方法があります。
それが、香りです。

いつものキレのある一本ではなく、
少しはにかんだような、高揚感を含んだもの。
贈った人の心に、あたたかい余韻を残すもの。
そんな香りが、確かにあるのです。

それがMaison Crivelli (メゾン クリヴェリ)
のRose Saltifolia(ローズサルティフォリア)。

ローズと聞くと、
女性好みの甘い香りを思い浮かべるかもしれません。
けれどこの香りが描くのは、温室のローズではありません。

舞台は、潮風にさらされる海岸線。
そこに自生する、野生のバラです。
過酷な環境の中で、なお咲き誇る。
そんな塩気を帯びたローズの香り。

トップノートは、グリーンで瑞々しい立ち上がり。
理性的で、どこか距離を感じさせます。
やがてソルティなミネラル感が、風のように鼻腔を抜け、
そのあとで塩気を帯びたローズが静かに現れる。

その瞬間、ソリッドだった空気に、ほんのりと温もりが差し込み、
肌の温度がわずかに上がったように感じられる。

そう、この香りから立ち上がるのは、
控えめな高揚感。

冬の海。
その海岸線で、ふと美しい花を見つけたときのような、一瞬、心が浮き立つ感覚です。

それは、クールな表情のまま、ほんの一瞬だけ口角が緩むような、
あるいは、照れくささを含んだ頬の熱のような、
実に絶妙で、セクシーな、抑えた感情を感じさせます。


チョコレートを渡すことは、
女性にとっても少なからず緊張を伴うものです。
たとえ社交辞令が含まれていたとしても、
好意の表現であることに変わりはありません。

そんな時、
ふっと香るこの微量な高揚感は、
その気持ちを、きちんと受け止めてくれる人だ、
という印象を残します。

オンタイムには、
ソリッドで輪郭のはっきりした香りを選ぶ人であれば、
この日の変化は、なおさら効果的でしょう。

言葉にしないからこそ、
記憶に残る瞬間がある。
この香りは、そんな余白を演出します。

では、
こんな香りに合わせて、
どんな装いがこの日にふさわしいのでしょうか。

女性目線で、まず目に入るのはVゾーンです。
シャツのボタンを大胆に開けた着こなしは、たしかにセクシー。
けれど、そのアグレッシブさは、
この香りのニュアンスとは少しずれてしまいます。

かといって、タイドアップでは、
オンタイムの空気が強すぎて、
かえって距離を感じさせてしまう。

そんな時におすすめしたいのが、スカーフ。
ネクタイ代わりにスカーフを取り入れる提案は、
近年多く見られますが、
柔らかな質感のものを首元に添えるだけで、
肩の力が抜けた親しみやすい印象が生まれます。

香りも、装いも、
主張しすぎないこと。
けれど、何もしていないわけではないこと。

その受け身の優しさこそが、
大人の男性にふさわしいヴァレンタインの佇まいなのだと思います。




ローズサルティフォリアオードパルファム (30ml)¥15,400/メゾンクリヴェリ


https://latelierdesparfums.jp/products/rose-saltifolia-edp-spray?variant=42396981002435

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