第10話 【爆笑】観光地で「地元民です」と言ったら観光客に質問された話
【もとしの爆笑日記 第10話】
◆1. 導入(つかみ)
「今日こそ、“地元民っぽい雰囲気”を出す。」
そんな意味不明な決意から、僕・**もとし(27歳)**の観光地での“地獄の一日”は始まった。
そもそもの話だが、僕は普通のサラリーマン。
趣味は読書と朝散歩、プラモデル作りという、限りなく平和な男である。
それなのに——。
なぜか人混みや観光地に行くと、“地元民っぽく振る舞いたい”という、奇妙な虚勢を張りたくなるクセがある。
この日もそうだった。
大学時代から何度も来ているお気に入りの観光地。
駅に降り立った瞬間、僕は全身に謎のスイッチが入った。
「あ〜今日は観光客多いな。……よし、地元民でいこう」
ただそれだけ。
ただ、それだけだったのに。
このあと起きる“地獄の展開”なんて、僕は1ミリも想像していなかった。
だって、まさか——
「地元民です」と言った瞬間に、完全な観光客から“めちゃくちゃ質問攻め”されるなんて思わないじゃん?
しかも、その質問の内容が後で大問題になっていく。
この時の僕は、未来の自分に土下座したくなるほど無邪気だった。
【第1章】なぜ“地元民”に憧れたのか
朝9時。
まだ観光地に人が増え始める前の時間帯。
僕は駅前のベンチでホットコーヒーを飲みながら、静かな空気を楽しんでいた。
ふと横を見ると、旅行ガイドブックを開いた夫婦。
その横には、スマホ片手に写真を撮りまくる大学生グループ。
その向こうには、地図を逆さに持って「あれ?こっち?」と迷子の外国人のカップル。
観光客だらけだ。
その瞬間、僕の心の奥に潜んだ謎の“自尊心スイッチ”が入った。
「ここ、俺の庭だから」
いや違う。僕はここに住んでいない。
むしろ電車で1時間以上かけて来ている。
なのに、なぜか“観光客扱いされるのが恥ずかしい”という謎のプライドだけ育ってしまった。
(今思えば、このプライドが後の悲劇を生む。)
伏線①:「観光客扱いされるのが恥ずかしい」という謎プライド
この伏線は後半でとんでもない形で回収される。
【第2章】地元民を演じ始めたもとしの暴走
僕はコンビニで買ったミネラルウォーターを片手に、
「この時間帯の観光地を歩くなら、こうだろ」と根拠ゼロの“地元民スタイル”で歩き出した。
・スマホを見ない
・キョロキョロしない
・ゆっくり歩く
・無駄に「あー、今日暑いな」と独り言(地元感演出)
さらに僕は、
「あえて細い路地に入り、地元民しか知らない風を出す」
という謎ムーブまで始めた。
ちなみにその路地はただの裏道で、地元民どころか誰も歩いていなかった。
「完璧だ、これは地元民だ…!」
なぜここまで地元民に憧れたのか。
理由は自分でも分からない。
ただ、気づけば“地元民ロールプレイ”のテンションはMAXになっていた。
そしてこのテンションが“最悪の悲劇”を呼ぶ。
【第3章】観光客との接触 ――不安の始まり
その瞬間だった。
「すみませーん!ちょっといいですか!」
僕の背後から聞こえた明るい声。
振り向くと、そこには観光客っぽい大学生3人。
ガイドブックを手に、完全に道に迷っている雰囲気をしている。
(やばい…!地元民設定の時に声をかけられた…!)
僕の心臓が一瞬でドクンと跳ねる。
声をかけてきたメガネの男の子が、僕にこう尋ねた。
「この辺のおすすめスポットってありますか?」
……終わった。
僕は完全に詰んだ。
だって“地元民のフリ”をしていたのに、地元のことは何一つ知らない。
知っているのは観光サイトで見た“ざっくりした人気スポット”だけだ。
僕の脳内はパニックに陥った。
(どうしよう!?やばい!地元民キャラが崩れる!!)
だが、見栄と謎のプライドが、僕の口を勝手に動かす。
「えっと…まぁ、だいたい全部いいですよ」
いや雑すぎるだろ。
しかし大学生3人は、なぜかその雑回答に食いついた。
「じゃあ、地元の人が行く“穴場”とかありますか?」
(やばいやばいやばい!!!)
【第4章】地獄の始まり ――混乱と矛盾
僕は完全に追い込まれていた。
・観光客の質問
・地元民設定
・知識ゼロ
・見栄MAX
この4つの矛盾が同時に襲いかかる。
僕は苦し紛れに、謎の言葉を口にしてしまった。
「穴場…ですか?まぁ…あるには…ありますよ?(あるとは言ってない)」
すると大学生のひとりが一歩近づいてきて、
「教えてください!」
逃げ場が完全に消えた。
(どうする!?本当にどうする!?)
僕の頭の中では、地図アプリの“現在地”だけが点滅している。
そのときだった。
伏線②:裏道に入ったこと
この伏線が後半で“最大の爆発”を起こす。
(※まだ何も明かしません)
【第5章】絶望 ――トドメの質問
そして、大学生たちから“トドメの一撃”が飛んでくる。
「地元の人が普段使うバスって、どれに乗ればいいですか?」
僕はこの瞬間、悟った。
──詰んだ。
ここから先は地元の人しか絶対に答えられない質問だ。
・どのバスがどこに行くのか
・どのルートが早いのか
・地元民が実際に使うのはどれなのか
全部知らない。
なぜなら僕は地元民じゃない。
堂々とフリをしていただけだ。
(あぁ……どうしよう……)
この絶望の中、僕は“後で人生最大級の赤っ恥”をかく選択をしてしまう。
このあと、大学生3人と僕の4人で、
**とんでもない大誤解が生まれ、観光地全体が巻き込まれた“地獄の展開”**へと突き進む。
もちろん、ここではまだ書かない。
なぜなら——
【第6章】地元民ロールの限界と、奇妙な自信の芽生え
大学生3人の質問攻め。
僕の脳内CPUはフル回転し、熱暴走寸前。
しかし、そのとき。
「……もしかして俺、いけるんじゃないか?」
という、謎の“自信バグ”が発生した。
なぜかと言うと、大学生たちの顔に
“完全に僕を地元民だと信じ切っている表情” が浮かんでいたからだ。
(あれ…これ…もしかして…俺、バレてない?)
