第40話 【笑える話】Zoomの名前をふざけたまま会議に入った件
【もとしの爆笑日記 第40話】
◆導入(つかみ)
——「あれ? なんで今日に限って“あの名前”のままなんだ…?」
昼下がりのリビングで、僕・もとし(27)はノートPCを開いた瞬間、
心臓をギュッと掴まれたような感覚に陥った。
リモート会議——それは社会人にとって避けられない戦場だ。
だが人知れず、僕には今日ひとつの“地雷”が仕込まれていた。
しかも、それは 前日の深夜テンションで設定した「ふざけたZoom名」。
よりによって、今日だけは“絶対に外せない会議”。
上司の部長、取引先、そして入社したばかりの後輩まで参加する。
画面の右下には、僕のZoom名が薄く光っている。
——その名前を、僕は…覚えていなかった。
だが、覚えていないということは 絶対にロクな名前じゃない。
深夜テンションとは、常に未来の自分へ地獄を届ける存在だ。
心臓がバクバクした瞬間、画面がピコンと光り、通知が出た。
「まもなく会議が開始されます」
やばい。
今日に限って“ふざけた名前”のまま会議に入りたくない。
でも、気づいた時には—— もう遅かった。
◆本文(前半〜中盤前半)
【第1章】なぜ僕はZoomに変な名前を付けたのか
(期待 → 不安)
そもそも、なんで僕はZoom名をふざけたのか。
それは前日の夜、弟とやった「深夜テンション選手権」が原因だった。
●弟の一言が引き金だった
「兄貴、Zoomの名前って変えられるの知ってる?
なんか“王”って付けたらカッコよく見えね?笑」
「いやいや、Zoomで王って…誰に向けて君臨するのよ」
「じゃあ逆に、めちゃくちゃダサい名前とかどう?」
そこから始まった“バカな遊び”が、僕の人生を狂わせた——。
深夜1:23
僕の手元のメモには、なぜか候補名がびっしり書かれていた。
もとし☆彡(キラキラ系)
営業の申し子
もとし大明神
人生逆転のプロ
3秒で結果出す男
伝説の27歳
さすらいのプラモ職人
朝散歩マスター
既読スルー王
弟:「兄貴、これにしようよ。“既読スルー王”!」
僕:「いや絶対ダメだろ!」
でもその時僕らは、完全にハイになっていた。
「じゃあ…これでよくね? 一回だけだし笑」
——そう。僕は押してしまったのだ。
名前変更ボタンを。
その後、僕は寝落ちした。
未来の自分に地獄を残して。
【第2章】会議10分前に気づいた「恐怖の事実」
(不安 → 安心 → 怪しい予兆)
翌日。
朝散歩を終え、コーヒーを飲みながらPCを開いた僕。
そこには、昨日のテンションとは真逆の冷静な自分がいた。
だが、PCが立ち上がると同時に気づいてしまった。
Zoom名が、思い出せない。
僕:「え…昨日どれにしたっけ…?」
“もとし大明神”?
“人生逆転のプロ”?
“既読スルー王”…じゃないよな?
昨日のメモをめくる手が震える。
弟は横でパンを食べながら、のんきに言った。
弟:「兄貴、昨日さ…けっこうやばい名前つけてたよね」
僕:「頼む、その“やばい”の詳細を教えてくれ…!」
弟:「忘れた!パンうま!!!」
——この瞬間の絶望、伝わるだろうか。
会議はあと 8 分後。
とりあえずZoomを開くが、画面にはまだ自分の名前が表示されていない。
“会議に入るまで名前が確定表示されない”タイプの設定だった。
安心した…と思ったのも束の間。
通知がピコン。
「部長があなたを待機室に入れました」
僕:「嘘だろ!!?早すぎる!!」
ズーム名を確認する間もなく、
僕は“待機室”という名の無慈悲な空間に吸い込まれた。
画面には無情にもこう表示されていた。
『ホストがあなたを入室させるまでお待ちください』
つまり——
もう名前は変えられない。
終わった。
僕のキャリアと人生が、終わりを告げようとしている。
【第3章】ついに入室の瞬間が訪れる
(安心 → 混乱 → 絶望)
緊張のあまり手が震える。
リビングの空気は張りつめ、
母は遠くで洗濯物をたたんでおり、
父はテレビを見ながら「今日は冷えるな…」とか言っている。
僕はそれどころじゃない。
画面に新たな通知が表示された。
「ホストがあなたを入室させようとしています」
僕は思わず叫んだ。
「まっ…待って!! せめて名前を確認させて!!!」
だがZoomは僕の叫びを無視し、
無慈悲にも“入室”の光に包まれる。
光の向こうで、部長、同僚、後輩が待っている。
僕のZoom名は…
——何なんだよ!?!?
