英単語帳を1冊終えたら、次に何をしたら良いですか?
こんにちは。エバンス愛です。アメリカ人の夫と社会人向けの英語コミュニティ運営、通訳翻訳、英語コンサルティングなどをしています。
先日、現在開催中のボキャブラリー講座Vocab Rebootの質疑応答セミナーを開催しました。そこで出た質問から、「確かに、こういう誤解、多いよな〜」と思うことがあったので、こちらでもご紹介させていただきます。
そのご質問とは、
単語帳を1冊終えたら、次に何をしたら良いですか?
次のレベルの単語帳に行くべきですか?
というものです。
たとえば、英検準1級対策用の単語本をとりあえず全部覚えたとしましょう。その後、すぐに英検1級の単語本に移るべきですか?ということですね。
単語には、熟成期間が必要
で、私の答えですが、1冊の単語帳が終わったらすぐに次のレベルの単語帳に移るというのは、お勧めしないです。
「英語で何ができるようになりたいか」という、あなたの目的次第ですが、1冊をやり終えて、さらに単語をやるよりも、おそらく他に優先すべきことがあるはずです。
それは、リーディングかもしれないし、スピーキングやリスニングかもしれません。お仕事に直結する単語を覚えることかもしれないし、瞬間英作文をやることかもしれません。
その勉強をしつつ、準1級レベルの単語が自分の中で熟成し、なじむ時間を作る必要があります。
そう、単語には「熟成させる」時間が必要なのです。
覚えたての単語は、すぐに忘れる
あなたがまだ覚えたての英検準1級の単語は、今はまだ、脆く危うい知識です。そんなの、時間がちょっと経つとすぐに忘れてしまいます。
となると、英検準1級の単語を復習する期間が必要になりますよね。そこに1級の単語まで重なると、2冊を同時にやることになります。
そんなに単語本ばかりやるのは、キツいと思いませんか?それに、ほとんどの人はそんな単語ばかりやるより、他にやることがあるはずなのです。
単語本が終わったら後、リーディングをやるなら
これをお読みの方で、多くの方から「日本では報道されない情報を、英語でキャッチできるようになりたい」という思いをお聞きしています。なので、仮に単語本を1冊終えたら、次はリーディングに重点を置くとしましょう。
だったら、英雑誌でも英字新聞でもいいので、何か読み始めないといけないんです。「単語がもっとわかるようになってから」って先延ばしするのではなく。
参考記事↓
あるいは、英字新聞を読む英語力にはまだなので簡単な英語を読んでいきたい、あるいは、新聞は苦手なので楽しく小説が読めるようになりたいという人は、それに適した多読教材があります。
覚えたばかりの単語に出会って、使い方やニュアンスを浸透させていく
こういう媒体で英語を読んでいると、そこに準1級の単語本で覚えた単語がきっと出てきます。「あの本で勉強した単語だ!本当に出てきた!」と嬉しく感じるでしょうし、印象にも強く残ります。そしてその単語の使われ方や持つイメージ、意味がより深く自分に浸透していきます。
そうやって、リーディングをメインに取り組みつつ、すでに学習済みの英検準1級の単語本を、週1回など定期的に見返して、復習してください。
こういう過程を経てこそ、単語はしっかりと身についていき、忘れない知識として定着していきます。
なので、1冊の単語本が終わったらすぐ次へ、と焦らないでください。単語以外の勉強をしながら、学んだ知識を熟成させていきましょう。
Netflixドラマのセリフに英検準一級の単語が出てきます
質疑応答セミナーに参加してくださった方から、以下のようなご感想をいただきました。
覚えた単語帳を熟成させる期間が必要だなんて、思いもよりませんでした。
覚えたら次に進むものとばかり思い込んでいたので・・・。
この二ヶ月くらい、英検対策をそっちのけで毎日ネトフリでドラマを見ています。職場で色んな出来事があって、なかなか以前のように対策をしようという気になれず、かなりペースが落ちています。
でも、ドラマに出てくるセリフに、英検準一級の単語が使われているので、それを発見するのが面白くて見ています。
また、それと並行して、キクタンの例文が流れてきたら、例文の情景をイメージする訓練も始めました。この二つのおかげかも?と私は思っていますが、外国人同僚の英語が最近、また聞き取りやすくなってきていますし、仕事で読む英語の資料も読みやすくなってきました。
Vocab Rebootのおかげで単語帳に集中して取り組むようになり、ようやく光が見えてきたような気がします!
そうそう、Netflixも「英単語の熟成」にめちゃくちゃお勧めです。覚えた単語が絶対にたくさん出てくるはずなので、「こういう場面で使うんだ〜!」「こういう気持ちを表すんだ〜!」というのがリアルにわかってものすごくいい勉強になります。
英語学習って、結局教科書だけをやってても、ダメなんですよ。単語帳でいくら単語をたくさん覚えても、それが使われている場面に出会ってその文脈ごと理解するということを繰り返さない限り、ほとんど役に立つ知識になりません。
なので、ぜひ英検準1級の単語の「暗記」が済んだら「熟成」の段階を作ってくださいね。
別に、その熟成期間はサボっている期間ということではなく、
・Netflixでリスニングを強化する期間
・英字新聞でリーディングを強化する期間
というだけです。(※これはただの例で、必ずやりましょうということじゃないです)
その期間のなかで英検準1級の単語も定期的に復習しつつ、Netflixや英字新聞で、覚えたばかりの単語に出会いつつ、ただ「意味を知ってる」という単語から「使い方がわかる」という段階にシフトしていきましょう。
というわけで、「今、単語帳を頑張ってやってるけどこれが終わったら何の勉強をしたらいいんだろう」という方のお役に立てば幸いです。
語源講座Vocab Reboot
ところで、「日本では報道されない情報を英語でキャッチできるようになりたい」という方たちのご要望にお応えするため、Vocab Rebootでは、オンラインで無料で読める世界のメディアリストをお配りしています。
英字新聞ってアメリカやイギリスだけじゃないんですよ。ドイツも、フランスも、ロシアも、中国も、中東やアフリカ諸国も、英語メディアを持っています。
「ロシアや中国のメディアなんて、信用できないわ〜」って思うかもしれませんが、そういうことじゃないんですよね。メディアって、「自国の都合に悪いことは報道しない」ものなんです。なので、たとえばアメリカが都合が悪くて隠していることを、ロシアの新聞が書いていたりします。
だから、どれかのメディアを鵜呑みにするのではなく、いろんな視点、立場を理解した上でニュースに触れることが大事です。
世界を知り、日本で報道されないニュースを知りながら、すでに覚えた単語を「熟成させる」期間にできたら、こんなにいいことはないと思いませんか?
Vocab Rebootはただ「単語を覚える講座」で終わるのではなく、「単語を覚えた先の未来」につながるセミナーにしたいと思って、日々考え、準備しています。
もちろん、単語そのものも、めちゃくちゃ覚えやすくなる画期的な講座です。よろしければ、ぜひ参加をご検討ください。
→https://dokugakuenglish.net/vr/

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