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10年前に退職した職場からの突然の電話で気づいた、私の使命【自己紹介】

こんにちは。エバンス愛です。私は、英語圏での長期滞在や留学経験はありません。社会人になってイチから独学で英語をやり直しました。

英語講師、外資系企業秘書、通訳翻訳者を経て2013年に会社を設立し、2015年に通訳翻訳者として勤めていた会社を退職し、独立起業しました。現在は、大阪にてアメリカ人の夫と一緒に社会人に英語を指導しています。これまで、延べ1万人以上の方に英語学習法をお伝えしてきました。


独立起業の理由ですが、最初は通訳翻訳者としてフルタイムで働くかたわら、2008年頃から英語学習者向けにブログを書きはじめました。ブログやメルマガを通じて英語指導や教材紹介をすることで、副業として収入を得ていました。

でも、出社前の早朝と帰宅後の夜、そして土日を使っての副業は、どうしても時間の制約がありました。ブログに書きたいことがたくさんあるのに、その時間がない・・・英語イベントを開催したいのに、移動が難しい・・・というジレンマを抱えていました。


日々、たくさんの英語学習者さんの悩みをお聞きして、

「私もこういう間違いをしたけど、本当はこうすると効果が出ると伝えたい」
「こういうイベントをやれば、きっと皆さんに喜んでいただけるはず」

と、毎日あふれる思いがありました。でも、それを行動に移す時間とエネルギーが、圧倒的に足りないのです。

かと言って、高校生の時から憧れだった念願の「通訳」の仕事、せっかくの安定した正社員の立場、それを手放してフリーランスになる勇気もありません。

いつかは、辞めて独立しよう。
でも、今はまだ・・・

と、何年間も、ずっと悶々としてきました。


でも、なにかの自己啓発書で目にした言葉が、私の目を覚まさせてくれました。それは、

「もしも、あなたが余命半年を宣告され、
 でもお金の心配がなく、体の自由もきく状態なら、
 それでも今の仕事を続けるか?

 Yesと答えられないなら、今の仕事は間違っている」

という一節です。

通訳の仕事は、好きでした。大変なことも多かったし、悔し涙を流したこともありましたが、やりがいのある楽しい仕事でした。ですが、「通訳は、残り少ない命を削ってまでやりたい仕事ではない」と気づいたんです。

きっと、余命宣告を受けたら、今の仕事は辞めるだろう。でも、残りの命が半年だったとしても、私は英語学習で困っている人に寄り添い続け、彼らを励まし続けたい。そう思ったんです。それで独立起業する決心がつき、2015年に会社を辞めました。


昔は、「余命宣告されたら、世界一周旅行をしたい」とずっと思っていました。死ぬまでに、いろんな国をできるだけたくさん家族と訪れて、楽しい思い出を作りたいと思っていました。

でも今は、考えが変わりました。きっと人間って、最後の最後は「自分の生きた証を残したい」って思うものなのではないかなと、今は思っています。

なにか、人のお役に立ちたい。
少しでも、周囲の人に貢献したい。
そして、私はここに生きたんだという爪痕を残したい。

と。

もちろん、どんな仕事でも人のお役に立てるし、貢献できます。私の以前の職場だって、世界に貢献をしています。死ぬ前に世界一周をして、それをYoutubeやブログ、書籍に残すのも大いにアリだと思います。仕事の優劣の話ではありません。

「死ぬ前に一番やりたいこと」が、私にとっては通訳でも世界一周でもなく、「英語指導」だったんです。なので、退職したことは全く後悔していません。


ですが先日、広島の市外局番「082」で始まる、見覚えある番号から電話がかかってきました。誰だろうと思って出てみると、10年前に退職した昔の職場の人事課からでした。

それは、「また戻ってきて働くつもりはないか」というお誘いでした。当時の上司や同僚とは特に連絡は取っておらず、突然の連絡だったのでびっくりしました。

10年も経ったのにまだ覚えていてくださって、しかも「戻って来い」と言っていただくなんて、なんと光栄なことかと思いましたが、そのお誘いは、「残念ながら、今は大阪に住んでいるので」とお断りしました。


でも、電話を切った後、揺れている自分がいました。「また、安定した環境に戻りたい」と。

「もし、今広島に住んでいて、戻ろうと思えば戻れる状況だったら、私はそれでもすぐに断っただろうか?」そう、私は考えてしまいました。

未練なんて、ないと思っていたのに。「余命を削ってまで働きたくない」なんて、偉そうに思ってたのに。


独立起業は、すべて自己責任です。もちろん、うまくいく保証なんてありません。自分で仕事を得て、自分で収益を上げ続けていかないといけない、本当に厳しい世界です。

コロナ禍の時は、それまでやっていたセミナーやイベントが全く開催できなくなり、本当に大変でした。これからも、いろいろあるでしょう。ビジネスをたたんで、職探しをしなければならない未来もやって来るかもしれません。

だったら、今回のオファーに乗ったほうが良かったんではないか。今の仕事を続けた未来、前の会社に復職した未来、両方を考えてシミュレーションをしてみました。その結果、今はやっぱり日本人英語学習者のレベルアップに私は専念したい、という考えに至りました。


独立した当時は、ただ関わる方たちに「英語で世界を広げて欲しい」「英語を仕事に活かしてほしい」としか考えていなかったと思います。でも、今はそこから一歩進んで、「日本を守れる国際人を育てたい」という思いがあります。

世界の多様な価値観を知り、彼らを理解し尊重しつつも、日本人として譲れないことははっきり主張でき「和」を作れる、優れた国際感覚と英語力を持った人を増やしたい。そうしないと日本は危ない、と思っているからです。

仕事で英語が必要だとか、転職活動を有利にしたいとか、海外旅行に行く予定があるとか、そういった目的もあって当然です。もちろん、別に英語が必要なわけじゃないけど、ただ単に英語が好きだから趣味で勉強する人がいても構いません。

でも、最終的には、英語を通じて教養を深め、世界を知り、日本を知り、より良い世の中作りに貢献していくことをみんなで目指したいなと思うのです。


私がこの仕事を始めて10年以上経ちますが、ほんの数年前までは、英語を学ぶ目的として

「英語が話せたらかっこいい」
「映画が字幕なしで見られるようになりたい」

という英語学習者が最も多数派でした。

でも、今は、

「海外の情報が英語で理解できるようになりたい」
「日本では報道されないことを知りたい」

という思いで英語を学ぶ人が非常に増えています。それだけ、世の中が変わっているということ、危機感を持つ日本人が増えているということだと思います。


英語学習者のそういった思いに応えられるよう、私は英語学習者の背中を押し、日本の未来を支える国際人を育てたいと思っています。

英語は単なるスキルではなく、世界を理解し、日本を守る力になる。その信念を持って、これからも英語学習者の方々といっしょに前進しつづけます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。また、これからもどうぞよろしくお願いします。


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