デザフェス後、今夜の5分が半年後のファンをつくる理由
こんにちは、「AI時代のイラスト×マーケ研究室」のアトウダイスケ(@AtoDaisuke)です。
「デザフェスが終わったら、まずはゆっくり休んで、マーケティングのことは落ち着いてから考えよう」
そう思っている方が、ほとんどではないでしょうか。
でも、マーケターとして正直にお伝えすると、
それはちょっとだけもったいないんです。
なぜなら、
お客さまの心が一番あたたかくなっているのは、
まさに今夜と明日だから。
出会いの感動が冷めないうちにそっとかけた一言のお礼が、
半年後のデザフェスでまた会いに来てくれる
「やさしい関係」をつくります。
この記事では、頑張らなくてもできる
「ちいさなお礼のはじめ方」を、
今夜と明日にしぼってやさしく解説していきます。

🌙 なぜ「今夜と明日」が、いちばん大切な時間なのか
マーケティングの世界には、「1:5の法則」という考え方があります。
「1:5の法則」とは: 新しいお客さまに買ってもらうには、 一度買ってくれたお客さまにもう一度買ってもらうよりも、 5倍の労力と費用がかかるという考え方のこと

つまり、すでにあなたの作品を手に取ってくれた方は、 ほかのだれよりも大切にしたい存在、ということなんですね。
そしてここがポイントです。 お客さまの「楽しかった!」「素敵だった!」という気持ちは、 残念ながら時間とともに、だんだん冷めていきます。
イベントが終わってから1週間後でも、1ヶ月後でも、もちろん遅くはありません。 でも、いちばん心がぽかぽかしているタイミングは、間違いなく今夜と明日なんです。

ここでもうひとつ、大切なことをお伝えします。
「作品を売ること」と「ファンを育てること」は、実はまったく別のお仕事です。

どんなに素敵な作品を描けても、 出会ったあとの関係をそっと育てていかないと、 お客さまはまた別のイラストレーターさんと出会って、 そちらに気持ちが向いてしまいます。
だからこそ、今夜と明日の「ちいさなひと手間」が、 半年後・1年後のあなたを支える、大きな力になっていくのです。
🕯️ 今夜、布団に入る前にできる、ちいさな一歩
「もうクタクタで、何もしたくない……」
その気持ち、すごくよく分かります。 だから、今夜は本当にちいさな一歩で大丈夫。 寝る前の5分だけ、スマホに向き合ってみてください。

① 感謝のひとことを、SNSにそっと投稿する
「無事に終了しました。ブースに来てくださったみなさま、本当にありがとうございました」

たった、これだけでいいんです。 凝った文章も、たくさんの写真も、今夜はいりません。
ポイントは、「あなたに会えてうれしかった」という気持ちが伝わること。 短くてもいい、絵文字が多くてもいい。 飾らない一言が、いちばん心に届きます。
② 投稿してくれた方の写真に、リアクションを返す

XやInstagramで「デザフェスでこれ買いました!」と 投稿してくれている方が、きっといるはずです。
その投稿に「♥」を押すだけ、 「ありがとうございます!うれしいです」とコメントを残すだけ。 たったそれだけで、お客さまは飛び上がるほど喜んでくれます。
✅ ワンポイントアドバイス: 引用リポストで自分のフォロワーにも紹介すると、そのお客さまが「もっとファンになってくれる」きっかけになります
③ 個別の返信は、無理に今夜じゃなくて大丈夫
DMや名刺をくださった方への、ちゃんとしたお返事。 これは、今夜やらなくて大丈夫です。
むしろ、疲れた頭で書いた文章は、 思っているよりそっけなくなってしまうことがあります。 ここは無理せず、「明日以降のすこし元気が戻ったとき」にと決めておきましょう。
☕ 明日、コーヒーを飲みながらできる、もう一歩
ひと晩ぐっすり休んだら、明日はもう少しだけ動いてみましょう。 どれも、無理なく30分〜1時間で終わるものばかりです。

