クイズ⑫:国立国会図書館デジタルコレクションへの誘い〜京王電気軌道株式会社三十年史(昭和16年)〜
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【問題】
昭和6年に開通し、聖蹟への交通を担った支線の名称は何ですか?
【選択肢】
A.多摩御陵線
B.高尾山登山線
C.稲田堤支線
D.武蔵野中央線
【ヒント】
畏くも尊き使命を持つ誇りとされた路線です。
【正解】
A.多摩御陵線
北野駅から分岐し、多摩御陵(明治天皇・大正天皇の陵墓)へ参拝するための路線として開通しました。
〜概要解説〜
本資料は、昭和15年に京王電気軌道(現・京王電鉄)の創立30周年を記念して編纂された社史の抜粋です。明治43年の設立当初、不況による経営難に陥りながらも、井上篤太郎氏らを中心に再建を遂げた苦闘の歴史が詳しく記されています。
内容は多岐にわたり、沿線の観光開発や京王閣、新宿のビル建設といった事業の多角化に加え、関東大震災からの迅速な復旧過程も網羅されています。さらに「資本・労働・顧客」を一体とする独自の三位一体主義を掲げ、従業員持株制度などを通じて労使融和を図った経営理念も紹介されています。
数々の合併や買収を経て、東京を代表する電鉄会社へと飛躍を遂げた30年間の歩みが、豊富な統計データとともに体系的に解説されています。当時の社会情勢や企業の成長戦略を多角的に検証できる、歴史的価値の非常に高い貴重な史料といえるでしょう。
