号哭
“普通”は、私にとって異形だ
嫌なことがあった時に
心は痛みを感じるという
痛みが消えたとき──
私の心は、もう壊れていた
ならば私は異常者とでも言うのだろうか
この痛みとの向き合い方を私は知らない
この苦しみとの向き合い方を私は知らない
苦痛に溺れ感覚を鈍らせることでしか
生きることを知らなかった私には
“普通”はいつも遠すぎた
1人で立ち上がる方法なんて知らないし
誰かに縋る方法すらも忘れてしまったのだ
私は普通というものが恐ろしい
非日常を日常として生きる私には
他人から見た普通こそが非日常なのだ
ただ穏やかに時を過ごすのが
こんなにも難しい事だなんて
誰も教えてくれなかったから
ひとりで泣くのが
こんなにも辛いなんて
誰も教えてくれなかったから
こうして
誰かのせいにして逃げるだけ
いつまで経っても変わらない
出来損ないの名もなき声
#詩 #ポエム
