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3分間TOEIC講座 第6回:文の形を変える名脇役~受動態と仮定法~



登場人物:

  • チャット先生(通称:先生): TOEIC文法マスター。普段は優しく、たまにユーモアも交えながら解説。

  • ボット助手(通称:ボット君): TOEIC初心者。素朴な疑問を投げかけるのが得意。


ボット君: 先生!接続詞も前置詞も副詞も、これでバッチリ使いこなせそうです!文と文の繋がりがクリアに見えるようになりました!

先生: 素晴らしいね、ボット君!その調子だ!さて、今日のテーマは、文の形を大きく変えるけれど、実はとても便利な表現「受動態」と、現実とは異なる「もしもの話」を表現する「仮定法」だ!

ボット君: 受動態と仮定法ですか?「〜される」とか「もし〜だったら」って、なんだか複雑で、いつもごちゃごちゃになっちゃいます……。

先生: 大丈夫、ボット君!心配いらない!受動態は、まるで「視点を変えるカメラ」のようなもの。そして仮定法は、まるで「パラレルワールドを創造する魔法」のようなものだ。今日の講座で、君は受動態と仮定法の「正体」と「使いこなし方」を完璧に理解し、TOEICの長文読解や文法問題で正確に意味を読み取れるようになるはずだ!


「される」が主役!受動態の基本をおさらい

先生: まずは「受動態」から見ていこう。受動態は、**「行為の対象」を主語にして、「〜される」**という意味を表す形だよ。

ボット君: 「Be動詞+過去分詞」でしたっけ?

先生: 大正解!その通り!

  • 形: Be動詞 + 過去分詞 (Vpp)

  • 能動態: The company developed a new product.(そのcompany(会社)はnew(新しい)product(製品)をdevelop(開発した)。)

  • 受動態: A new product was developed by the company.(new(新しい)product(製品)がそのcompany(会社)によってdevelop(開発された)。)

先生: このように、受動態は「誰が行動したか(by the company)」よりも、「何が起こったか(A new product was developed)」に焦点を当てたいときに使うんだ。TOEICでは、特に動作主が不明な場合や、動作そのものに焦点が当たる場合によく使われるぞ。


受動態の時制と助動詞

先生: 受動態は、様々な時制や助動詞と組み合わせて使うことができるよ。Be動詞の部分が時制や助動詞に合わせて変化するんだ。

  • 現在形: The report is written by Ms. Sato.(そのreport(報告書)はMs. Sato(佐藤さん)によってwrite(書かれている)。)

  • 過去形: The project was completed last week.(そのproject(プロジェクト)は先週complete(完了した)。)

  • 未来形: The meeting will be held tomorrow.(そのmeeting(会議)は明日hold(開催される)だろう。)

  • 現在完了形: The problem has been solved.(そのproblem(問題)はsolve(解決された)。)

  • 助動詞: The email can be sent by anyone.(そのemail(メール)は誰でもsend(送ることができる)。)

ボット君: Be動詞の形を変えればいいんですね!「過去分詞」は変わらないってことか!


受け身じゃない!感情を表す受動態

先生: ここがTOEICの盲点になりやすいポイントだ!「be interested in(〜に興味がある)」「be surprised at(〜に驚く)」のように、**感情を表す動詞の受動態は、「〜される」という意味ではなく、「〜である」という状態や「〜を感じている」**という意味になるんだ。

  • He is interested in history.(彼はhistory(歴史)にinterest(興味がある)。)

  • We were surprised at the news.(私たちはそのnews(ニュース)にsurprise(驚いた)。)

  • She is bored with her job.(彼女は自分のjob(仕事)にbore(退屈している)。)

先生: これらの表現は、形は受動態だけど、意味は能動的(〜という感情を抱いている)だから注意が必要だ。TOEICでは、特に感情動詞の現在分詞(-ing)と過去分詞(-ed)の使い分けとして出題されることが多いぞ。


「もしも」の世界へ!仮定法の基本

先生: さあ、次に「仮定法」を見ていこう。仮定法は、「現在の事実と異なる仮定」や「過去の事実と異なる仮定」、つまり「もし〜だったら(実際は違うけれど)」という「もしもの話」を表現するときに使う文法だ。

ボット君: 現実と違うことを話すんですね!