という錯覚。
この瞬間、僕の中で“悪魔のささやき”が始まる。
「ここまで来たら最後まで地元民でいけるんじゃない?」
「どうせ二度と会わない人だし」
「いける。いけるはずだ」
つまり、僕は自分に暗示をかけ始めてしまった。
地元民として必要な知識はゼロなのに。
なのに僕は、なぜか“いける”と思っていた。
ここから、
地元民の知識ゼロ×謎の自信MAX
という最悪の状態が始まる。
そしてこの状態が、後に“取り返しのつかない大混乱”につながる。
【第7章】暴走:もとし、謎の案内を始める
大学生たちは僕の次の言葉を待っていた。
その真剣な表情を見て、僕はつい口走ってしまった。
「じゃあ…あっちのほうが、穴場ですよ」
完全にテキトー。
根拠ゼロ。
地元民の知識、ゼロ。
だが大学生は目を輝かせた。
「え!本当ですか!?行きたいっす!」
(うわーーーー!!言っちゃった!!)
僕は心の底で絶叫した。
しかしもう遅い。地元民ロールは後戻りできない。
しかも大学生の1人がさらに爆速で煽ってきた。
「地元の人って、こういう“ガイドに載ってない情報”知ってるんですよね!」
(やめてくれ!!!!)
僕の胃は一気に締め付けられ、変な汗が噴き出す。
とはいえ、ここで「やっぱり観光客です」なんて言えるはずもない。
こうして僕は——
観光地を全く知らないのに、「地元民ガイド」を始めることにした。
人生で一番無謀な行動である。
【第8章】緊張と違和感 ――観光客の“鋭すぎる質問”
案内を始めた僕の背後から、大学生たちが次々に質問を飛ばしてくる。
「この近くに地元の人が行くカフェってあります?」
「地元民のおすすめランチとかあります?」
「ここらへんって、朝の時間帯は混みます?」
全部知らない。
しかし、謎のプライドが僕を突き動かす。
「いや〜、まぁ、そこそこかな…(知らない)」
「地元の人は、あえてココに行かないですね(知らない)」
「ランチは…まぁ…地元の人は…行ったり行かなかったり…(知らない)」
全回答が“地元民のフリのための抽象的な言葉”。
つまり中身ゼロ。
でも、大学生たちは完全に信じている。
(なんでこんなに信用するんだ!?俺の何に!?)
そのとき——
大学生の女子がふいに言った。
「あの…さっきから思ってたんですけど……」
(やばい!!!バレた!?!?)
僕の心臓は、観光地の太鼓ショーよりも激しく鳴り始めた。
女子は続けた。
「地元の人って…やっぱり“歩き方”違いますね!」
(そこ!?!?)
完全に予想外の角度からの称賛。
僕の歩き方のどこに“地元感”があったのか、本人が一番分かっていない。
しかしその瞬間、僕の謎自信メーターはMAXを突破し、
“地元民ゲームの難易度を勝手に上げていく”結果となる。
【第9章】決定打:地元民ロールの暴発
ここから、もとしの“ロールプレイ癖”が暴発する。
僕は気づけば、自然なふりして、
観光客の前で“地元ならでは風ジェスチャー” を始めていた。
・道を指差すときに雑に「あっち」
・説明するときに「まぁ、普通だよね」と謎の地元民口調
・歩く速度を微妙にゆっくりにする
そして極めつけに、
「地元の人は、あんまり正面から行かないっす」
という謎のセリフ。
大学生3人は、完全に“地元ガイド認定”してしまった。
(やばい…どんどん後に引けなくなる…どうしよう…)
内心は完全にパニックなのに、外側だけ“地元民の余裕”を保ち続けるという地獄の二重構造。
ここでまたひとつ、新たな伏線が生まれる。
伏線③:もとしが裏道を案内し始めたこと
この伏線が後半の大爆笑で“火柱”のように回収される。
(※まだ絶対に明かしません)
【第10章】中盤最大の問題 ――大学生が“予想外の行動”へ
僕が裏道ルートに誘導し、大学生3人は僕の後ろを信じ切った顔でついてくる。
観光地のメイン通りから外れ、狭い路地へ。
空気が変わる。
人も少ない。
雰囲気は“地元感”が漂っているように見える。
その時だった。
大学生の1人が言った。
「せっかくなら、このまま“地元コース”で回りたいです!」
(お前ら本気か!!!??)
さらに、
「地元の人が普段行く場所、全部見てみたいっす」
(全部!?!?全部って何!?!?)
極めつけに、
「この後、良かったら“地元で人気の神社”も案内してもらえませんか?」
(知らん!!!!!!)
僕はもう限界。
でも言えない。
言ったら全てが崩壊する。
そしてついに大学生が言い出してしまう。
「じゃあ、このまま案内お願いしていいですか?
もとしさん、今日時間ありますよね?」
(詰んだあああああああ!!!!!)
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