アンジェラの生命力に教えられたこと。私とお庭の「再デザイン」
はじめに
ずっと、自分はバラを咲かせるのが上手なんだって思い込んでいました。
でも、ふと立ち止まって庭を見渡してみると、そこには意外な現実があったんです。
勢いのある子と、埋もれてしまった子
わが家の庭では、つるバラの「アンジェラ」が驚異的な生命力で、それはもう豪快に咲き誇っています。でも、そのすぐ近くに植えた「ブルーバユー」は、アンジェラの勢いに押されて、いつの間にか影に隠れてしまっていました。
他にも、モッコウバラの影に埋もれて、一生懸命に、でもひっそりとしか咲けない「か弱いバラたち」がいます。
今の現実は、強い子が勝ち、繊細な子たちが息を潜めている状態。
「みんなをもっと咲かせてあげたい」
そう思ったとき、今が庭のデザインを変えるタイミングなんだと気づきました。
「自分の腕」ではなく「花の力」
これまでは、私が咲かせているんだって自信満々だったけれど、実はアンジェラの繁殖力に助けられていただけだったのかもしれません。
もし、私が本当にバラの魅力を引き出せていたなら、きっとブルーバユーも、他の繊細なバラたちも、アンジェラに負けないくらい満開の笑顔を見せてくれていたはず。
「ごめんね、もっとあなたたちの声を聞くべきだった」
そんな反省と一緒に、私は今、剪定バサミを持って庭に出ています。
完璧じゃなくていい、とにかくやってみる
庭のデザインを変える。
そう聞くと難しく感じるけれど、大事なのは「こうしたい!」という直感的なイメージを、とにかく形にしてみること。
梅の木にジャスミンを這わせてみたり、アーチの向きを変えて新しい光の道を作ってみたり。
まずはやってみて、あとは花たちの様子をじっくり見ていく。
花が可憐に、そして豪快に咲いてくれるのは、彼らが元気でいてくれるからこそ。私はその「元気」を支える名脇役になれたらいいな、と思っています。
これからのお庭
アンジェラは角っこでこんもりと。ブルーバユーには、光が当たる特等席を。
それぞれの個性が一番輝く場所を探して、わが家の庭は今、新しく生まれ変わろうとしています。
「バラを咲かせるのがうまい人」から、「バラと一緒に心地よく暮らす人」へ。
手探りの庭づくりは、まだまだ続きます。