先生: その通り!基本的には If S + V (仮定形), S + would/could/might + V... という形をとる。TOEICでは、特に時制の選択が問われることが多いぞ。


仮定法過去:現在の事実と異なる仮定

先生: まずは「仮定法過去」だ。これは、「もし今〜ならば、〜だろうに」と、現在の事実とは異なる仮定を表すときに使う。

  • 形: If + 主語 + 過去形V, 主語 + would/could/might + V原形

    • Be動詞は主語が何であっても通常 were を使う(口語では was も使われるが、TOEICでは were が一般的)。

  • 例:

    • If I had time, I would help you.(もし時間があれば、あなたをhelp(助ける)だろうに。)

      • 実際は時間がない。

    • If I were you, I would accept the offer.(もし私があなたなら、そのoffer(申し出)をaccept(受け入れる)だろう。)

      • 実際はあなたではない。

ボット君: 「過去形」なのに「今」のことなんですね!時制が一つずれてるってことか!

先生: 大正解!そこが仮定法のポイントなんだ。


仮定法過去完了:過去の事実と異なる仮定

先生: 次に「仮定法過去完了」だ。これは、「もしあの時〜だったなら、〜だっただろうに」と、過去の事実とは異なる仮定を表すときに使う。

  • 形: If + 主語 + had Vpp, 主語 + would/could/might + have Vpp

  • 例:

    • If I had known the problem, I would have solved it.(もしproblem(問題)を知っていたなら、それをsolve(解決した)だろうに。)

      • 実際は問題を知らなかったので、解決できなかった。

    • If he had arrived earlier, he could have caught the train.(もし彼がarrive(もっと早く着いていた)なら、train(電車)にcatch(乗ることができた)だろうに。)

      • 実際は早く着かなかったので、電車に乗れなかった。

ボット君: こっちは「過去完了」だから「あの時」のことなんですね!やっぱり時制が一つずれてる!

💡 重要格言:
「受動態は視点を変えるカメラ、仮定法は時制をずらす魔法!」

先生: この格言を胸に刻んで、受動態と仮定法の奥深さを理解していこう。


実践問題に挑戦!

先生: それじゃ、学んだ知識を使って、TOEICの穴埋め問題に挑戦してみよう!

ボット君: はい!「視点と時制」、しっかり見極めます!

問題1

The new software _________ by the engineers last month.
(A) develop (B) developed (C) was developed (D) has developed

難易度: ★★☆

先生: さあ、ボット君!この問題、どこに注目する?

ボット君: 主語が "The new software"(新しいソフトウェア)ですね。これは「開発する」側ではなく、「開発される」側なので、受動態が入るはずです!そして、文末に "last month"(先月)とあるので、過去形である必要があります!

先生: 素晴らしい!その通りだ。受動態の過去形を選ぶ必要があるね。さあ、どれが適切かな?

ボット君: (C) was developed だと思います!

先生: 大正解!完璧だ!よくできたね。

解説:

  • (A) develop: 動詞原形(能動)

  • (B) developed: 過去形(能動)または過去分詞(単独では動詞になれない)

  • (C) was developed: 受動態の過去形(Be動詞 + 過去分詞)

  • (D) has developed: 能動態の現在完了形

The new software は「開発される」という受動の関係にあり、last month という過去を表す語句があるため、受動態の過去形 was developed が正解。


問題2

If I _________ your email address, I would have sent you the document.
(A) know (B) knew (C) had known (D) have known

難易度: ★★★

先生: 次の問題だ!これも、ヒントが隠されているぞ。

ボット君: If節の空欄問題ですね!そして、主節が "I would have sent you the document" と、would have Vpp の形になっています!これは仮定法過去完了の主節なので、If節も仮定法過去完了の形になるはず!

先生: その通り!よく見抜いたね!仮定法過去完了のIf節の形は、どうだったかな?

ボット君: (C) had known だと思います!

先生: 大正解!完璧だ!よくできたね。

解説:

  • (A) know: 動詞原形(現在の事実を表す場合など)

  • (B) knew: 仮定法過去(現在の事実と異なる仮定を表す)

  • (C) had known: 仮定法過去完了(過去の事実と異なる仮定を表す)

  • (D) have known: 現在完了形

主節が仮定法過去完了 (would have sent) であるため、If節も過去の事実と異なる仮定を示す仮定法過去完了 had known が正解。


今日のまとめ!

