「昨日、余計なこと言っちゃったかも…」——内部監査って、結局アレ何?
この前の記事で、〇〇の内部監査の日、労務担当者として私が監査を受けると書きましたが、今回はその翌日のこと。
「私、昨日の内部監査で……余計なこと言っちゃったかも」
内部監査の翌日、同僚のAさんがぽつりとつぶやきました。
たしかに、ちょっとヒヤッとする気持ちも分かります。
でも、私はすぐにこう返しました。
「大丈夫ですよ。コンサルの方は味方ですから。
“余計なこと”こそ、内部監査で出しておくべきです」
内部監査は「失敗できるリハーサル」
多くの人が「監査」という言葉に苦手意識を持っています。
それもそのはず。
外部監査は“本番”。ミスが表に出てしまえば、会社全体に影響が及ぶ可能性もあります。
でも、内部監査は違います。
社内の“味方”が、会社の健康状態をチェックする「定期健診」のようなもの。
しかも、悪いところを指摘されても、
その場で治療(=改善)ができる時間が、ちゃんと用意されています。
「余計なこと」ほど、内部監査でこそ言うべき理由
Aさんのように「言いすぎたかも」と心配する人は多いです。
でも、それがむしろ大切な気づきになることもあります。
たとえば、
実は長年見逃されていた非効率な運用ルール
誰もが「ちょっと危ない」と思いながらも見て見ぬふりしてきた習慣
本人は悪気なくやっていたコンプライアンスぎりぎりの対応
こうしたグレーゾーンを可視化するには、現場の「ついうっかり」の方が強い武器になるのです。
内部監査の3つの役割をざっくり整理すると……
ここでちょっとだけ、おさらいも兼ねて、内部監査の役割を簡単に整理します。
リスクの発見と予防
不正や事故の芽を早期に発見し、未然に防ぐ
業務の効率化・改善
無駄を見つけ、仕事の質とスピードを上げる
経営へのアドバイス
問題を見つけるだけでなく、「こうした方がいい」という提案をする
つまり、内部監査は「敵」じゃなくて「お医者さん+戦略参謀」です。
どうすれば、内部監査を“味方”にできるのか?
では、どうやって内部監査を味方につけるのか?
現場の立場で意識しておくといいポイントを、いくつか紹介します。
✅ 1.嘘をつかない。でも、良く見せようともしない
つい「ちゃんとやってます」と言いたくなる。
でも、誤魔化しても意味はありません。
逆に、今うまくいっていないことを正直に伝えた方が、監査の価値は高まります。
✅ 2.分からないことは聞いていい。コンサルの人はあなたの会社の味方です。
監査担当者が来ると、緊張して言葉数が減る人も多いです。
でも、相手は「揚げ足取りをしに来た人」ではありません。
「ここってどうすればいいんでしょうか?」
「他社はどうしてますか?」
そんな質問も、内部監査の現場では歓迎されます。
✅ 3.あなたと監査担当で“共犯者”になってはいけない。
一番ダメなのは、「これは、なかったことにしましょう!」と強く言ってしまうこと。
でも一方で、「一緒に良くしていきましょう」と伝えれば、
監査担当者は、あなたの部署を“改善のモデルケース”にすらしてくれるかもしれません。
「内部監査で余計なこと言った」は、むしろ・・・良いこと!
Aさんの不安を聞いて、私は思いました。
それってむしろ、誠実に仕事をしている証拠だな、と。
現場で見て感じたことを、言葉にできる人は、
実はとても貴重な存在です。
内部監査は、誰かを責めるためのものではありません。
会社が健やかでいられるように、みんなで見直していく時間です。
「内部監査で余計なことを言ってしまった」と思ったら、
どうかこう考えてください。
「あぁ、ちゃんと働いているってことなんだな」と。
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