葬送のフリーレンに学ぶ人生論 アニメ11話(前編)
世はアニメ戦国時代。週60本以上が放映される中、厳選作品のみを何度も見直し、感想を綴る「ゆっくり視聴」がお気に入りだ。
特に葬送のフリーレンは、もっと早く出会っていたら人生を変えたと思える程だ。
引用の太字は人生論や重要なセリフ等、通常はツッコミ他。コメント歓迎。
過去の記事は以下のマガジンに掲載中。
今回は11話「北側諸国の冬」の前編。
命の重み
アウラを倒したフリーレンは、解放された英傑達の鎧の間を歩いていた。主を失った服従の天秤も打ち捨てられている。
静かに祈りを捧げるフリーレン。馬車で到着したフェルンに「遅かったね」と声をかける。
リュグナー達に必ず勝って来ると信じればこその言葉だろう。シュタルクから、グラナト伯爵が衛兵殺しの疑いを不問にすることを教えられる。
グラナト伯爵は、500年以上生きた大魔族・断頭台のアウラが倒されたと、まだ信じられない。
グラナト伯爵 激しい戦いであったろうに。どれも大きな損傷はない。感謝する。北側諸国の英傑たちによく敬意を払ってくれた。
フリーレン 前はもっと派手にやっていたんだけどね。ヒンメルに怒られたから。
シュタルク そりゃそうだろうな。怒られて当然だ。俺だって怒る。
死者をモノ扱いして操ったアウラと、その配下だからと容赦なく攻撃したフリーレン。ほぼ同じ思考にヒンメルは怒ったのだろう。
フリーレンは、ヒンメルとの別れから死ぬ事の意味を学んだ。だからこそ、英傑達の命の重みを感じ、鎧を壊さずに解放したのではないだろうか。
フェルン ヒンメル様はフリーレン様のしつけが上手ですね。
フリーレン しつけって言うな。
しつけってw
フリーレン でも、まあ、そうだよね。
アウラの言った「ヒンメルはもういないじゃない」を思い出すフリーレン。魔族は死んだら「なかったこと」にする思考だ。人間は違う。
フリーレン これが普通のリアクションだ。
フェルン どういうことですか?
フリーレン こっちの話。
人間と魔族の違いを、改めて問い直しているのだろうか。フリーレンも成長している。
褒めるフリーレン
フリーレン フェルン、シュタルク。よくリュグナー達を倒した。偉いぞ。
節目でしっかり褒めるフリーレン。言葉に出して褒めてくれたら、誰だって嬉しいものだ。だからこそ頑張れる。
フリーレン ボロボロじゃなければもっと良かったけど。
シュタルク これくらい戦士なら普通だぜ?
フェルン 普通って何だろう…。
フリーレン 満身創痍じゃん。
戦士の普通は魔法使いの異常。
グラナト伯爵の側近が、紋章のペンダントから息子の鎧に気づく。一瞬目を潤ませ、やっと解放された息子に思いをはせる伯爵。
グラナト伯爵 フリーレン。わしは今日ほど誰かに感謝したことはない。
マジかよぉ〜!
フリーレンはアウラを倒した褒美に、フランメが防護結界について記した魔道書を受け取る。グラナト伯爵は「この魔導書は…」と言いよどむが、フリーレンは最初から偽物と知っていた。
フリーレン 偽物。
グラナト伯爵 あ…。そうだ。口伝により継承されたこの街の防護結界魔法とは、似ても似つかぬものだ。
フリーレン 百も承知です、閣下。これは趣味ですので。
出た、フリーレンの趣味。
グラナト伯爵は「堅苦しい言葉遣いはなしに」と伝えるが、フリーレンは「魔王討伐の時、痛い目に遭ったので」とあくまで敬語。
フェルン そういえばハイター様が言っていましたね。王都では貴族に対する非礼は死罪だとか。
フリーレン ヒンメルとアイゼンが王様にため口たたいて処刑されかけたんだよね。懐かしいな、ヒンメルの泣き叫ぶ顔。
シュタルク あっははは~。死罪だなんて大げさな。
シュタルクは伯爵の「わしにタメ口たたくのは、この街では重罪だ」という言葉を思い出す。
シュタルク ちゅ…中央諸国は野蛮ですね~、閣下。ハハハ…。
突然ドアが開き、斧を持った大男が登場する。
シュタルク マジかよぉ~!
庭師 裏庭の木、切り終えました。
伯爵 ご苦労。
なぜ今、庭の木を切るw
伯爵 あの時言ったのは、小僧を逃がすための方便だ。タメ口程度で牢に放り込むような法は、この街にはない。気にせず楽にしてくれ。
フリーレン そういうことなら。
フェルン 良かったですね。シュタルク様。あっ…気絶してる…。
シュタルクのお約束w
住民が見上げる中、シュタルクが荷物のように浮かされて運ばれてくる。子どもの「浮いてる」の声がおかしい。
住民にねぎらわれる三人。グラナト伯爵は息子を思い、遺品の剣と向き合う。
フェルンは復旧を手伝い、シュタルクは教会で治療を受ける。再び庭師の大男に遭遇して青ざめるシュタルクw
服を贈られて喜んだり、子ども達と遊んだり、食事したりと、平穏な時が流れる。街を見守るように、空の防護結界がやさしく揺れる。
そしてグラナト伯爵の息子の剣が墓標として土に刺され、ペンダントがかけられる。黙祷をささげる一同。
闇魔法使いの骨董品
旅立ちの日。再び大陸最北端のエンデを目指す三人は、一級魔法使いがいないと北部高原に入れない事を知る。
フリーレン 何?その一級魔法使いって。
フリーレンは、大陸魔法協会が認定する現制度を知らなかった。ただ、フェルンは出発前に、聖都で三級の認定証を取得していた。
フェルン フリーレン様。まさか無資格の闇魔法使いだったんですか?
フリーレン 闇医者みたいに言わないでよ。
闇魔法使いw
フリーレン いちいち資格なんか取ってらんないよ。どうせ、この聖杖の証ももう使えないんでしょ。
フェルン 何ですか?その骨董品は?
フェルンの辛辣コンボ来たww
少なくとも半世紀以上前からある、というシュタルクに、フリーレンは「全然最近じゃん」と反応する。まぁフリーレン基準なら確かに。
北側諸国最大の魔法都市・オイサーストで、一級魔法使いの試験が受けられると聞き、次の目的地が決まる。
グラナト伯爵 フリーレン。グラナト家はこの恩を決して忘れん。よい旅を。
冬をなめていると死ぬよ
出発直後、ちらちらと雪が舞い始める。
フェルン そろそろ冬ですね。
フリーレン ここら辺の冬は厳しいから気をつけてね。なめていると死ぬよ。
フェルン そんなに危ないんですか。
フリーレン 知らないの。魔王軍との戦いで最も多くの人を殺したのは…北側諸国の冬だよ。
あ、フラグ立った。言ってるそばから、
フリーレン ほらね。迷った。どうしよう。
ほらね、じゃないよw
シュタルクが眠気で倒れる。
今回のまとめ
褒めてくれる人がいれば、人は頑張れる。
改めて読み直すと、次回11話の後半でフリーレンとクラフトの「褒めてくれる人はいるか」の対話に繋がってくることに気づいた。