  • 受動態:

    • 形: Be動詞 + 過去分詞 (Vpp)

    • 意味: 「〜される」。行為の対象に焦点を当てる。

    • 時制・助動詞との組み合わせ: Be動詞の部分が変化する。

    • 感情を表す受動態: 「be interested in」「be surprised at」のように、感情を抱いている状態を表す。

  • 仮定法:

    • 「もしも」の話を表現。現実とは異なる仮定。

  • 仮定法過去:

    • 形: If + 主語 + 過去形V, 主語 + would/could/might + V原形

    • 意味: 「もし今〜ならば、〜だろうに」(現在の事実と異なる仮定)。

    • Be動詞は通常 were。

  • 仮定法過去完了:

    • 形: If + 主語 + had Vpp, 主語 + would/could/might + have Vpp

    • 意味: 「もしあの時〜だったなら、〜だっただろうに」(過去の事実と異なる仮定)。

  • 重要格言:


💡 重要格言:
「受動態は視点を変えるカメラ、仮定法は時制をずらす魔法!」


本日出てきた単語:

  • company /ˈkʌmpəni/【名】:会社

  • develop /dɪˈvɛləp/【動】:開発する

  • new /nuː/【形】:新しい (アメリカ英語の発音)

  • product /ˈprɑːdʌkt/【名】:製品

  • report /rɪˈpɔːrt/【名】:報告書

  • write /raɪt/【動】:書く

  • project /ˈprɑːdʒɛkt/【名】:プロジェクト

  • complete /kəmˈpliːt/【動】:完了する

  • week /wiːk/【名】:週

  • meeting /ˈmiːtɪŋ/【名】:会議

  • hold /hoʊld/【動】:開催する

  • tomorrow /təˈmɑːroʊ/【副】:明日

  • problem /ˈprɑːbləm/【名】:問題 (アメリカ英語の発音)

  • solve /sɑːlv/【動】:解決する (アメリカ英語の発音)

  • email /ˈiːmeɪl/【名】:Eメール

  • send /sɛnd/【動】:送る

  • anyone /ˈɛniˌwʌn/【代】:誰でも

  • interest /ˈɪntrəst/【名】:興味【動】:興味を持たせる

  • history /ˈhɪstəri/【名】:歴史

  • surprise /sərˈpraɪz/【動】:驚かせる【名】:驚き

  • news /nuːz/【名】:ニュース (アメリカ英語の発音)

  • bore /bɔːr/【動】:退屈させる

  • job /dʒɑːb/【名】:仕事

  • time /taɪm/【名】:時間

  • help /hɛlp/【動】:助ける

  • accept /əkˈsɛpt/【動】:受け入れる

  • offer /ˈɔːfər/【名】:申し出

  • know /noʊ/【動】:知る

  • arrive /əˈraɪv/【動】:到着する

  • earlier /ˈɜːrliər/【副】:より早く

  • catch /kætʃ/【動】:捕まえる/間に合う

  • train /treɪn/【名】:電車

  • software /ˈsɔːftwɛər/【名】:ソフトウェア (アメリカ英語の発音)

  • engineer /ˌɛndʒɪˈnɪr/【名】:エンジニア

  • month /mʌnθ/【名】:月

  • document /ˈdɑːkjumənt/【名】:書類

ボット君: 受動態と仮定法、これで自信が持てました!「視点」と「時制」を意識して、もっと正確に英語を読み書きできるようになります!

先生: 素晴らしいね、ボット君!その調子だ!さて、次回は、文に「可能性」や「意志」、さらには「義務」や「推量」といった様々な意味合いを付け加える、奥深い名脇役「助動詞」について、そのニュアンスを完全にマスターしていくぞ!短い単語に込められた意味を読み取る力が、TOEICスコアアップに繋がるはずだ!


次回:  第7回:可能性と意志を読み取れ!~助動詞のニュアンス完全マスター~

#TOEIC #TOEIC対策 #TOEICパート5 #英語学習 #英文法

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