煽り運転とSNSの正義マン、どこが違うのか本気で考えた 〜駐車場のぺこぺこ事件から見る、現代人の怒り依存症~【引きこもりエッセイ】
なぜ人は“ちょっとのミス”を絶対に許さないのか?
SNS・駐車場・職場に潜む“正義の暴走。なんちて。
でも最近、
ちょっとした事で人をめちゃくちゃ攻め立てる人、増えてない?
たとえばSNSで、誰かのちょっとした失言を、
めちゃくちゃ責めてるのを見たとき。
まるで魔女裁判だなって思う。
自分が思う正義の正論を武器にし、相手を徹底的に叩きのめす。
「いや、それ言う必要あった?」ってレベルの攻撃。
あれ、見てるこっちがぐったりする……。
あんたは、リアル世界でそんなに聖人君子なのかい?
間違った事はした事無いのかい?
人にとやかく言えるほど、自分は何も失敗しないのかい?
って思いつつ、私がその人に対して思う事は、「かわいそう」。
で、今日。リアルでそれを体感しました。
スーパーの駐車場での出来事。
車を駐車しようと思って、斜め前にグッと車をすすめた。
それからバックで停めようと思ったから。
もちろん徐行してたし、ぶつかるようなスピードでも距離でもなかった。
でも、ちょうどそこにいた家族連れが、びっくりしたみたい。
立ち止まって、じっとこっちを見ている。
私としては「ごめんね〜」の気持ちを込めて、
ぺこりとお辞儀。すみません、って。
そしたら、その奥さんが……聞こえるように大声で言ってきた。
私が車の窓を開けていたのが功を奏して、
バッチリ悪態が聞こえてくる。
「信じられない、ああいうのがいるから安心できないよね。こっちは赤ちゃん抱いてるのに、わからないの? ほんと信じられない!あり得ないよね!」
旦那さんもすごかった。
「マジでウゼえ。何考えてんだか。こっちの迷惑わかってないんだろうな。免許取り上げるレベルだろ」
……えっうそ? そんなに? 窓開けてるから、聞こえちゃってますけど?
引きこもり女のハート、えぐっちゃってますけど?
しかも……終わらない。何を言われたか忘れちゃったけど、
その会話をずっと続けられて、
私が車から降りてチラリとそっちを見たら、
振り向いてまで言ってる。
えっ? え? そこまで言われる!?
ぶつかってないよ?
転ばせたわけでもないし怪我をさせた訳でもない。
ていうか徐行してたし。
なのに、そこまで悪し様に言われる筋合いある?
……まあでも、
ツーブロックのごつい旦那さんと、明るい茶髪の奥さんだったんで、
ぺこぺこ謝るしかなかったんですけどね。
引きこもり女は、ぺこぺこ力が命……。
でもね、なんか、ふと思ったんです。
あの人たち、たぶんきっと日常で満たされてないんだろうなって。
だって、そんなに怒るってのはさあ、
何かしらの不満が溜まってるってことだもん。
怒りって感情てのは、
パンパンのストレスが滲んで染み出したものだから。
そう思ったら、ちょっとだけ同情。
会社勤めしてたときの自分も、ストレスを溜めてたからね。
上司の高圧的な態度にムカついたり、
横柄なお客さんからの不条理なクレームに心を削られて。
あの頃は、心の余裕がなかった。
でも今は、毎日家でひとり。
散歩して、空見て、風感じて、近所の野良猫に話しかけて。
なんだか仙人みたいになってきて、心が丸くなった。
そんな引きこもりになって、思ったんです。
SNSでめちゃくちゃ怒ってる人も、
煽り運転する人も、
職場でネチネチ文句ばっかり言う人も、
駐車場で文句言う人も、
みーんな根っこは同じ。
「誰かに、自分の普段の怒りをぶつけたいだけ」
でもそれ、正義の仮面をかぶってたり、
被害者の顔してたりするけど、実はめちゃくちゃ攻撃的。
現代社会って、そういう「言葉の煽り運転」がめちゃくちゃ多い。
ぶつかってもないのに、「ぶつかりそうだったよね?」って言って、
めちゃくちゃ責める。スーパー駐車場でのあの夫婦もそうだった。
私はもう、ひとつも言い返さずに、ただただぺこぺこして終わったけど。
そのあと帰り道で、ずーっと考えてしまったんです。
「なんであんなに言われたんだろう」
「私はそんなに悪いことしたのかな?」
「……いや、してないよな」
そして最後に思ったのは、
「あういう人って、たぶん一生ああなんだろうな」ってこと。
人の失敗にすぐ怒る人って、自分の価値観だけで世界を見てる。
相手の立場とか事情とか、一切見ないし関係ない。
でもそれって、すごく生きづらそうだなって、ちょっとだけ思った。
風が冷たい所から暖かいところに流れるようんに、
パンパンに詰まった狭い心から、
怒りの感情が広い方に向かって流れていく。
あ、じゃあ、わたし心広いのかも(うふ♡)
もちろん、私だって完璧じゃない。
引きこもってるし、うっかり駐車だってしちゃうし、
人生迷走中。……でも、会社員時代から誰かのちょっとしたミスを、
徹底的に責めるようなことはした事がない。
そんな狭く生きてない。
そんなふうに、静かに思った午後でした。
てか、こうやって文章書いてる時点で、
私はもう「煽り運転」されたことに対する、
ちょっとした言葉の復讐をしてるのかもしれないけど(笑)
ごめんね。
で、引きこもりになって仙人のようになった今、
私はなんて言うのか?
鬼滅の刃の悲鳴嶼行冥(岩柱)のように。
「かわいそうに。何と弱く哀れな子供」
怒りは人を狂わせるけど、文章は人を救うって信じたい。
そんな、ひきこもりの話でした。
おしまい。
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