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病院の案内にある「患者さん」という表現の違和感

皆さんこんにちは。

実は、私は医療関係に勤めているんですが、以前実際に自分の起案でこちらの案件に携わったことを今日は書いてみます。


皆さんもご経験があるかと思いますが、病院へ行くとホームページにも、病院パンフレットにも「患者さん」と表記する施設をとても目にするようになりましたよね。

これは患者との親密感、寄り添う姿勢を表そうと、どこかの病院が最初に始めたのをきっかけに2010年代頃から急激に医療施設界隈で増加しました。📈

ですが、患者家族は「ご家族様」だし、「ご来院の皆様」という表現もそういった施設では並行して使われています。

「様」です。・・・

そりゃそうですよね「ご家族さん」とか・・・

ちょっとしっくり来なくないですか?

そして、逆に患者から距離を置こうという取り組みもあるわけです。

最近はスマホですぐに写真が撮られたり、SNSに名前を晒されたりするので、カスハラ対策の一環で職員の名札が顔写真付きフルネームから苗字だけのシンプルなものに変わったりしています。

私の勤務先もこんな風に変わりました。

これは患者との距離感を詰めすぎた結果の反動なのではないか、と私は考えています。

そして自分が利用者になった時にも、「患者さん」なんていう案内や表記は非常に違和感が出てきます。馴れ馴れしさが本当に嫌です。


そんな私の勤める施設でも、「患者様」「患者さん」表記が統一されていない時期が数年前にありました。

当時私は広報を担当する立場におりまして、やはり患者と職員には一定の距離感や相互尊敬があったほうがいいと考えていました。

「患者さん」と口語で距離感や親近感を出せばいいんだし、文字上ではやはり表記の揺らぎを改めようと、何度か会議に諮って「患者様」(「患者さま」)という表現に戻していきました。

一部のスタッフからは「患者さん」でいいんじゃないかと意見もあったんですけれども、一方で「ご家族様」「ご来院者様」と表現しているのなら同じ扱いにしないとおかしいと説得したところ、意外にも私と同じ意見の方が多かったというのが背景にあります。みんな心のどこかで引っかかっていたようです。

少しずつですが今、「患者様(さま)」に戻されている施設が出てきたと、耳にするようになりました。やはり違和感を感じる方が一定あるんでしょうかね。あと、やっぱりカスハラ対策で「一定の距離を保とう」とされて見直しを考えている施設が増えてきた、ということなんでしょうかね。

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