財布を落とし、青森県民の優しさが身に沁みた日【本当にありがたい話168】
旅行中に財布を落とした。
これほど絶望的な状況は多くない。
しかも、遠方での旅行は尚更だ。
大阪から青森を旅行中、落としたのに気づいたのは、東京に戻る新幹線の乗車直前。
ない。どこにもない。
動悸が速くなる。
現在は2泊4日、3,500kmの旅の最中。
当日中に東京へ戻り、更には
夜に八丈島へ行く途中なのに。
もう、旅行を止めるしかないだろう。
そもそも、まず大阪に帰りつけるのか。
手元には残高133円のICOCAと、アップルペイのみ。これで大阪へ帰れるのか?
藁にもすがる思いで、落とした覚えがある青森駅前の交番へ。
不在のため警察署に電話すると、
折り返しの電話は「届いてますよ」。
全身の力が抜けた。
お巡りさんから受け取る時、伝えられた。
青森の人は親切なので、お礼はいらないです。
どうやら届けるだけ届けて、名乗りもしなかったのだろう。若い人だったらしいが、それが当たり前のようだ。
名前も知らない青森の若い方、本当にありがとう。一生記憶に残る旅になりました。
またいつか来た時、もっとゆっくり県内各地を巡って、青森の良さを満喫させてもらいます。