画面がパッと切り替わり、
一瞬だけ黒背景に白文字で名前が浮かんだ。
僕:「うそっ……」
その瞬間、心臓の音が止まった。
ただ、その名前が何だったのか——
ここではまだ言えない。
なぜなら、
ここで明かしたら読者は有料部分を買わなくなる。
だが一つだけ言える。
過去最高にヤバい名前だった。
僕は入室した瞬間、
部長の眉がピクリと動くのを見た。
後輩は目を見開き、
取引先の担当者は明らかに固まっている。
会議は静かに始まった。
——僕のZoom名だけが、地獄のように浮き続けながら。
◆第4章:入室0.1秒前の絶望
待機室に入ったまま、僕は画面を睨みつけていた。
右下の小さな丸いアイコン。
そこに本来なら「Motshi」や「小宮」など
“普通の名前”が入っているはずだった。
しかし、今日は違う。
どんな名前が表示されているのか——
僕自身が分からない。
弟が覗き込んでくる。
弟「兄貴、どんな名前にしたっけ?」
僕「知らねぇよ!!思い出せないんだよ!!」
弟「昨日めっちゃ笑ったんだけどな〜。
なんだっけ……なんか“王”とか“神”とかついてた気が……」
僕「やめろ!!!“王”と“神”はダメだ!!!」
母「静かにしなさい!!会議前でしょ!!」
父「今日は冷えるなぁ」
(父は今日も安定して関係ない)
その時、画面にピコンと表示が出た。
【ホストがあなたを入室させようとしています】
僕「うわああああああッッ!!!」
タイムリミットは…ゼロ。
◆第5章:カメラがついた瞬間、空気が凍る
光が切り替わった。
画面にズラリと並ぶ顔、顔、顔。
部長のキリッとした顔。
取引先の担当者の真剣な顔。
後輩の緊張した顔。
そして、彼らの視線が…
一斉に僕へ向いた。
いや、正確に言えば、
僕の画面下部の“Zoom名”へ向いた。
僕は固まった。
みんなも固まった。
部長の眉が一瞬、ピクリと動いた。
取引先の人が「あっ…」と何か気づいた表情をした。
後輩は口を手で押さえ、明らかに笑いを堪えている。
僕(やばいやばいやばいやばい!!!!)
誰か…誰か気づかないでいてくれ。
でも、Zoomは残酷なくらい親切に
画面下の名前をくっきり表示し続ける。
しかも僕が話すと
名前の横に青い枠がつく。
つまり
喋るほど、その名前が強調される。
地獄のUI。
◆第6章:部長の一言で、戦いが始まった
部長「……では、皆さんそろっていますね。
まずは本日の進行を——」
そこで一瞬、部長の視線が僕の名前に落ちた。
空気が2度下がった気がした。
部長「……小宮くん、今日は何か…あったのかな?」
僕(やめてええええええええ!!!!!)
後輩は完全に俯いて肩を震わせている。
たぶん笑ってる。絶対笑ってる。
取引先の担当者も視線を逸らした。
たぶん気まずすぎて“どこを見ればいいか分からない”状態。
僕「え、えっと……特にその……」
言葉を発するたびに
Zoom名の横の青枠がピカッと光る。
僕の恥が、光る。
部長は一度深呼吸し、優しく言った。
部長「……まあ、後で説明してもらおうか」
——後で説明。
それはつまり、
逃げ場がない宣告 だった。
僕の胃はキリキリと悲鳴を上げた。
◆第7章:取引先との議題が全く頭に入らない
会議が始まった。
だが僕の脳は議題を1mmも理解していなかった。
画面を見れば見るほど
名前が視界に入ってくる。
弟が横から小声で囁く。
弟「兄貴のその名前……
会議の人たち、絶対見てるよね……」
僕「黙れ!!!!」
母「静かにしなさーい!」
取引先「……では次に、御社の進行状況についてですが……」
僕(全然頭に入らん!!)
会議は進む。
みんな真面目に話している。
だがその中で、僕の画面だけ
ありえない名前が光り続けている。
それがどんな名前なのか——
ここではまだ言えない。
(※オチは後半クライマックスで明かすため)
しかし読者の皆さんは
“深夜テンションでつけた名前”が
どれほど危険か想像できるだろう。
◆第8章:ついに“地獄の順番”が回ってくる
取引先「では次、小宮さんの方から資料の説明をお願いします」
僕「…………」
部長「……小宮くん?」
僕「…………」
画面下では
“その名前” の横で
青枠が光っている。
全員の視線が僕へ集まる。
僕(無理。喋れない。名前が恥ずぎる。)
取引先「小宮さん、大丈夫ですか?」
弟(小声)「兄貴、これは伝説になるぞ……」
僕「黙れェェェェ!!」
父「今日は本当に冷えるなぁ」
(だから関係ないんだよ父さん!!)
そして——
部長「……小宮くん。やろうか」
静かな、でも逃げられない声。
僕は決意した。
“この名前のまま”説明するしかない。
しかし、その瞬間——
Zoomの画面に
“想定外すぎる出来事”が起こる。
ここから先が後半のクライマックス。
まだ書けない。
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