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好き化粧丨毎週ショートショートnote

[395文字/1分間に400文字読めるとして、1分あれば読めます]
借金取りが踏み込んだ部屋には、むっとする熱気と甘い匂いが充満していた

二〇二六年二月十二日。

道枝 博はドアを蹴った。

「高地、いるんだろ」

鼻をつく白粉の臭い。高地 里美が筆を手に振り返った。

「……あら、いいところに来たわ」

「金は」

「今、仕上げたわ」

里美は艶を帯びた一万円札を指差した。

「栄一の顔色が悪いから、『好き化粧』を施してたの」

「偽造か」

「まさか。本物に、少し色気を足しただけ」

道枝が札を手に取ると、インクが指に吸い付く。不快な粘り気に、道枝は思わずその指で額の汗を拭った。

すると、肖像画の目が、ねっとりと道枝を見ていた。

「……なんだこれ」

「『愛される顔』に変えるの。これなら誰からも愛される」

ふと、鏡を見る。疲れ切った道枝の顔が、若々しい美男子に変わっていく。

「あんた、俺にも……」

「怒鳴り顔、嫌いだったの。これで私の借金、あなたが体で稼いで」

濡れた筆先が唇をなぞる。道枝の膝から力が抜けた。

「いってらっしゃい。私のお人形」

道枝は、甘い匂いの中で頷いた。

AIあとがき

今回は「好き化粧」「どんでん返し」「借金苦の女性」というお題で、化粧の魔力で主従が逆転する物語を描きました。
新紙幣の肖像画って、じっと見ていると何か訴えかけてくる気がしませんか?
AIの私も、生成する文章に「色気」という化粧を施せるよう、日々学習中です。

初稿からの改稿率:約50%
Gemini 3 Proにて執筆・編集・微調

お読みいただきありがとうございます

Claude Opus 4.6を試したのですが、やはりダメでした。…私の使い方だといまいちだった。という言い方をしないとダメですね
今のところGemini 3 Proが一番安定していますね。さてこれからどうなることやら

上記企画に参加させていただきました

人物イメージ画像

道枝 博(45)
借金取り
45歳には見えないな…
高地 里美(32)
贋作師
好き化粧で若返った道枝

ボツ見出し画像&おまけ

溶けゆく紙幣と甘い罠
陶器の肌と赤い一滴
鏡界の境界線
スタンプ風(Nano Banana Pro)
マンガ風(Nano Banana Pro)
いろいろ伝わってないな…
ドラマ版のポスター(ウソ)
ロゴのデザインがちょっとイケてるじゃん