葬送のフリーレンに学ぶ人生論 アニメ5話(後編)
漫画・アニメ「葬送のフリーレン」は、「もっと早く出会っていたら人生が変わった」と思える、示唆に満ちた作品だ。
笑いあり、涙あり、そして人生について考えさせられる。
その「フリーレン」にツッコミつつ、人生論から感想を綴る本連載。完全ネタバレ有りなので、アニメ視聴後に読むのがおすすめ。
引用の太字は人生論や重要なセリフ等、通常はツッコミ他。コメント歓迎。
以下のマガジンにアニメ1期全28話と、2期も随時掲載中。
今回は5話「死者の幻影」の後編。
紅鏡竜の討伐
峡谷で紅鏡竜の様子を伺うフリーレンとフェルン。巣の魔導書はフリーレンが探していた魔法だった。フェルンが攻撃するが、全く効かない。
フェルン フリーレン様…あまり手応えが。
フリーレン やっぱり竜は硬いね。仕方がない。逃げるよ。
やっぱり硬いなら先に言って欲しい。
一人先に逃げるフリーレン。紅鏡竜に襲われたフェルンも必死で走る。
フェルン し、死ぬかと思いました。
フリーレン じゃあ戻ろうか。さすがにこれを繰り返せば、いつかは倒せるでしょ。
あっさりw
フリーレンの服のすそをつかみ、無言で首を横に振るフェルン。そりゃそうだ。
フリーレン だよね。竜と追いかけっこなんて、魔法使いのやり方じゃないよね。
やり方じゃないなら先に(以下略)
アイゼンの弟子
フリーレンは、アイゼンにこの辺りにいる弟子のシュタルクを紹介されていた。
近くの村に到着後、魔導書は「服が透けて見える魔法」と聞き、呆れるフェルン。そこに村人が「シュタルク様が会いたがっている」と声をかけた。竜に襲われた際にシュタルクが現れ、にらみ合いの末に竜が去ったという。
シュタルク おまえらが竜に手を出していた連中か。あまり刺激されると困るんだ。村に危険が及ぶ。竜ってのはおまえらが思っている以上に恐ろしい存在だ。この額の傷も、暗黒竜と戦った時に…。
やたらと饒舌なシュタルク。フリーレンは「そんな大層な傷じゃないでしょ」とツッコむ。
シュタルクはフリーレンの名前を聞き、仲間になってもいいが、紅鏡竜の討伐を手伝ってほしいと頼む。目的は巣の魔導書というフリーレンに、シュタルクは「気軽に戦う相手じゃない」と首をかしげる。
フリーレンの魔法で石の人形(?)が踊るのをみて、喜ぶヒンメルとハイター。
フリーレン そうだね。私の集めた魔法をほめてくれた馬鹿がいた。それが理由になるかな。
シュタルク ほめてくれた、ね。くだらねえな。
フリーレン でしょ。
この第一印象はフェルンと同じ。人にはくだらなくても、本人にはかけがえのないものもある。若いうちは時に気付きにくいが…。
シュタルク 正直俺一人じゃ厳しくてな。フリーレン。おまえなら倒せるんだろ。
フリーレン 30秒足止めしてもらえば確実に。
シュタルク なるほど…30秒か。
余裕たっぷりのシュタルク。
やればできる子・シュタルク
シュタルク …それ、俺がやらないと駄目かな。
フェルン 何を言っているのですかこの人は。
フリーレン やっぱりそういうことか。シュタルク、魔物との戦闘経験は?
シュタルク ゼロだよぉ~、助けてくれよフリーレーン!
単なるヘタレだったw
シュタルク 俺だって、最初は立ち向かったんだよ。でも怖くて一歩も動けなかったんだよ。あいつ、家を野菜みたいに輪切りにしちまうんだぜ。人間が戦っていいような相手じゃねえよ~!
以来、村の英雄としてあがめられ、「もう逃げられる雰囲気じゃないんだよ~」と泣きつくシュタルク。フェルンはゴミを見るような目で見下ろす。
フェルン フリーレン様。こいつは駄目です。他をあたりましょう。
シュタルク 見捨てないでくれよ~。
フリーレン いや、こいつは竜と戦える。できるはずだ。
フェルン そんな、やればできる子みたいに。
こいつ呼ばわりするフェルン。
そして、やればできる子・シュタルクw
フリーレンは崖の裂け目を確認後、シュタルクに「このままじゃいけないと分かっているはずだ」と言い残し、一晩考える時間を与えて村に戻る。
誰かのために戦えるやつ
シュタルクが村人に慕われているのを知り、「優しいやつみたいだから」というフリーレンに、フェルンは「臆病なようにしか見えない」と厳しい。
フリーレン 臆病なのは否定しないよ。フェルンだって、初めて魔物と戦ったとき…。
むっすー。
フリーレン 分かったよ、忘れるよ。全く、小さかった頃は素直でかわいかったのに。
反抗期のフェルン。そこに村の外から大きな音が聞こえてくる。フェルンが一人で様子を見にいく中、フリーレンはアイゼンの言葉を思い出した。
アイゼン 故郷の村が魔族に襲われたとき、一人だけ逃げ出した臆病者だ。俺と同じだ。
だからあいつには、俺のすべてをたたきこんだ。
今のあいつは、誰かのために戦えるやつだ。
フリーレン なるほど。いい戦士だ。
一度逃げ出した苦い記憶があるからこそ、逃げずに立ち向かう事ができる。臆病者だからこそ、誰かのために戦える。アイゼンはそれが分かっていた。
今回のまとめ
臆病者だからこそ、困難に立ち向かい、誰かのために戦うことができる。
次回はこちら↓
