Claude Codeで提案書作成が「4時間→45分」になった。営業フリーランスの完全ワークフロー公開
4時間かかっていた提案書が、45分で終わるようになった。
これは誇張じゃない。実際に私が今日使っているワークフローの話だ。ツールはClaude Code。VS Codeで動く。プログラミングの知識は不要。
今日は、営業フリーランスの私がClaude Codeをどう使っているか、具体的なプロンプトと手順を全部公開する。
■ そもそもClaude Codeって何?普通のClaudeと何が違う?
ClaudeはAnthropicが作ったAIアシスタントだ。チャットボットとして使う人が多いが、Claude CodeはそれをコマンドラインやVS Code拡張機能として動かせるバージョン。ファイルを直接読んだり、スクリプトを書いて実行したりができる。
普通のClaude:チャットで質問して答えをもらう
Claude Code:ファイルやフォルダごと渡して「これを処理して」と指示できる
営業で言うと、「顧客リストのCSVを読んで、フォローアップメールの下書きを顧客ごとに作って」という指示が通る。手作業を「自動処理」に変えられる点が強い。
Claude MaxプランはUS$100/月(約15,000円)だが、APIを使わないので追加課金なし。VS CodeにClaude Code拡張を入れれば、そのまま使える。


私が実際に使っている3つのユースケース
① 提案書の作成(4時間→45分)
以前は「企業リサーチ→構成考える→文章書く→体裁整える」で合計4時間以上かかっていた。
今の流れはこうだ。
まずPerplexityで5分リサーチ。「○○株式会社の最新動向と課題をまとめて。業界ポジション・最近のニュース・競合との差異も」と入力する。ソース付きで即出力される。
次にClaudeに渡してスライド構成を生成(3分)。以下のプロンプトをそのまま使っている。
「下記の情報から5ページ構成の提案書目次と各ページの要点を作ってください。
会社名:○○株式会社、業種:製造業、課題:新規顧客開拓の停滞(既存顧客依存度85%)、決裁者:営業部長・50代・コスト意識が高い、サービス強み:業界特化・導入実績80社、価格:月額30万円〜、今回のゴール:来週のデモ日程を確定させる」
これを貼って送るだけで、30秒で5ページ分の構成が返ってくる。
次に各スライドの文章生成(30分)。「2ページ目の課題の明確化を書いて。数字は先ほどのリサーチデータを使って。箇条書き3点で」という形で各ページを依頼する。5ページ分で30分かからない。
最後に自分の言葉を3文足す(5分)。「先週のお打ち合わせで○○とおっしゃっていた件ですが」という一文を各ページに追加する。これだけでAI感が消えて「ちゃんと聞いていた提案書」になる。
② 商談後のフォローメール(15分→2分)
商談が終わった直後、議事録アプリ(Notta・Otter.aiなど)で録音した内容をテキスト化してClaudeに貼る。
「この商談録から、相手の課題・懸念点・合意事項を抽出して、フォローメールの下書きを作って。件名も5案出して」
2分で送信できるクオリティのメールが出てくる。月25件商談なら、これだけで月8時間以上が浮く計算だ。
以前は商談後に会社に戻って、ノートを見返しながら30分かけてメールを書いていた。今は商談後3分以内に下書きが完成している。顧客へのレスポンスが早いだけで、「仕事が丁寧な人」という印象になる。
③ 営業リストの整理(2時間→15分)
これがClaude Codeを使う最大のメリットだと私は思っている。
VS Codeで顧客リストのCSVを開いて、Claude Codeに「このデータから重複を除いて、業種・規模・最終接触日でソートして、3ヶ月以上接触がない企業を赤フラグ付きで出力して」と指示する。
プログラミング知識ゼロで動く。Claudeがコードを書いて、実行まで全部やってくれる。
月次で営業リスト200件の整理と優先順位付けをこれでやっている。以前は手作業で2時間かかっていたが、今は15分で終わる。その85分の差を毎月4回やれば、月間で340分=約6時間の差になる。
スプレッドシート自動化:GAS + Gemini APIの組み合わせ
提案書やメールはClaude。スプレッドシートはGoogleのGemini APIと組み合わせると強力だ。
Google Apps Script(GAS)はGoogleスプレッドシートに組み込まれているプログラム機能で、設定すれば自動でデータを処理できる。
できること:月次売上レポートの自動生成(スプシデータ→Gemini分析→コメント自動挿入)、案件ステータスを読んで「今週フォローすべき案件TOP5」を毎朝自動抽出、顧客名・商材・状況を読み込んでGmailの返信下書きを自動生成。
設定はClaude Codeに「GoogleスプレッドシートのGASでGemini APIを使って月次レポートを自動生成するスクリプトを書いて」と頼めばいい。コピー&ペーストするだけで動く。
月次レポートは以前1時間かかっていた。今は0分だ。毎月1日の朝、自動でスプシに集計結果とコメントが入っている。
VS Code + Claude Code:非エンジニアの設定方法
設定は15分で終わる。
VS Codeをインストール(無料)→ 拡張機能で「Claude」を検索してインストール → Claude.aiにログイン(MaxプランはOAuth認証で追加課金なし)→ VS Codeのサイドバーにチャット画面が現れる。
使い方は普通のClaudeと同じだが、開いているファイルをそのまま「@ファイル名」で参照できる点が違う。「@顧客リスト.csv を分析して重複を除いて」という形で自然言語で指示できる。
コードがわからなくても「このエラーはどういう意味?」と聞けばClaudeが日本語で説明してくれる。エンジニア向けのツールだが、営業フリーランスでも十分使いこなせる。
数字で見る:AI導入前後の比較
提案書作成:4時間 → 45分(81%削減)
フォローメール:15分/件 → 2分/件(87%削減)
議事録作成:60分 → 5分(92%削減)
顧客リスト整理:2時間 → 15分(88%削減)
競合調査:45分 → 8分(82%削減)
月間合計:約32時間 → 約5時間(84%削減)
月に27時間浮いた。この時間を「顧客と会う」「戦略を考える」「新規開拓」に使っている。
提案書を書く時間が減ったのではなく、提案書の「質を考える時間」が増えた。これが一番大きな変化だ。
最初の1週間でやること
いきなり全部変えようとしなくていい。まず1つだけ試す。
まず提案書の構成だけClaudeに任せる。上のプロンプトをコピーして、次の提案書で一度試してほしい。それだけで30分は削れる。
次にVS Codeを入れて、顧客リストを一度渡してみる。どこまでできるか体感するだけでいい。
3つ目にPerplexityで次の商談相手をリサーチしてみる。Google検索とどう違うか比較してほしい。
1週間でこの3つを試せば、AI×営業の感覚がつかめる。そこから先は自分でどんどん広げていける。
使い分けの基本:情報収集はPerplexity、文章はClaude、自動化はClaude Code + GAS。この3つを軸に動かすと、営業の「作業」がほぼなくなる。
残るのは顧客と直接話す時間、戦略を考える時間、新しいアプローチを試す時間だ。それが本来の営業の仕事だ。
道具は揃っている。あとは使うかどうかだけだ。
次の記事では「Google スプレッドシート×GAS×AIで営業の月次業務を完全自動化する方法」を公開予定。
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