1分「insight」| 支える人にも、支えが要る
泰祥屋note店(妻)です。
今日はお悩みが届いとるけん、紹介するね。
「みんな、困ったときはボクのところに来るニャ。いつも、どんと構えて大丈夫って顔をしてるニャ。でも、ほんとは、夜がこわい日も、疲れて動けない日もあるニャ。弱ったところを見せたら、みんなが不安になる。だから言えないニャ。ボクには、行っていい場所が、どこにもないニャ。だれも、ボクに大丈夫?って聞いてくれないニャ。」
あらあら。だれが決めたん?あなたは守る側で、守られたらいけんて。強いて、だれも要らんいうことなん?
「・・・あ。強いって、一人で平気ってことだと思ってたニャ」
ちがうんよ。どんなに強うても、一人では生きられん。頼るんは弱いからやない、人やから要るんよ。あなたはいつも、みんなに大丈夫?て聞いてきた。ほんなら、あなたにも、聞いてくれる人がおってええ。あなたにも、帰れる場所があってええんよ。
・・・て、これ、うちも人のこと言えんのよ。いつも支える側にまわって、しんどい時ほど言えんでね。ほんでも、一人で抱えるのが強さやないて、やっと分かってきた。弱音を預けられる相手がおるほうが強いんよ。
うちの人が奥で何か言いよるよ。ちょっと耳を傾けてみようかね。支える側で、弱さを置く場所がのうて、大丈夫?て聞かれんネコちゃんも、いっしょにね。
泰祥屋note店(夫)の「$${ \mathbb{insight} }$$」選
友がなければ、他のすべての善を持っていても、誰も生きることを選ばないだろう。
引用元:アリストテレス『ニコマコス倫理学』第八巻
古代ギリシアの哲学者、アリストテレスの言葉である。自足していることと、他者を必要としないことは、同じではない。人間は本性として、ともに生きる存在だからだ。満ち足りた人にも、友は要る。与えるためだけでなく、受け取るためにも。誰かを支えつづける人ほど、自分を支えてくれる相手が要る。友とは、あなたがそこにいることを認め、ともにいたいと願う者のことだ。
みんなを支える側で、弱さを置く場所がなく、誰にも「大丈夫?」と聞かれない。もう、こういうものだ、と思う。
だが、強い人とは、誰も要らない人のことではない。誰かを必要とすることは、弱さではなく、人であることのしるしだ。
【本音メモ】
支える人は、支えられないのではなく、支えられていることに気づきにくい、受け取る側に回ること自体を忘れてしまう。
くだらない話をしてくれる人、いますよね、話を聞いてくれる人、いますよね、両方を行き来しながら生きている。

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