結局なんなのかいまいちわかってない。
ご機嫌よう、藍葉です。
さて、こちらの記事の旅行中に、とある神社に立ち寄った時のこと。
『柱の装飾には鎌倉彫が施されており……』
建物の解説の看板に、そのようなことが書いてあった。
はて、鎌倉彫。鎌倉彫とは何ぞや。
いや、見た目はなんとなくわかるんだけど、この、何だ、定義とかさ、技法を知らんわけ。(ろくろを回す仕草
こんな時に頼りになる可能性のある人物がいる。
パパン〜〜〜〜!!
藍葉のリアル父は、老後の趣味とするべく定年退職前から鎌倉彫をやり始めた。
この父親が飛び抜けて教養があるとか平気でAIが解答を出して来る速度を超えて長々と解説を始めて来るとか、語り出すと色々面白話が出て来るのだが、今回は鎌倉彫に関することのみ取り上げます。
学問にも芸術にも長けた人間って一体何なんだ(虚無顔
というわけで旅行のお土産を届けに実家に行った時に聞いてみた。
私「父ちゃんや、父ちゃん」
父「何じゃ?(*・ω・)ノ」
※本当にこういう喋り方をする。
私「鎌倉彫ってのは、何をもってして鎌倉彫ってぇ言うんだい?」
父「また難しいことを言いよって……(´・ω・`)」
※本当にこういう顔をする。
いきなりこんなことを言っても流石に意味不明過ぎる(私の突拍子も無い話に慣れている親だとしても、)ので、旅行中に神社回ってたらこんな記述を見つけたんやでという話をする私。
父「ははぁ……ありえん話じゃないな」
私「ほう」
父「鎌倉彫ってのはそう古いもんじゃなくてな」
私「おん」
父「鎌倉時代とかに……」
今、古いもんじゃないって話をしたのに????
とツッコミを入れたい気持ちをグッと抑えて続きを聞く。
父「寺とかで使う物を作る職人……仏師って言うのな、『仏』に師匠の『師』ね」
私「うん」
父「で、その人らが集まって技術を継承して……」
おわかりかもしれないが、父は1を聞くと30くらいで返して来るタイプである。
私は技法のことを聞いたつもりだったのに鎌倉彫の歴史に関する話が始まってしまった。
が、話の腰を折るとふてくされるので続きを聞く。
父「で、明治くらいになって……」
急に割と現代の話になった。
父の話を全部は覚えていないので何となくまとめると、何か制度が発令されて仏師がはちゃめちゃに職を失った時期(明治くらい)に、食っていくために作り始めたのが、現在我々が目にする鎌倉彫の小物ということらしい。
誤りがあったら申し訳ない。いかんせん長かったからその場で暗記は難しすぎた。
私は当初「小物作りの他にも、建物の装飾とか作ってたんかねぇ?」と思っていたのだが、それがそもそも逆だったという話。
寺で色々と作っていた人々が、生き残るために一般向けの小物を色々作り始めたのだ。
父「で、彫り方に決まった技法があるわけじゃないんだが……」
私「無いの!?」
父「塗りが特徴的でな。ちょっと待っとれ……」
そう言って作品を引っ張り出し始める父。
冷静に考えてその場で現物見ながら解説聞けるのおかしいな。
父「最初にな、透明な漆を塗って」
私「うん」
父「次に黒い漆を…まぁ何回か塗ったり1回だったり」
私「うん」
父「で、赤い漆を塗って、乾かないうちに真菰の粉をかける」
マコモ。
マコモって聞いたことあるぞ鬼滅の刃で。可愛い女の子の名前だ。
父「で、表面にヤスリをかけると……表面だけツルツルになって、奥まった部分は粉が残ってるの見える?」
私「うん」
そりゃ目の前に現物があったら見える。
何なら触れるし。
父「この塗り方が鎌倉彫の1番の特徴で……あとは、あえて彫刻刀の跡が残るように彫るのも、鎌倉彫の特徴なんて言われることもあるが」
どうやら、ヤスリでツルツルにせずに、あえて跡を残すのだという。
私「彫刻刀の跡が残ってるのが、粋ってされてるの?」
父「いや、邪道とされておる(´・ω・`)」
邪道なんかーーーい。
※多分、流派によって色々定義はあると思います。
ちなみに私のアイコンでもあるジャガイモ、家で私が課題の残りをやってた時に
「なんて危ない刃でやっておる……!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)」
って言った父がすごい勢いで彫刻刀研いだおかげですごいツルツルに彫れるようになってね。
ほとんどヤスリがけしてないでツルツルの状態なんです。
彫る時に全く抵抗が無くなってしまったので、何回か指を持ってかれそうになったのは内緒の話。
※藍葉は刃物全般の扱いが下手くそ。カッターとか包丁も。
父の作品載せたいけど、掲載許可取ってないからまた今度。
ちなみにこの父から酒飲みの血とオタクの血が間違いなく私に受け継がれている。
父と私以外の家族は、酒を飲むと全員一瞬で赤くなる。
どうせなら芸術と、欲を言えば学問の才能を継がせてくれよ。
あと結局鎌倉彫の定義って何なんですか。
