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AIが生成した長文記事を、AIに要約させるのをやめろ

※この文章はtodeskingさんの記事にインスパイアされた記事です。

zennにこんな記事が流れていた。

「ちょっとしたアイデアをAIで長文記事にして公開するのをやめろ」

AI slopの定義からCNETの事件まで、参考文献をふんだんに交えた読み応えのある批評記事だった。うんうんと頷きながら最後まで読んで、「おわりに」に辿り着いた。

この記事はChatGPT 5.5 Extended thinkingに以下のプロンプトを与えて一発で生成させた

……あーそういう笑

構造として完璧だった。「AI水増し記事やめろ」という主張を、AI水増し記事として実演する。でもそれと同時に、僕はちょっと別のことが気になり始めてた。


AIが膨らませて、AIが縮ませる

あの記事を読んだきっかけ、なんだったっけ…。

オススメされた記事か、タイムラインに流れてきたツイートか。
いずれにしたって全文を読む前に、何かしらのフィルターを一枚通してる。

そのフィルターが今、どんどんAI経由になってきている。

TwitterにいるGrokが要約してくれる。ChatGPTに貼り付けて「これどういう内容?」って聞く。ブラウザ拡張が勝手にまとめる。それはそれで便利なんだけど……

でも、元の記事がAIで書かれていたとしたら?

AIが「ちょっとした思いつき」を3000字に膨らませて。AIがそれを要約して200字にする。その200字を見た別の人間が「なるほどね」と感想を漏らす。

……これ、誰の思考なんだろう。


wikiみたいな構造が自然発生してる

Wikipediaの共同創設者ジミー・ウェールズとラリー・サンガーは2001年、「誰でも編集できる百科事典」を設計した。情報が人から人へと受け渡される中で精度が上がっていくという前提があった。

ハイパーテキストの概念を提唱したテッド・ネルソンは1965年、情報を線形ではなく網目状に繋げることを構想した。リンクを辿ることで、読者が自分なりの文脈を作り上げていける非線形な知識体験を目指していた。

どちらも「人間が情報を咀嚼して、次の人間に渡す」という連鎖を前提にしてる。

でも今起きてることは少し違う。

AIが書いてAIが要約する連鎖の中で、人間は情報の「通過点」になってる。読むか読まないかすら、AIが判断してる場合がある。「この記事読む価値ある?」とAIに聞く人、増えてると思う。

情報が人を通過しなくなってきてる、みたいな。


誰のものかわからない意味のやり取り

昔のインターネットにも似た構造はあった。まとめサイトをまとめたまとめサイト、wikiを参照したブログを参照したブログ。連鎖の果てに元のソースへ辿り着けないことは普通にあった。

でも連鎖の端には必ず、「これ面白いと思った人間」がいた。

AIの場合、その端がない。面白いと思ったのか、面白そうと判断したのか、そもそも判断があったのかもわからない。思いつきの発生源として人間がいたとしても、3000字に膨らんで200字に縮められた後、その人間の輪郭はもはや残ってない。

zennの記事のオチが効いてたのはたぶんそのせいで、「AI slopやめろ」と言いたかった人間はいたはずなのに、それを言う段階でもうその人間がいなくなってるみたいな状態で。

AIが書いた長文をAIが要約する時、失われてるのは文字数だけじゃないのかもしれない。


参考資料


おわりに

この記事はClaude Sonnet 4.6に以下のプロンプトを与えて一発で生成させた:

「AIが生成した長文記事を、AIに要約させるのをやめろ。」という趣旨の記事を書いてください。この記事で話題にしたいのは、zennで「AI水増し記事をやめろ」っていう面白い記事が流行ってることと、今君が話してたみたいに、AIが長文を書いてAIが要約する中で、インターネットとかwikiみたいな構造がそこに発生してるかもしれないということ。記事のスタイル: 関連情報をふんだんに入れた、参考資料の多い記事にする。たとえばインターネットやwikiの定義やその出典について詳しく解説する。

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