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《暁光のブイオ》活用の破械的考察【遊戯王マスターデュエル】

11月7日、新セレクションパック『フューチャー・ビギンズ・ゼロ』実装。
新たなエースが追加された【閃刀姫】や【月光】に、《蝕の双子》と【オノマト】ギミックを加えて強化された【ライゼオル】を差し置いて僕が注目したのはこのカードだった。

誰?

《暁光のブイオ》
元々はTCG版Duelist's Advanceで収録された日本未発売カードで、カード名こそカテゴリには属さないものの、【彼岸】とのシナジーを強く意識したカードだ。(①と②の効果で彼岸モンスターのデメリットを無視して横に並べることができ、③でサーチする《天至る叛逆》は《彼岸の巡礼者 ダンテ》の融合召喚を補助してくれる。)

とはいえその効果は悪魔族全般で利用可能なもの。特に《魔界発現世行きデスガイド》でリクルートしてそのまま③の効果を使える点が便利で、今までMDで回し続けてきた【デモンスミス破械】デッキでも上手く扱えそうだったので、実際に回しての印象や、利点を書いていこうと思う。
今回はあくまで《ブイオ》が絡む部分に絞って話すので【破械】の基本展開とかは各自で予習しておいて。

①単純に《魔サイの戦士》よりマシ

【破械】の1枚初動といえば、《デスガイド》で《魔サイの戦士》をリクルート、そこから《破械神王ヤマ》に繋いでパーツを揃える展開が王道だったのだが、このルートには大きな欠点があった。
《魔サイの戦士》素引きが弱すぎるのだ。
素引きした魔サイには基本的に処理方法がない。デスガイドとセットで引いても手札から発射するしかないので1枚損をする。そもそも《破械童子サラマ》《破械童子ラキア》《破械神シュヤーマ》《雙極の破械神》と素引きしたくないカードだらけの破械にさらに素引きが弱いカードが増えているというのはかなりのネックだった。
一方の《暁光のブイオ》だが、こちらは①により自力で場に送り出すことができる。
初動が他にない手札で《ラキア or サラマ》に《魔サイ》という手札では爆散するしかなかったところブイオなら最低限《ヤマ》や《閉ザサレシ天ノ月》に繋ぐことができるというのは大きな違いだ。
メインデッキの破械モンスターは効果を無効にして困るヤツが特にいないのでデメリットもない。
後述する《天至る叛逆》も素引きはゴミっちゃゴミなのだが最低限悪魔が墓地に落ちさえすれば撃てるし《破械神シャバラ》で割ることもできるので、他のカードに召喚権切った瞬間どうしようもなくなる《魔サイ》素引きよりはやっぱりマシ。

②ガイド+魔サイよりも展開が伸びる

ガイド+魔サイから《ヤマ》を作る場合だが、
A《ヤマ》⇒《破械童子アルハ》(場合によっては《破械神シャバラ》)サーチ
B 《魔サイ》⇒《シャバラ》を墓地へ⇒破械魔法・罠をセット
そしてBでセットしたカードをAで持ってきたカードで割って展開と言うのが基本になる。

ではこれに《ブイオ》を絡めるとどうなるかというと……


なんか増えた。
上述のAは共通だが、《ブイオ》が絡む場合は
B' 《ブイオ》⇒サーチした《天至る叛逆》で《エアリアル・イーター》を出す⇒《シャバラ》墓地へ⇒破械魔法・罠セット
という展開になり《エアリアル・イーター》が残る分リンク値+1の結果となる。


墓地以外から素材を調達できないのだけは注意


シャバラ2枚落として自己再生すると更にリンク値増える

《天至る叛逆》は《ブイオ》が名指しでサーチしてくる魔法で、悪魔・天使族限定の墓地融合を行う。ちょうど《ガイド》と《ブイオ》がどちらも闇属性なので素材の制限を満たし、《魔サイ》と同じ効果を使える《エアリアル・イーター》に繋げばルートは変わらず展開が伸びる事になる。
もし既に破械魔法罠や《シャバラ》を素引きしているなら《天至る叛逆》を温存するルートもあるので、墓地肥やししかできない《魔サイ》より選択肢も広いといえるだろう。
勿論こっちの展開だと《エアリアル・イーター》が誘発を踏んだ場合破械魔法・罠を探せなくなる裏目はあるのだが、そもそも誘発握られてたら《ガイド》出した時点で踏んで爆死してるのであまり考慮しなくていい。

③《天至る叛逆》から《宵闇のルーチェ》でめくりに行ける

《ブイオ》《天至る叛逆》とセットでデザインされたカードは実はもう一枚ある。それがこの《宵闇のルーチェ》だ。

第2形態っぽい

《ブイオ》から引き継いだ破壊耐性付与は端のモンスターゾーンに出せば自身にも適用させられるので、流石にこのサイズであれば有用。【破械】だと③も能動的に使用できる。
【破械】は後手だと自爆特攻から《雙極の破械神》で盤面を切り崩したりといったパターンがあり、妨害を受けている内に自然と悪魔3枚が溜まっていることも多いだろう。そこで3500の打点と最大2枚の除去が行えるこの《ルーチェ》が出せれば頼もしいに違いない。
《天至る叛逆》は自己回収効果があるので、表で使ってもターンが返ってきさえすればこちらを呼び出すこともできる。一本先取のMDルールで表裏どっちでも出番があるというのは明確な強みだろう。

以上3つが【破械】における《暁光のブイオ》+《天至る叛逆》採用の主だった利点である。
特に《魔サイの戦士》素引きする度に寿命が1分縮んでたような人には是非試して貰いたい。

実は《叛逆》でデモンスミスの融合モンスターも出せるので誘発踏んだ時のリカバリが出来るとか、一瞬で枯渇するメインデッキの破械モンスターデッキに戻せるとか、②で素引きした《シュヤーマ》墓地に落とせるとか、書ききれなかった細かい利点や、試せなかった《死霊公爵》絡めた展開なんかもあるので全世界100億人の破械愛好家が更なる研究を進めてくれることを祈って、ここで筆を置こうと思う。


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