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Win-Winを心と身体に刻み込む~「7つの習慣ボードゲーム」で刃を研ぐ~


ナッジで身につく「7つの習慣」第7回のスピンオフ編であり、全14話のシリーズの最終記事になります。ぜひご一読ください。


「Win-Winでいこう」――そんな理想、口では簡単に言えるけれど、現実の世界はそう甘くない。
駆け引き、利害の衝突、時に“出し抜く快感”さえも顔を出すのが、大人の社会というものだ。
でも、そんな現実をほんのひととき忘れさせてくれて、Win-Winを始めとする『7つの習慣』を体得できるツールがあるとしたら?


■え、あの『7つの習慣』がゲームになってるの?
ある日、知人のSNS投稿が目にとまった。
「あの世界的名著『7つの習慣』をゲームを通じて学びませんか?」

スティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』
名著と名高い。もちろん我が家の本棚にもある。余りの分厚さに途中で挫けて、何年も眠っている。でも、ボードゲームで学べるのなら、ちょっといいかも。
ボードゲーム好きの血が騒ぐ。でも正直なところ、ゲームとしての面白さには、それほど期待していなかった。多分、研修ツールなんだろうと。


■ざっくり言うとこんなゲーム

  • プレイヤーは「社長」となり、自分のチームメンバーを雇用。

  • プロジェクトに挑戦しながら、信頼や影響力を育てていく。

  • ステージは【私的成功】→【公的成功】→【習慣の定着】の三段階。

  • 「刃を研ぐ」カード(4種)を揃え、自分のミッションを果たしてゴールへ。

サイコロを振り、途中、他のプレイヤーとの交渉、協力、時に裏切り?もある。
でも肝となるのは、「誰かの成功が、他の誰かの失敗ではない」という感覚だ。


■ナッジ視点で見る“このゲームのすごさ”
このボードゲーム、実はナッジ(行動を後押しする仕掛け)にあふれている。

  • 選択肢の設計:「今、急いで進むか、プロジェクトに取り組むか、刃を研ぐか」常に自分に問いが返ってくる。

  • 社会的規範:他のプレイヤーがWin-Winの交渉をしていると、自分も自然とその流れに。

  • 自己承認欲求:みんなが見てる前で「主体的な決断」をすると、なぜか気持ちいい。

ゲームの中で何度も選択と判断を繰り返すうちに、重要だけど緊急ではない“第Ⅱ領域”の行動が、勝利に直結していることが、体験的に理解できる。


■「わかる」と「できる」の間にある、ボードゲーム1回分の距離
体験会は、7つの習慣の概念の紹介から始まり、ゲームのルール説明に入っていく。
ルールを聞きながら、私はゲームの勝ち筋を真剣に考えている。
現実社会ではWin-Winを目指そう、でもゲームは勝ってこそ楽しい。
序盤の私は、どこかで“出し抜いて勝ちたい”と思っていた。
ルールの理解が十分でない参加者にアドバイスを送りながらも、最終的に勝つのは自分だと。
他のプレイヤーが先にステージを進んだり、刃を研いだりすると、焦る。
でも、いろんな交渉を重ねるうちに、ふと気づく。
「このゲーム、みんなで協力して成功を目指さないと、誰一人ミッション達成できないな」

そうして迎えたラスト1ターン。
6名の参加者は、まだ誰もミッションを達成できていない。
でも一番有利なポジションに居るのは自分。
ここで私は、まずAさんのミッション達成をサポート。ここまでは、まだ想定内。私が1位になる可能性は消えてない。
でも次に迫られた決断は、自分のミッション達成には必要だが、そうするとBさんにトップを譲るというもの。
いつもの私ならあり得ない。でも今回は、気持ちよく勝利を譲ることが出来た。
誰かと比較して1位になる必要はない。お互いが、それぞれのミッション・価値観のもとで成功すればいいのだ。


■まずは“楽しさ”から始めよう
このゲーム、誰かが先に成功しても、自分の価値が減るわけじゃない。
むしろ、他のプレイヤーの進化が刺激になって、自分の選択もより良くなっていく。
ゲームが終わったとき、不思議と全員がちょっと誇らしげだった
そして、誰かが言った。
こういうふうに仕事ができたら、毎日楽しいだろうね

本で読むだけでは分からない「7つの習慣」の深み。
それを、笑って・悩んで・交渉して・ちょっと負けて・ちょっと勝つ――そんな体験の中で、少しずつ感じられるようになる。
習慣は、頭だけじゃなく、身体も心も動かして身につくもの
ゲームの中では、
現実社会以上に、本当の自分の価値観が表れる
「7つの習慣を実践したいけど、いまいちピンとこない」
そんな人こそ、一度ゲームで試してみてはいかがだろう?
このゲームで身につくのは、成功の技術というより、人間性と信頼構築の“土台”
あなたの人生をしっかり支える軸が育ちます。


■所詮は研修ツール?
私の当初の予想は、大きく裏切られました。
いえ、企業などでの研修ツールとして、とても効果的なのは間違いありません。
でも、ゲームとしての楽しさが、これほどまでとは想定外でした。
運、交渉力、戦略、協力と達成感、時に裏切りもあるかも知れないけれど、きっと信頼を失った人は勝てません。
いろんな要素が詰まってて、しかも、一人が勝つんじゃなくて、みんなで楽しみながら成功を目指すというコンセプト。

将来、私がボードゲーム喫茶を開業した際には、カタンと並ぶ看板ゲームにしたいと思います。


さいごに
もし、あなたも「7つの習慣、読みかけたんだけど難しかった…」という経験があるなら、このボードゲームは最高の再スタート地点になるはず。
私も、このゲーム体験がきっかけで、今回のnote連載を構想し、ようやく第7の習慣まで読み切ることができました。
皆さんも、ぜひご体験ください。

「7つの習慣ボードゲーム 成功の鍵」
もちろん、書籍「7つの習慣」もお勧めです。

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AiYo⭐心と行動のストーリーテラー|哲学・行動経済学・占星術 × AI共創 私の記事が少しでもお役に立てたなら嬉しいです。よろしければ応援お願いします。