【考察】櫻坂46_The growing up trainと『銀河鉄道の夜』の物語
はじめまして。
先にこの歌詞全体を通しての考察を書いておきます。
2つのテーマ
・身近にいた人が永遠に出会えない人になり命の儚さについて知る
・「本当の幸せ」とは何かを孤独を感じながらも前向きに探していくと決めた「僕」
初めに
自分は今回の歌詞を見た時イメージが湧かなかったです。1つ1つ凄く良い歌詞を言っているのですがそれがひとつの物語として結びつけることが難しくて考えました。その時に出会ったのが「銀河鉄道の夜」でした。読めば読むほどジョバンニと結びつく所があり、櫻坂46の「僕」はジョバンニと似た人生を歩んでいるんだと思っています。
1番では銀河鉄道の夜を経験していて2番以降では「僕」がどのように生きていくかという物語だと感じました。
引用している箇所だけだと理解できない部分もあると思います。気になった人は「銀河鉄道の夜」を青空文庫で読めるので読んでから見るとわかりやすいかもしれないです。
今回はその結びつく所をまとめたのと自分の考察含めています。考察は「僕」と「ジョバンニ」の思いを考えているので読みにくいかもしれないです。
まだ解釈仕切れてない人に向けて1つの参考程度になればいいなと思っています。
1番 Aメロ
Ah 空の色は (空の色は)
きっと 青だ (きっと 青だ)
思い込んでいないか?
そう僕は思う (僕は思う)
既成概念 (既成概念)
信じていたもの疑え!
(一、午后の授業)「やっぱり星だとジョバンニは思いましたがこんどもすぐに答えることができませんでした。」
(五、天気輪の柱)「見れば見るほど、そこは小さな林や牧場やらある野原のように考えられて仕方なかったのです。」
【銀河鉄道の夜】
ジョバンニは白い銀河は星の集まりだと知っていました。その夜ジョバンニは自分の目で白い銀河を見に行きます。銀河は星の集まりだと思わずを小さな林や牧場やらある野原のようと思っています。
【考察】
歌詞の空は夜空を表してると思います。「銀河鉄道の夜」は夜空を青と表現しています。
櫻坂46の「僕」は空は青だという既成概念を疑っています。
1番 Bメロ
ずっと隣にいるのに
(You’re in my mind)
ただの友達だと思っていたんだ
(九、ジョバンニの切符)「カムパネルラ、僕たち一緒に行こうねえ。」
【銀河鉄道の夜】
ジョバンニとカムパネルラは友達で銀河鉄道の中でどこまでも一緒に行こうと言っています。
【考察】
歌詞の中に「思っていたんだ」と過去形で言っているため、友達との関係が変わったことを意味しています。ジョバンニとカムパネルラは友達でしたがカムパネルラは旅立ってしまいます。
1番 サビ
長いトンネル抜けて
不意に眩しい 光が溢れる
青春はいつも 暗闇の中 手探りするものだろう
そう思い通りにならない(ジレンマ)
大人へのTracks 錆びつかないように
The growing up train
(六、銀河ステーション)いきなり眼の前が、ぱっと明るくなって
【銀河鉄道の夜】
銀河ステーションにたどり着く前に不意に目の前が明るくなっている状況。
【考察】
ここでのトンネルとは家から銀河ステーションに行くまでの道を示しているのではないかと思います。
ジョバンニは銀河ステーションにのる時に信じられないくらいの明るい光を浴びびっくりした様子があります。1番サビの暗闇は銀河鉄道を示していて人との出会いを通して成長していく様がこの歌詞と同じ意味を持っていると思いました。
2番 Aメロ
Ah 夢を見ても(夢を見ても)
眠れなかった(眠れなかった)
やりきれない夜明けよ
もう 手の届かない(手の届かない)
星も消えて(星も消えて)
希望という陽が昇る
(九、ジョバンニの切符)ジョバンニは眼をひらきました。もとの丘の草の中につかれてねむっていたのでした。
【銀河鉄道の夜】
銀河鉄道は夢の出来事。
考察
【夢を見ても眠れなかった】は旅が夢であったから眠った気にならなかった。【やりきれない夜明け】はもっと友達(カムパネルラ)といたかったのに何も出来なかった自分への思いだと感じました。【もう手の届かない星も消えて】という「星」は友達の事で、【希望という陽が昇る】は友達はもうこの世に居ない存在で夜明けがこないことに対して「僕」は明日も来るという生きることに対しての希望だと感じました。
2番 Bメロ
なぜ 涙が溢れる? (So suddenly)
生きるって素晴らしい 君に教えられたよ
(九、ジョバンニの切符)胸は何だかおかしく熱り頬にはつめたい涙がながれていました。
(一、午后ごごの授業)朝にも午后にも仕事がつらく、学校に出てももうみんなともはきはき遊ばず
(九、ジョバンニの切符)「僕たちしっかりやろうねえ。」ジョバンニが胸いっぱい新らしい力が湧わくようにふうと息をしながら云いました。
【銀河鉄道の夜】
夢からさめたときジョバンニは涙を流していた。
【考察】
銀河鉄道に出会うまでは日々が辛く感じていたことに対し、銀河鉄道での出来事を通じてカムパネルラに何のために生きていくかを教えられました。
2番 サビ
思い悩んだ日々も
愚直なほど ただ走り続け
立ち止まらなかった
何をしても後悔だけ迫って来る
すぐ 自信なくして彷徨う(彷徨う)
僕が強くなるにはどうすればいいんだ?
