📈CAR-T細胞療法とは|仕組み・FDA承認薬・特許まで徹底解説
概要版(動画)はこちらから↓
https://youtu.be/qqg4X0p-Eb0?si=j4VAivjA0Nzq67kP
1. CAR-T細胞療法とは何か
CAR-T細胞療法(Chimeric Antigen Receptor T-cell therapy)は、患者自身のT細胞に人工的なキメラ抗原受容体(CAR)を遺伝子導入し、MHC(主要組織適合複合体)非依存的にがん細胞を認識・破壊させる「生きた薬剤(Living Drug)」です。
1.1 定義
「患者または同種ドナー由来のT細胞に、腫瘍関連抗原に対する抗体由来結合ドメインとT細胞活性化ドメインを単一分子で連結したキメラ抗原受容体(CAR)を遺伝子工学的に発現させ、HLA非依存的に腫瘍細胞を認識・殺傷させる合成生物学的に設計された養子T細胞療法」
(Larson & Maus, Nat Rev Cancer 2021;21:145; June & Sadelain, NEJM 2018;379:64)
1.2 治療プロセス
CAR-T細胞を使用した治療プロセスは、簡単に言うと、「採血→遺伝子改変→増殖→投与」になります。

より詳しく言えば、
治療は以下の4ステップで行われます:
採血:患者のT細胞をアフェレーシスで採取
遺伝子工学:ウイルスベクター(レンチウイルスまたはレトロウイルス)を用いてCARをコードするDNAをT細胞に導入
⇒このベクターが高額なんだよな・・・・
体外増殖:CAR-T細胞を数億個規模に培養(通常2〜4週間)
患者に投与:リンパ球減少化学療法後にCAR-T細胞を点滴静注。以後in vivoで増殖・腫瘍を攻撃

2. CAR-T細胞の基本構造
2.1 CAR分子の5ドメイン構造

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