① ブースの写真を1〜2枚、振り返り投稿として上げる
「昨日のブースのようすです」
「こんな作品を並べていました」
そう書いて、写真を1〜2枚だけ載せる投稿をしてみてください。 当日来られなかったフォロワーさんも、 「あ、こんなブースだったんだ」「次は行ってみたい」と感じてくれます。
ここで大切なのは、完璧でキレイな写真じゃなくていいということ。 むしろ、ちょっと裏側が見えるくらいの自然な雰囲気のほうが、 親しみやすさが伝わります。
② 印象に残った会話を「思い出メモ」としてシェアする

「○○さんと、好きな絵の話で30分も盛り上がってしまった」
「お子さんが指さして選んでくれた1枚が、いまも忘れられない」
ブースで起きた、ちょっとしたエピソードを言葉にしてみる。 これが、不思議なくらい多くの人の心を動かします。
なぜなら、人は「作品の話」よりも、 「人と人とのあたたかい物語」にひかれる生き物だから。 あなたという作家を、もっと知りたいと感じてもらえる瞬間です。
③ 「またお会いできたらうれしいです」のひとことを添える
明日の投稿の最後に、こう書き添えてみてください。
「またどこかのイベントで、お会いできたらうれしいです」
これは、押しつけがましい営業ではありません。 ただの「あなたとの再会を楽しみにしています」という、 やさしい気持ちのバトンです。
このひとことがあるだけで、お客さまの心の中に 「また会いに行こう」という小さな種が、そっとまかれます。
🌱 ここから先、ゆっくり続けていけること
ここまでで、今夜と明日にできることは十分です。 でも、せっかくなので、これから先のヒントも少しだけお伝えしますね。
イベント後のフォローには、本当は3つのタイミングがあります。
📌 ファンを育てる、3つのタイミング
① 当日〜翌日:感謝のファーストコンタクト(←今夜と明日の話)
② 1週間後:「その後いかがですか?」のやさしい声かけ
③ 1ヶ月後:次の活動のお知らせ・新作の予告

1週間後には、「お部屋に飾ってみていかがですか?」のような、そっと気にかける投稿をひとつ。
1ヶ月後には、「次はこんなイベントに出ます」「いま、こんな新作を描いています」のような、次の楽しみを共有する投稿をひとつ。
これも、全部やらなきゃ!と思わなくて大丈夫です。
できるときに、できる分だけで構いません。
それからもうひとつだけ、マーケッターとして小さな宿題を。
もし余裕ができたら、原画やグッズを買ってくれた方向けに、 「飾り方のコツ」や「お手入れガイド」をA4・1枚にまとめてみてください。
普段のクライアントワークでも、「イラストデータの取扱メモ」を添えるだけでリピート率が大きく変わる、というお話があります。 アートイベントでも、同じ仕組みが効くんです。
難しい言葉を使わない、シンプルなもので大丈夫。 「他のブースとちょっと違う、信頼できる作家さん」という印象を、 やさしく残すことができます。
まとめ:今夜は、たった一言からでいい

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 長くなってしまいましたが、いちばん大切なのは、 「全部やらなきゃ」と思わないことです。
要点をおさらいすると、
今夜:感謝のひとことを、SNSにそっと投稿する
明日:ブースの写真と、思い出のエピソードをシェアする
これから先:1週間後・1ヶ月後にも、やさしい声かけを少しずつ
これだけで十分、ファンづくりのスタートラインに立てます。
作品を売って終わり、ではなく、 その作品があなたのお客さまのお部屋に飾られて、 日常をちょっと幸せにしていく。 その「先の物語」までを届けるのが、私たちイラストレーターの本当のお仕事だと思っています。
まずは今夜、布団に入る前に、 「ありがとうございました」のひとことを投稿するところから、 はじめてみてくださいね。
それだけで、デザフェスは"本当の終わり"ではなく、 "次の物語のはじまり"になります。
本当に、おつかれさまでした。 今夜はゆっくり休んでください。
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