寿駆抄種々集|毎週ショートショートnote
寿駆抄種々集とは、一瞬の景色を心に焼き付け、後に正確に書き起こす秘術である。
平安末期、歌人・紀貫之に私淑した異端の学僧 毛貫之によって編まれたとされ、もとは和歌の素材を素早く採取するための技法であった。
やがて兵法家の間で転用される。戦場を駆け抜ける刹那に敵の布陣を「抄」し、まるで寿命のように長く記憶し、種々の戦術に応用するというものだ。
戦国期の兵法家・紙谷文蔵は、この術を体得し、一瞥で敵陣を覚え込み、翌朝にはそっくり逆用したと伝わる。戦場では、紙谷の一瞥が敵将の裏をかき、城攻めをわずか一夜で成功させたとの逸話も残る。
明治期、海外に渡った学者の記録により「スクリーン・ショット」と訳され、現代では略して「スクショ」と呼ばれる。
この言葉の起源が、毛貫之の秘巻「寿駆抄種々集」にあったとする説は、今なお武道史研究家の間で根強い。
(民明書房刊『武道奇習大全』より)

(407文字)
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※ご注意:本記事の内容は創作であり、実在の書籍や史実とは関係ありません。
民明書房は、漫画『魁!!男塾』などで登場する架空の出版社で、当時のパロディ文化を象徴する存在です。
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