「読まれる見出し」と「素通りされる見出し」、分かれ目はどこにあるのか
前回、ターゲットの絞り込み方について書きました。今回はその続きとして、特化note講座STEP3「価値ある記事を設計する」の中でも、特に質問が多い「見出しの作り方」を具体的に書いていきます。
「本文はなんとか書けるけど、見出しをどう作ればいいか分からない」という人に向けて書きました。
この記事の流れ
今回もノビルと一緒に振り返ります。
STEP0:そもそも見出しは何のためにあるのか
最初に、見出しの役割そのものを整理しておきます。
見出しは、単なる「区切り」ではありません。読者が「これは自分に必要な投稿だ」と判断するための、最初の手がかりです。
noteはスマホでさっと目を通されることが多く、本文を読む前に見出しだけをざっと眺めて、読むかどうかを判断されることも珍しくありません。つまり見出しは、本文の要約であると同時に、読み進めるかどうかの入り口でもあります。
💡ノビル:見出しって、本文の飾りじゃなくて、実は一番読まれてる部分だったりするんだよね。
STEP1:見出しの2つの役割(比較)
見出しには、大きく分けて2つの役割があります。
役割A:内容を要約する見出し
その章に何が書いてあるかを、端的に伝える見出しです。
ノウハウ系、手順を説明する投稿が向いていますが淡白になりすぎると、素通りされやすい。
役割B:続きを読みたくさせる見出し
内容を少しだけ見せつつ、「その先」が気になるように作る見出しです。体験談、エピソード系の投稿が向いていますが中身とズレていると、読者の信頼を失う
結局どちらを使ったか
自分の場合、投稿全体としては役割Aをベースにしつつ、要所要所で役割Bの見出しを混ぜる、という使い方をしています。すべての見出しを煽り気味にすると疲れられてしまうので、要約と引き込みのバランスを意識しています。
💡ノビル:全部が全部フックだと疲れちゃうから、ここぞという所だけ引き込み型を使うイメージだね。
STEP2:実際の見出しの作り方
具体的に、自分がどうやって見出しを組み立てているかを書きます。
その章で伝えたいことを、まず1文で書き出す
その1文から、余計な言葉を削ってできるだけ短くする
「そもそも」「実は」「結局」など、読者の疑問や結論を示す言葉を先頭につけてみる
声に出して読んでみて、詰まらずに読めるか確認する
特に3番目が効果的で、「そもそも」から始めると疑問提起型に、「結局」から始めると結論提示型になります。この記事の見出しも、実はこの型を使って作っています。
💡ノビル:見出しの頭の一言を変えるだけで、伝わり方がガラッと変わるの、地味に面白いんだよね。
見出しに入れると効果的な要素
具体的な数字(「2つの」「3ステップ」など)
疑問形(「なぜ〜なのか」「〜って本当?」)
対比構造(「AではなくB」「〜だけど、実は〜」)
これらを全部盛り込む必要はありませんが、1つの見出しに1〜2個入れるだけでも、印象がぐっと変わります。
STEP3:見出しでよくある失敗パターン
見出しを作るときに、自分もよくやってしまっていた失敗をまとめておきます。
失敗①:見出しが長すぎる
伝えたいことを全部詰め込もうとして、一文がどんどん長くなってしまうパターンです。見出しは、内容の「入り口」であって「要約の全て」ではないので、思い切って短くする勇気が必要です。
失敗②:見出しだけでは中身が想像できない
「気づいたこと」「思ったこと」のような抽象的な見出しは、一見おしゃれに見えますが、読者からすると中身が想像できず、読み飛ばされやすくなります。
失敗③:見出しと中身がズレている
引き込み型を意識しすぎて、見出しで期待させた内容と、本文の中身が合っていないパターンです。一度この違和感を持たれると、その後の見出しも信用されにくくなります。
💡ノビル:見出しで釣って中身がスカスカだと、次の見出しも信じてもらえなくなっちゃうんだよね。
STEP4:見出しを整えてから変わったこと
見出しの作り方を意識するようになってから、変わったことをまとめます。
読者が「気になる章から先に読む」動きが増えた
投稿全体の完読率(最後まで読まれる割合)が上がった
見出しを先に並べるだけで、本文の骨組みがほぼ完成するようになった
一番大きかったのは、見出しを作る段階で、投稿の設計そのものが整理されるようになったことです。見出しづくりは、実は文章力よりも構成力の話に近いと感じています。
💡ノビル:良い見出しが並んだ時点で、もう記事の半分は完成してるようなものだよね。
STEP5:見出しづくりで失敗した話
うまくいった話だけだと参考にならないので、失敗の話も書いておきます。
以前、反応が良かった投稿の見出しをそのまま参考にしすぎて、内容が伴っていないのに似た言い回しの見出しを量産してしまったことがありました。結果として、見出しだけが浮いてしまい、読者から「タイトル詐欺っぽい」という反応をもらったこともあります。
そこで学んだのは、見出しのテクニックは、あくまで中身が伴っていることが前提だということです。STEP3の失敗③を、身をもって経験した出来事でした。
💡ノビル:テクニックだけ真似しても、中身が追いついてないとバレちゃうんだよね。
Q&A:見出しに関するよくある疑問
Q1.見出しを考えるのが苦手です。何かコツはありますか?
A.STEP2で書いた「1文で書き出してから削る」という順番を試してみてください。最初から短くきれいな見出しを狙わず、まず言いたいことを全部書いてから削る方が、結果的に早くまとまります。
Q2.見出しに数字を入れた方がいいと聞きますが、本当ですか?
A.効果的な場合は多いです。ただし、数字を入れること自体が目的にならないよう注意してください。中身と合っていない数字を無理に入れると、STEP3の失敗③と同じことが起きます。
Q3.引き込み型の見出しを使うと、煽っているようで抵抗があります
A.無理に使う必要はありません。STEP1で書いたとおり、要約型をベースにしつつ、自分が自然に使えると感じる範囲で引き込み型を混ぜる程度で十分です。
Q4.見出しを作ってから本文を書くべきですか、それとも逆ですか?
A.先に見出しを作ることをおすすめします。見出しが決まっていると、本文を書く途中で迷う時間がかなり減ります。
まとめ:見出しは、読者との最初の約束
STEP0:見出しは、読むかどうかを判断される最初の入り口
STEP1:要約型と引き込み型、投稿の内容に合わせて使い分ける
STEP2:1文で書いてから削り、疑問や結論を示す言葉を先頭につけてみる
STEP3:長すぎる見出し、抽象的すぎる見出し、中身とのズレに注意する
STEP4:見出しが整うと、投稿全体の完読率も構成力も上がる
STEP5:見出しのテクニックは、中身が伴っていることが前提
見出し作りで手が止まっている方がいたら、今回の手順を次の投稿でそのまま試してみてください。
次回は、特化note講座STEP4「魅力的なnoteを書く」の中で意識している、実体験を交えた文章の書き方について詳しく書いていきます。
