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無料にしたのに誰も読まれなかった女、noteで宇宙と会話してた

300円の有料記事を出した。


「リポストすれば無料で読めます」設定もした。
指一本。タップ一発。
それだけで無料になるのだ。
人類史上、もっとも簡単な値下げ交渉。
Xにも投稿した。
サムネも整えた。
本文も、そこそこ読みやすいと思った。
売れる。間違いなく傑作だ。これは売れると思った。
「さて……反応は……?」

……。

無音。

この世に反応がないという音があるなら、それはむしろ無音ではなく虚無。
シュワッも、ピコンも言わない。静かすぎて、もはや音を思い出せない。

通知がこなかった。
RTも、購入も、ゼロ。
ゼロ、というか、マイナスの気配すら感じた。
「買わないぞ」という意志を、誰かが念波で送ってきている気がした。
SNSってそんな修行の場だったっけ?
でも、noteスキは1、Xのいいねが2。それが救い。
見知らぬ誰かが「いいね」を押してくれた。
その人、いまどこにいますか? 金メダルあげたい。わたしの愛も。

noteの売上ゼロ。この経験は大きい。
「リポストで無料!」
という文言が、地球の言語としては読まれていなかったのかもしれない。
他銀河系の言語で書けばよかったって分かったから。
宇宙に届くnote。スペースnote。スノテ。

それでも、私は記事を見返した。
けっこう頑張って書いた。
けっこう、ちゃんと推敲した。
けっこう、ちゃんと……うん。
……けっこう……寂しかったよ……?
 
おかしい。
誰か……見てくれてもよくない?
無料だよ?? 無料だって言ってんじゃん!!!
ていうか、300円って! コンビニでお菓子買うくらいの値段でしょ!?!?
あまじょっぱいポテチと、コンビニカフェラテ。
それを我慢して、私の記事……どう!? って思ったけど!!
「買って!!!」って言いたいわけじゃないよ!?!?!?
ただ、「ああ……この人ちょっと泣きながら頑張って書いたんだな……」って思ってもいいじゃん!!?!!?!!?!
共感って、幻だったの!?!?!?
noteって、心のふれあいじゃなかったの!?!?!?
私はnoteで宇宙と交信してたの!?!?

──いや、ごめん、取り乱した。


冷静に考えよう。
私のnoteが売れなかった理由。
・知られていない
・興味を引けてない
・見つけてもらえてない
・読みたくなる工夫が足りてない
・なにより、文章から魅力が出てない
そういうことだ。
落ち込むのも当然。
でも、ちょっと笑える。
だって私は、無料にしたのに誰も読まなかった女なんだから。
逆にここまでくると、レア。絶滅危惧種。noteのパンダ。
「noteやってます」って人はたくさんいるけど、「無料でも読まれなかった」って人はなかなかいない。

いや…いるか。普通にいるか。
あれ? よくある話かも……。
よく聞くもんなあ。
 

でも、それでも私は書く。


経験が、この記事のネタになっているのだから。
noteが売れないってこと自体を、noteに書けるのだから。
noteの自給自足。循環型エコライティング。

思ったんです。
売れなかったっていう経験は、痛いし、ちょっと泣きたくなる。
けど。それ書ける自分がいるって、ちょっと強くなってる気がしませんか?
ちょっとだけ、自分を笑えるようになってる気がしませんか?
そのちょっとだけが、意外とすごいと思うんです。
だって、noteって「うまくやる人の場所」じゃない。
「うまくいかなくても書いてる人の場所」だと思うから。

だから、今日も書く。
 
noteで何か売れたら、そりゃ嬉しい。
でも、誰かひとりが笑ってくれたり、「私も書いてみようかな」と思ってくれたら、それがもう十分すぎるくらいの宝物。
だって、ゼロからイチが生まれるって、実はすごくて、すごくすごく、すごいことだから(語彙)。

だから、この記事を読んでくれたあなた。


もし、「私も書いてみたい」と思ったら、書いてみてください。
売れなくても、読まれなくても、だいじょうぶ。
笑って、泣いて、ネタにすればいいから。
売れなかったnoteの話は、売れるnoteになる。
これは、私の最初のイチになったnote。

そしてこれは、あなたの最初のイチにも、きっとなる。

一人くらい……リポストして、無料で読んでくれても……よかったのになあ
 
 

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