『映(バ)える』なんてのはオッサンにはいらないのよね。
最近、無性にパフェが食べたくて仕方がなかった。
オーソドックスなチョコレートパフェやフルーツパフェの類いだ。
ここはGoogleさんに聞いてみよー、と検索をかけると、出てくるのはインスタグラムにアップされる事を意識したであろう『映(バ)え』なモノばかり…。
いやいやいやいや、お料理は見た目が大切なのはよくわかるのだけど、写り7割な雰囲気の料理は決して美味しそうに見えない。
つうか、好きじゃない。
ムダに高いし。
確かに見た目がキレイだと、
「わーっ!キレイィィィ♥」
なんてテンションは上がって、口に運んだ時には数割も補正がかかるから、
「美味しい」
と思うのは当然の事。
うーん…、しかしオッサンは騙されないのだ。
自分で「美味しい」って思い込もうと補正してっぺよ…。
と、そんな事を考えてたある日、下のムスメとテレビを観ていた時の事。
料理を紹介しているタレントが、
「キレイー!とっても映(バ)えますねぇ!!」
と、紹介していた。
「これをみて、バカバカしいって感じるってのはオレも歳をとった証拠なんだろうなぁ」
と思っていたところに、
「実際さ、映(バ)えなんて要らないよね。それに、コスパよくないよ。」
と、大学生のムスメがポツリと言葉を吐いた。
年頃的にもキラキラとしたインスタを筆頭としたSNSに1番影響されるかと思っていたが、意外と冷静なようだ。
「そういうお店はさ、2〜3年後には違うお店に入れ替わってたりするのはよくある話しでさ。
やっぱり味で勝負してほしいよな。」
「本当に映(バ)えとかいらない。その努力を美味しくなるほうに振ってほしい。」
「今さ、パフェ食いたいんだけど、ネットで調べても出てくんのはそっち方向ばっかりでさぁ…」
「パフェは格好のターゲットだろうから、パパが求めてるようなのは難しいね。」
と半笑いで部屋に戻っていった。
身近な年頃のムスメが同じ事を考えてたかと思うと、なんだか自分が時代遅れではなかったのかも、と思えて少しほっとした。
確かに赤、黄色、緑がバランスよく入ったお弁当や料理は美味しそうに見えるし、食欲も湧く。
それって、色んな色、というよりも、色んな栄養が入っているから身体がそう反応してるんじゃないかな、なんて思うわけです。
ただね、実のところオレは茶色の食べ物が大好き。
煮物の茶色っていったら!
炒飯の、餃子の茶色といったら!
揚げ物の茶色といったら!
吉牛の茶色といったら!
あ、吉牛は紅生姜ぶっかけて真っ赤になってるか…。

写真が斜めなのはごめんなさい。
あ!プリンも茶色。
あ、そうそう。
パフェです、パフェ。オレが今食べたいのは。
かさ増しのコーンフレークと、真っ赤っ赤の缶詰のさくらんぼが乗っかって、ウエハースが刺さってるような、オーソドックスなヤツ。
昭和のオッサンが求めるものはやっぱりマルカンデパートなのか?
仙台から岩手県花巻市まで、高速乗って2時間位だったかなぁ。
ん?なかなかのお値段になって、コスパの悪いパフェになるんじゃね?

こういうのが食べたいんだよ。
いつかここで紹介しますね。
