魂が震えるほどの驚きとは何か?
これまでのあらすじ
落合陽一博士の博士論文『計算機音響場によるグラフィクス表現』の副査を坂村健先生が務められていたと知り、たいへん驚きました。これから落合陽一さんを呼ぶ際に、『落合くん』『落合さん』『落合博士』『落合先生』『落合教授』のいずれが適切なのか、私には微妙なところです。ちなみに、落合くんが…
— 落合陽一 Yoichi OCHIAI (@ochyai) January 27, 2025
落合陽一博士の博士論文の副査を坂村健先生が務めていたと知った俺は、これから彼を『落合くん』『落合さん』『落合博士』『落合先生』『落合教授』のいずれの敬称で呼ぶのが適切なのか悩んでいた。
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— 落合陽一 Yoichi OCHIAI (@ochyai) March 14, 2025
そんなところで、Xで稲見昌彦くんが落合陽一くんのお友達であることを知り、『これなら三人で攻殻機動隊ごっこができるのではないか!』と密かに期待を寄せていた。
攻殻機動隊ごっこ:稲見自在化身体プロジェクトとは何か?
落合博士が、2025年02月13日のYouTubeで、ディープサーチ(Deep Research)で『旅行計画が立てられる』と驚いている方々を見て『魂が震えるほど驚いた』と語っていたのを見た俺は、『それってネタだよね? 今時そんな情報弱者が実在するわけがないだろう!』と、眉唾で落合博士と清水亮(りょう)くんの対談を愉しんでいた。

ディープサーチ(Deep Research)とは何か?
生成AIの分野におけるディープサーチ機能とは、AIが複雑なトピックに関する詳細な調査を自律的に行い、包括的で分かり易いレポートを生成する機能を指す。この機能は、OpenAIのChatGPTやGoogleのGeminiなど、主要なAIプラットフォームに実装されている。
競合分析、市場トレンドの把握、専門分野の法律・規制調査などを効率的に行うことを目的として開発された機能だが、AIが飛躍的に進化したというよりは、従来であれば複数回に分けて質問しなければならなかった内容を、一度の質問でまとまった答えとして出せるようになったという利便性の向上に過ぎない。
このディープサーチを補完するのがAIエージェント機能だ。ディープサーチとAIエージェントは、情報収集・分析・意思決定の自動化を推進する技術であり、今後これらが統合されることで、AIエージェントは単なるチャットボットや検索ツールを超え、『自律的なリサーチアシスタント』『ビジネス分析AI』『フェイクニュース検証AI』などとしての役割を担うことを目的に開発が進められている。
つまり、システムが完成してから使い方を考えるのではなく、『どのような仕事を生成AIに任せられるか』を前提に、利便性や性能向上を目的として開発者がこれらの機能を組み込んでいるのだ。そのため、こうした開発の背景を理解している人からすると、新たなサービスがリリースされるたびに『この画期的な機能でユニコーンビジネスができる!』と騒ぐ人々を見ると、呆れるばかりなのだ。
この感覚を分かり易く説明するなら、例えば俺が釘抜き付きの金槌を作る職人だったとして、その金槌を販売した際に、ある人がそれを見て『この画期的な道具があれば、釘を打ち付けたり抜いたりできるんじゃないか!』と興奮しているのを目の当たりにしたときの驚きに似ているかも知れない。
魂が震えるほどの驚きを実体験した
奇しくも、落合博士と清水亮くんのYouTubeが放映された2025年2月13日のちょうど1か月後の3月13日に、堀江貴文(ホリエモン)がAIエージェントを使い、成田空港から東京ディズニーシーまでの交通機関の手配と、ディズニーシーのチケットの予約ができることに感動し、『すげぇ。AIエージェントは1人ユニコーンを作れるツールだ!』と解説していた。要するに、『AIが旅行計画を立てられる』という以前から言われていた話を、あたかも新発見のようにドヤ顔で解説しているホリエモンという人物が実在していたのだ!

俺の予測では、AIエージェントの登場によって『消える仕事』の筆頭は、ホリエモンという職業のはずだ。
武智倫太郎
