葬送のフリーレンに学ぶ人生論 アニメ33話(後編)
漫画・アニメ「葬送のフリーレン」は、「もっと早く出会っていたら人生が変わった」と思える、示唆に満ちた作品だ。
笑いあり、涙あり、そして人生について考えさせられる。
その「フリーレン」アニメ版にツッコミつつ、人生論で感想を綴る連載。完全ネタバレ有りなので、視聴後に読むのがおすすめ。
引用の太字は人生論や重要なセリフ等、
通常はツッコミ他。コメント歓迎。
アニメ1期28話を含め、
過去回はマガジンに掲載中。
今回は33話「北部高原の物流」の後編。
ガチガチのパンの音に注目!
食べ物が出していい音じゃない
野営中の3人。シュタルクがパンをもらうと、「ゴトッ」と乾いた音が…。
シュタルク なあ、聞いたか?このパン、ゴトッていったぞ。食べ物が出していい音じゃねえよ。
ここ1週間、ガチガチのパンしかない。
フェルンが手でたたくと、「コンコン」という音が。確かに食べ物の音じゃないw
フリーレンが「贅沢言わないの」と、たしなめる。
北部高原の大部分は不毛な土地の上、物資も流通しておらず、野営時はこれが主食だ。思わず「悲しい」とつぶやくシュタルク。
「半日歩けば、まともな食事ができる」と、めっちゃ口に入ったまま話すフリーレン。
いかに固いかよく分かる、珠玉の演技だw
ノルム商会領
城塞都市・ノルム商会領に着いた3人。
北部高原に点在する集落に、物資を行き渡らせられる流通網と軍事力をもつ武装商会のはずだが、現在は物資が流通していないようだ。
フリーレンは「前ほどの力はないかも」といいつつも、「波風は立てないように」と2人に伝える。
フェルンが一級魔法使いの書類を示すと「お通りください」と案内された。
しかし受付係が手配書のフリーレンに気づき、「少々お待ちを」と声をかける。そして…。
商会長・ノルム 勇者一行の魔法使い・フリーレン様。80年前の借金、耳をそろえて返していただきましょうか。
ショボショボ顔になり、耳が垂れ下がるフリーレンw
フェルン フリーレン様!借金なんてしていたんですか?
フリーレン ちょっとね。
シュタルク マジかよ…。
「返すのはいつでもいいって…」と、人差し指をあわせ、いじいじするフリーレンww
しかし書面上は違った。ノルムは笑顔で「口約束はいけませんな」と返済を迫る。
ノルム怖い…。
フリーレンが所持金を出すと、ファスの報酬で貴族並みの資産になっていた。
フリーレン 先々代のノルム卿には世話になったからね。釣りはいらないよ。
あっ、フリーレンのお約束。
調子に乗るとフラグが…。
しかしノルムは「ふむ。全く足りませんな」と、にべもない。ほら来た。
鉱山で300年、働くことになっちゃった
ツルハシを手に、粗末な服で現れたフリーレン。何があったw
フリーレン 鉱山で300年、働くことになっちゃった。私の旅も、ここで終わりだね。
鉱山で300年働く時にどうぞ。 pic.twitter.com/8wbZ70vXd4
— 『葬送のフリーレン』公式 (@FRIEREN_PR) March 16, 2025
公式Xの悪ノリが好きすぎるw
フリーレン以外無理だってww
フェルンが慌てて尋ねると、服もカバンも、借金のカタに取られたのだ。
そして屈強な親方と鉱夫に両腕をつかまれ、釣り上げられて連行されるフリーレン。宇宙人のグレイかよw
フリーレン じゃあねフェルン、シュタルク。元気でね…。
ため息をつき、「フリーレン様を買い戻すしかない」というフェルンに、シュタルクも思わず「そんな物みたいに…」とツッコむ。
久々にギャグパートっぽいw
2人が訪れても、ノルムは「あなた方にはどうしようもない」と取り合ってくれない。
借用書を見ると、返済額はシュトラール金貨500枚以上。個人で返せるレベルではない。
フェルン これは無理ですね。
シュタルク 300年も待てねえよ…。
人間は絶対死んでるってww
何か考えがあるのかな
フリーレンが待っていると、「話は聞いております」と、鉱夫たちが来た。「じゃあ始めようか」と応じるフリーレン。
魔法の光が坑道の奥を示し、フリーレンは「まっすぐだね」と伝える。
親方 確かですね。
フリーレン 私を誰だと思っているの?
先ほどと一変して、自信たっぷりだ。鉱夫たちが掘り進めるところに、ノルムが来た。
先々代のノルム卿は、不毛な北部高原に流通網を作り、人々が安定して暮らせるようにした英雄だった。
そしてヒンメルたち勇者一行にも、無期限で資金提供してくれたのだった。
フリーレンは「その子孫から、こんな仕打ちを食らうとは」と嘆きつつ、鉱山に来たのは「何か考えがあるのか」と尋ねる。
女神様の導き
ノルム商会は激化する魔族との戦いで武装隊商と軍の3割を失い、流通網も壊滅的なダメージを受けていた。
ガチガチのパンはそのせいだったのだ。
そこに現れたフリーレンに、ノルムは女神様の導きだと感じていた。
借用書は紙切れ同然だったが、仮にフリーレンの魔法で開発中の銀鉱が見つかれば、莫大な利益が出るのだ。
借金を余裕で帳消しにできるほどに。
ノルム 流通網が完全に崩壊すれば、多くの人が飢えて死にます。どうか北部高原の民をお救いください。それに我々を助ければ、北部高原の果てでも柔らかいパンが食べられますよ。
フリーレン それで手を打とう。どちらにせよ、先々代から受けた恩は返すつもりだった。
商人はしたたかでなければ、商売を続けられない。そして、領主として北部高原の民を守ることもできない。
だからこそ、ノルム商会は魔族が暴れている北部高原で勢力を保つことができたのだろう。
そして銀鉱が見つかった。
今夜には襲撃予定
2人のところに、「ただいま。出発しようか」と、フリーレンが戻ってきた。ちゃんとカバンも返してもらえたらしい。
シュタルク よかった。どう助けるか話し合っていたんだぜ。
フェルン 今夜には鉱山を襲撃する予定でした。
真面目な顔で杖を掲げて、
なんか怖いこと言ってるw
フリーレン もう…血の気が多いんだから。それより、これからは柔らかいパンが食べられるよ。
シュタルク えっ?どういうことなの?
いきなりこれだけ聞いても、分からんわなw
今回のまとめ
商売は、したたかでなければ続かない。
筆者:シーサー太郎
アラフィフのマルチオタク。趣味は47都道府県を制覇した旅や、カラオケ、アカペラ、三線、筋トレなど。
「葬送のフリーレン」の推しキャラは、デンケンとシュタルク。
シーサー太郎はAmazonアソシエイトとして適格収入を得ています。
