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Substackがおすすめできない理由。オワコン化のリスクも?【プロブロガー・イケナイヤバトの無料ブログ】





こんにちは。

プロブロガーのイケナイヤバトです。


イケナイヤバト



みなさん、最近やたらと「これからはSubstackだ!」みたいな話、見ませんか?

  • 海外のクリエイターが使っている。

  • ニュースレターで稼げる。

  • プラットフォームに依存しない。

  • 読者のメールアドレスを持てる。

  • 自分のメディアを育てられる。

まぁ、言っていることはわかります。

わかりますよ。

ぼくも一瞬、「あ、Substackいいかも」と思いました。
メールリストを持てるというのは、マーケティング的にはかなり強いです。

SNSのフォロワーはプラットフォームのもの。でもメールリストは自分の資産。これは昔から言われている王道の話です。


ただ、ぶっちゃけます。

日本人が日本人向けに有料発信するなら、Substackを積極的に選ぶ理由はかなり薄いです。


というより、かなり辛口に言うと、

noteを捨ててSubstackに行くのは、情弱ムーブになりかねない

とすら思っています。

言葉は悪いですが、今回はあえて煽ります。
Substack、そんなに甘くないです。






Substackの最大の売りは「メールリスト」。でも、それって本当にメリットですか?



Substackのよくある売り文句は、「読者のメールアドレスを持てる」という点です。

これはたしかに強いです。
Substackでは購読者リストをCSVでエクスポートできます。

つまり、読者との接点をプラットフォームの中だけに閉じ込められず、自分の資産として持てるわけです。マーケティング的には、これは正しい。めちゃくちゃ正しい。

でも、ここで一回立ち止まってください。

読者のメールアドレスを持てるということは、読者の個人情報を自分で抱えるということです。

わかってきましたか?

これは「資産」でもありますが、同時に「責任」なんですよね。

読者メールをCSVで落とす。
ローカルに保存する。
別のメール配信ツールに入れる。
退会した人を消し忘れる。
目的外利用っぽいことをしてしまう。
データが漏れる。

はい。もう普通に面倒です。

「メールリストを持てる!」と聞くと、なんとなく自由でかっこいいじゃないですか。でも実態は、個人情報管理者っぽい責任を背負うということです。

ここを理解せずに「Substack最高!」と言っている人は、枝葉しか見ていません。根っこを見ていないんです。




有料化した瞬間、Stripeと特商法の世界に入る


さて、問題はここからです。

無料で書くだけなら、まだいいです。
趣味のニュースレター。海外っぽい雰囲気。メールで届く読み物。まぁ、それはそれでありです。

でも、有料化した瞬間に話が変わります。

Substackで有料購読を受けるには、基本的にStripeを接続します。

そしてSubstack公式によると、有料購読ではSubstackが各取引から10%を取り、さらにStripeのカード手数料や定期課金の手数料もかかります。

ここで考えてください。

自分でStripeを使って自サイトで売るのと、リスクはどれくらい違うのか?

決済はStripe。
販売者情報は必要。
読者対応も必要。
返金やチャージバックも起きる。
個人情報も扱う。
特商法も気にしないといけない。

それでいて、Substackには10%払う。

え、何を買っているんですか?という話なんですよね。

もちろん、SubstackのUI、メール配信機能、購読管理、海外読者への導線、推薦ネットワーク。そういうものを買っている、という説明はできます。

でも日本語圏で、すでにnoteがあり、読者もnoteに慣れていて、日本円決済の導線もある中で、わざわざSubstackに10%払う意味は何か?

さぁ、考えてみてください!




Substackの使い方を間違えると…
住所・電話番号・メールが晒されるリスク


さらに怖いのが、Stripeまわりです。

Substack公式は、Stripeに登録するサポート用のメールアドレス、電話番号、住所などが、領収書・請求書・カード明細などに表示される可能性があると案内しています。

電話番号は領収書や請求書で非表示にできる場合がある一方、カード明細に出る可能性があるため、個人番号は避けるような説明もあります。

これ、匿名や副業で発信したい人にとっては、かなり重いです。

  • 自宅住所を入れる。

  • 個人の電話番号を入れる。

  • 普段使いのGmailを入れる。

  • そのまま有料購読を始める。

これ、無理ゲーです。

「海外のかっこいいニュースレターサービスで稼ぐぞ!」と思って始めたら、実は自分の個人情報を読者に出すリスクがあった。
笑えないですよね。

もちろん、対策はあります。

事業用メールを作る。
事業用電話を用意する。
バーチャルオフィスを使う。
法人を作る。
プライバシーポリシーを整える。

でも、そこまでやるなら、もう自サイトでよくないですか?