The wisdom train
(一、午后ごごの授業)カムパネルラともあんまり物を云わないようになったので
【考察】
「僕」は「君」と何かすることができたのではないかと後悔をしているが、「本当の幸い」を探しにただ前を向いてがむしゃらに走り続けている。
それでも「君」への後悔が迫ってきていて、自信を無くしさまよっている状況だと感じました。
Cメロ
人は誰も(on their path)
理由もなく(旅に出るよ)
Great Journey
何を求めてる? 言い訳できないよ(行き先)
若さとは無知なんだ(Let it be)
突っ走れ
【考察】
「僕」が旅をして何を感じて、どうしていくかという風景に思えます。もう戻すことができない過去がたくさんあるけれど、それでも前に突き進んでいくと決めたのだと感じました。
ラスサビ
どんなトンネル抜けても
また近づく 孤独の時間だ
青春はいつも
暗闇の中 手探りするものだろう
そう思い通りにならない(ジレンマ)
大人へのTracks 錆びつかないように
The growing up train
(五、天気輪の柱)町の灯は、暗の中をまるで海の底のお宮のけしきのようにともり
【考察】
ここで大事なのはなぜ1番サビの「長いトンネル抜けて 不意に光が溢れる」が無いことだと思います。これは1番では夢からさめるまでの人生が描かれてあり、ラスサビでは、覚めた後のジョバンニが前向きに生きていくと決めた後のだと思っています。そして、「暗闇」は町を暗の中と表現しているので日々の暮らしだと思いました。日常で孤独を感じてもその中で本当の幸い探していくと決心したのだと思いました。
ジョバンニは虐められた日々の中でもカムパネルラとの思い出や本当の幸せを青春と表しているのだと思います。
1番の「暗闇」は旅の楽しさを知る現在の事であり、ラスサビの「暗闇」は未来の事を示すもので辛い中でも前向きに生きていくという決心がついたラストだと感じました。
2つのテーマ
・身近にいた人が永遠に出会えない人になり命の儚さについて知る
・本当の幸せとは何かを孤独を感じながらも前向きに探していくと決めた「僕」
出会えない人(もの)とは(アイドル時代のメンバー、欅坂46)など現実世界でももう永遠に見れない事ってたくさんあると思います。推しが卒業するともうアイドル時代の姿を見ることができないこともそうだと思います。アイドル時代の「君」は「僕」の夢(1番サビ)を見ているという意味で卒業をする事によって「僕」はもっと応援できたのではないかというやりきれない思いや生きることの素晴らしさを教えてもらったと感じているのかもしれないです。
最後に
今までの表題曲の歌詞は風景や状況がイメージ出来たが今作は自分の中でイメージ出来なかったので自分なりの解釈を書きました。
「The growing up train」は直訳すると成長する電車。ジョバンニは銀河鉄道で色々な人と出会い、自分の心が成長していく旅となっています。
曲調や歌詞は前向きな発言ですが、その表面だけだと読み取れない命の儚さとは何か、孤独感を感じても前向きに生きていくんだという意志を持つ「僕」は独特な雰囲気があり意志が強い藤吉夏鈴さんだからこそ演じられるパフォーマンス力があるから選ばれたのではないかと感じました。
銀河鉄道の夜という作品は未完の作品です。未完の為、読者の中でも様々な解釈が行われています。
秋元康先生はこの曲を様々な解釈をして楽しんでもらいたい、まだまだこれからも成長し続ける終わらない櫻坂46にしていきたいと勝手な解釈をしました。
今、なぜこの詩を書いたのか、櫻坂46の「僕」に背負わせたのか、どんなことを考えて作ったのがとても気になりますが答えを知らないからこその良さもありもどかしいです。
自分は銀河鉄道の夜とTGUTを通じて生きる意味について考えさせられました。まだ答えは出ていないですが、生きるために何かをするのではなくて何かを成し遂げる為に生きて成長し続けようと思いました。
【余談】
・MVの衣装はターコイズブルー #hikarutalk(宮沢賢治は鉱物好き)
・MVは試行錯誤して作られた #karinblog(銀河鉄道の夜は何回も書き直されている)
偶然ですが、偶然が増えていくことも証拠の1つになると思っています。
ご一読して頂きありがとうございました。
