盗賊会社(Genspark作)|ショートショート
「盗賊会社」作成者:Genspark
「弊社は日本初の完全合法盗賊会社です」
面接官の名刺には『株式会社リーガル・スチール』とあった。
「どういう商売ですか」
「お客様の依頼で、お客様の所有物を盗みます。息子のゲーム機、妻のブランドバッグ、夫の酒。本人が処分できない物を代わりに盗む。『盗まれた』なら諦められますから」
田中は感心した。なるほど、現代人の心理を突いた商売だ。
「月給二十五万円、完全週休二日制です」
条件も申し分ない。田中は即座に入社を決めた。
研修は本格的だった。ピッキング、忍び足、痕跡隠滅。一流の技術を叩き込まれた。
仕事は順調だった。顧客の満足度は抜群で、感謝の声が絶えない。
「息子がゲームを諦めて勉強に集中しています」
「妻が散財をやめました」
「夫の禁酒が成功しました」
田中は自分の職業に誇りを持った。
ところが一年後、田中は重大な事実に気づいた。契約書を読み返すと、こう書いてある。
『甲(依頼者)の所有する物品を乙(当社)が適法に取得する』
「部長、この『甲の所有する物品』というのは、本当に依頼者の物なんですか」
「もちろんです。法的に完全に問題ありません」
「でも、息子のゲームは息子の物では?」
「親が買い与えた物の所有権は親にあります。妻のバッグも、夫の収入で買った物なら夫の所有物です」
田中は安堵した。やはり合法だったのだ。
その夜、田中は自宅で愕然とした。
大切な腕時計が消えていた。
翌朝、会社に電話すると、あっさりと答えが返ってきた。
「田中さんの時計ですね。田中さんのお母様からの依頼でした」
「でも僕の物です。自分で買いました」
「お母様がおっしゃっていました。『私が産んだ息子なんだから、息子の物は私の物よ』と」
受話器を握る田中の手が震えた。
「法的には、どうなんですか」
「完全に合法です。お母様は田中さんを所有していらっしゃいますからね」
あとがき
今回は星新一の同タイトル「盗賊会社」が好きなショートショートでしたので、同タイトルでAIに作成してもらいました。
みなさま、お好みの作品はありましたでしょうか。
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