というわけです。




noteは日本人向けには強い


ここでnoteの話をします。

正直、Substackのほうが雰囲気はいいです。
海外っぽい。ミニマル。知的。ニュースレター文化っぽい。

一方でnoteは、良くも悪くも日本のプラットフォームです。
少し内輪っぽい。情報商材っぽい空気もある。わかります。

でも、プロダクトとして日本人向けに売るなら、noteは強いんです。

読者がすでにいる。
日本語UIに慣れている。
単発課金しやすい。
有料記事の文化がある。
日本の特商法まわりの案内もある。

noteヘルプでも、販売業者に該当する場合の特商法表示について、住所・氏名・電話番号が原則必要であること、ただし開示請求時に遅滞なく開示できる場合は省略できる場合があることを案内しています。

つまりnoteは、少なくとも日本人向けの現実に合わせた導線を持っているんです。

これは地味ですが、めちゃくちゃ大きい。

ビジネスは「かっこよさ」ではなく「摩擦の少なさ」で決まります。
マーケティングは枝葉ではなく根っこです。

読者が買いやすいか。
発信者が運用しやすいか。
トラブル時に対応しやすいか。
法務・決済・個人情報の地雷を踏みにくいか。

ここを見るべきなんです。




Substackのオワコン化リスク



さて、ここから少し未来の話をします。

Substackがすぐ終わる、という話ではありません。
むしろ海外ではまだ強い領域があります。英語圏のジャーナリスト、専門家、独立メディア、ポッドキャスターにとっては、今でも選択肢です。

でも、日本語圏に限ると、オワコン化リスクは普通にあります。

なぜか?

日本人読者がSubstackで有料購読する習慣が薄いからです。

noteほどの回遊もない。
日本語圏の検索・SNS導線も強くない。
決済体験もnoteほどローカライズされていない。
そして発信者側には、Stripe、特商法、個人情報管理の負担が乗る。

これ、かなり厳しいです。

プラットフォームの価値は、発信者だけでは決まりません。
読者がいるか。
買う文化があるか。
紹介が回るか。
決済の心理的ハードルが低いか。

ここが根っこです。

Substackは「書く場所」としては美しい。
でも「日本人に売る場所」としては、まだ弱い。

そして、プラットフォームは人がいないと一気に寂れます。

昔はみんなが「次はこれだ!」と言っていたサービスが、数年後には誰も話題にしなくなる。ネットでは定番ですよね。

Substackも、日本語圏ではそのルートに入る可能性があります。




一旦まとめましょう



Substackがおすすめできない理由は、要するにこれです。

・日本人読者にとってnoteほど買いやすくない
・有料化するとSubstack 10%+Stripe手数料がかかる
・自サイトでStripe決済するのとリスクがあまり変わらない
・読者メールを持てる反面、個人情報管理の責任を負う
・Stripe経由で住所、電話番号、メールが見えるリスクがある
・特商法から逃げられるわけではない
・日本語圏では読者文化が弱く、オワコン化リスクがある


もちろん、Substackが完全にダメとは言いません。

英語圏に出たい人。
海外読者を持ちたい人。
ニュースレター文化と相性がいい人。
自分でメールリストを管理する覚悟がある人。
法人や事業用住所、事業用メールを用意できる人。

こういう人には、Substackは選択肢になります。

ただまぁ、普通の日本人クリエイターが、匿名や副業で、日本人向けに有料コンテンツを売るなら、ぼくはおすすめしません。

ぶっちゃけ、noteでいいです。

「海外で流行っているから」
「なんか知的に見えるから」
「noteよりかっこいいから」

その理由だけでSubstackに行くのは危ないです。

マーケティングは雰囲気ではありません。
根っこを見るゲームです。

そして根っこを見ると、Substackは日本人向け有料発信の本命ではない。

あえて煽って言います。

日本語圏のSubstackブームは、来る前に終わる可能性があります。

あなたはそれでも、10%払ってSubstackに乗りますか?

ぼくは、やりません。





執筆者について

イケナイヤバトです。AI、労働、市場構造について、感情論をできるだけ排して書いています。速さや便利さに酔う議論より、その裏で誰の価値が削られ、誰が得をするのかを見るのが好きです。黒Tと無地の机、低彩度の部屋で、世の中の“なんとなく正しい空気”を疑い続けています。仕事術ではなく、仕事が消える仕組みを言語化するのが持ち味です。

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