エチオピアと発酵食品
エチオピアに来る前に、前職の会社の同僚から高野秀行さんの本「酒を主食とする人々」をいただきました。その本によると、エチオピア南部には酒を主食とする民族がいるそうです。大人はもちろん、子どもも妊婦さんもお酒を飲んでいるとか。一見すると常識と異なる文化ですが、水代わりにお酒を飲むには、いくつかメリットがあります。一つは栄養があることですが、もう一つは遠出をする際、水を持って行くと途中で腐ってしまうリスクがあるのですが、お酒だと腐りにくい、というのです。
牛乳よりもヨーグルト
エチオピアで生活していく中で、お酒を飲むのと同じ理屈で、牛乳を飲むよりもヨーグルトを食べた方がよいのではないか、という気がしてきました。
エチオピアに来てから何度か牛乳を購入しているのですが、たいてい飲み終わる前に味が変わってしまいます。
こちらの牛乳はビニールの袋入りで売られていることが多く、容器への入れ替えが発生します。その際に雑菌が入る可能性があります。また、ときどき停電するので、お店や自宅の保存時に適切な温度管理ができていない可能性もあります。
ちなみに、これまで「味変」して少しドロッとした牛乳は、いずれもヨーグルトの味がしておいしかったのと、もったいなかったので、私はそのまま飲んでました。
エチオピアには、牛乳の他にヨーグルトも売られています。値段は牛乳とほぼ同じか少し高いぐらいです。
牛乳を買って飲み終わる前に意図しない怪しい菌が入ってしまうぐらいだったら、最初から意図した乳酸菌で発酵されたヨーグルトを買った方が、腐りにくくて確実な気がしています。
主食のインジェラも発酵食品
そういえば、エチオピアの主食であるインジェラも発酵食品です。今住んでいるアパートのオーナーのうちに招待された際に聞いてみたところ、数日分をまとめて作っている、とのことでした。常温で数日置いても傷まないのは、発酵食品だからだと思われます。
水より酒
牛乳よりヨーグルト
パンよりインジェラ
停電などで冷蔵が止まっても安全に食べ物を保存するのに有利な発酵食品が、エチオピアで暮らすための賢い選択なのかもしれない、と感じる今日この頃です。
それでは、また。(38/731日目)
