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フォントの豆知識 2選

今日、Windows のメールソフトでBecky!を使っているユーザーから相談を受けました。送ってもらった資料を見ると、メール本文の署名の名前や会社名などの日本語が縦書き表示になっていました。なぜ縦書き表示になるのか、そしてこの縦書き表示を標準の横書き表示に戻すにはどうすればいいかという相談でした。

私もBecky!を20年以上使用していますが、このフォントの表示に関しては初めての事例でした。

豆知識その1

まず、なぜ縦書き表示になるのか

ここではフォントの豆知識が必要になります。パソコンの中に入っているフォントを一覧表示で見ると、フォント名の前に「@」がついているフォントが並んでいます。その後に@のついていないフォント名が並びます。実は、この@のついているフォント名が縦書きのフォントなのです。


今回なぜ縦書きになってしまったのかというと、何かのきっかけで標準のフォントが@付きのフォントになってしまったからだと思われます。
そこで、Becky!の表示設定にあるフォントの変更という項目で、@のついていないフォント名に変更してもらいました。

本日のフォントの豆知識その1

@付きフォントは、縦書き用のフォントです。
@付きフォントは、主に東アジア言語環境のWindowsで使われているルールです。

豆知識その2

MS ゴシックとMSP ゴシックの違い

フォントについて、もう一つ覚えておくと役に立つ知識があります。具体的には「MS ゴシック」と「MSP ゴシック」の違いです。
この「MS」はMicrosoftの略です。
MSの名のついたMS ゴシック/MSP ゴシックは、Windows 95から標準搭載された日本語フォントで、MicrosoftがWindows向けに用意・提供したものです。
この2つのフォントの違いを知っていることで何に役立つかというと、どちらを使うかによって見た目が大きく変わるからです。
従って、フォントのデザインにこだわる場合には、この違いを知ることが非常に重要になります。

実際の違いを見てみよう

Wordでローマ字6文字の2つの名前を「MS ゴシック」と「MSP ゴシック」で書いてみると、一目瞭然です。


MS ゴシックの場合、どのような文字であろうと横幅が同じになります。
わかりやすく言うと、方眼の均等なマス目があって1マスに1文字書くというのがMS ゴシックです。
それに対してMSP ゴシックの場合、文字によって1マスの横幅が狭くなったり広くなったりします。
例えば「Iijima」という名前の場合:

  • 「i」や「j」はその文字が縦長なので一マスの横幅が狭くなります

  • それに対して「Tanaka」の「T」や「a」は、その文字が正方形に収まるような形なので1マスの横幅が広くなります

どちらのフォントを使っても文字の内容自体は変わりませんが、文字と文字の間の余白の間隔が異なるので、文字のデザインやフォントのデザインにこだわる場合には、この2つのフォントの違いを理解しておく必要があります。
私の場合、例えばメールアドレスの設定情報を印刷して渡す場合、一文字一文字が明確な方がいいので「MS ゴシック」を使うようにしています。

本日のフォントの豆知識その2

MS ゴシックとMSP ゴシックの違いは、「文字幅の取り扱い方」に基づいた区別です。
MSP ゴシックの「P」は、「Proportional(プロポーショナル)」の頭文字です。
プロポーショナルフォントとは、文字ごとに幅(ピッチ)が異なるように設計されたフォントです。

まとめ

フォントを見る側にとっては、これらを意識することはないと思いますが、フォントを使う側になると、この二つの豆知識が役に立つ場面が結構あります。
知っていると何かと便利な豆知識なのでご紹介しました。


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