狐の月見塩そば【我が干しそば道 精進の188杯目】
【我が干しそば道 精進の188杯目】
●メニュー名:
狐の月見塩そば

●ご挨拶:
やぁ諸君、ご機嫌いかがかな?
全日本干しそば党 党首の佐奈田堂だ。
一束の干しそばから始まる壮大なマンネリズム劇場、
我らが全日本干しそば党の党本部 公式noteへようこそ。
今日も、諸君たちの潜在意識に熱く、深層心理に諄く語りかけるマンネリズムでサブリミナルな一杯をお届けしよう。
我らの目的は干しそばの啓蒙、つまりプロパガンダ。
故に繰り返しマンネリズムは基本中の基本である。
そして今日もそんな作為に満ちたクドクドしい一杯の蕎麦をご紹介したい。
‥そう、今日ももちろん
SALT SOBA
塩そばだぁーー!
ウォリャーー!! ヾ(#゚Д゚)ノシ
昨日POSTした久しぶりの塩そばが好評だったようで(注:思い込み)、つまりこれは全人類がその深層心理にて、いわゆる無意識下の意識で塩そばを強く欲している証拠であると私は確信するに至ったのだ。
故に今日も塩そばだ、そして昨日は狸ときたら、今日は狐が登場するのは至極当然!駄蕎麦の世界におけるキツネそばとタヌキそばとは、ちょうど神社の狛犬のように阿吽の関係でもあるのだよ。
まぁそれより何より、先の通りに全人類が無意識下で塩そばに注目しているであろう実態については、スイスの精神科医で偉大な心理学者「カール・グスタフ・ユング」氏もビックリの、深層心理学における重大な発見なのではないだろうか。

どうだね諸君、たった一杯の塩そばから、まさか人類の深層心理にまで話が及ぶとは考えもつかなかったであろう。
しかし、これは疑いようのない事実なのである!< ゚(∀) ゚ エッ?
‥おやおや、あまりのスケールの大きさに少々面食らってしまったかな?
でも心配ない大丈夫、少なくとも私は無問題だ。
更に私は昔から女性たちに「なんでそんなに優しいの?」と言われるほどに懐深く優しい男なのだよ、
だから安心して着いてきたまえ、けっして悪いようにはしないフフフフフ。

●解説:
今朝の一杯は「狐そば」、それも月見の狐の塩そばなのだ。どうだ何だか名前だけで十分豪勢だろう( ̄▽ ̄)
そんな狐そばを語る際は、狐うどんからお伝えしたほうが分かりやすいので、まずはそちらからお話をさせていただこうか。
狐うどんがいつ誕生したかについては諸説があり、江戸時代に大阪で作られたという説や、明治10年代に大阪で誕生したという説などと、基本的には大阪で生まれたという説が多い。
油揚げをのせたうどんを考案したのは1893年(明治26年)創業の大阪市船場のうどん屋「松葉家」とされ、同店には「大阪きつねうどん」の石碑が建てられている。古川ロッパは、エッセイ「うどんのお化け」で、狐うどんについて「油揚げの入った奴。無論関西から来たもの」と述べている。
その一方で、江戸で油揚げを種にした蕎麦があり、文献によれば大坂よりも江戸の方が古いとする説もある。
『衣食住語源辞典』(東京堂出版、1996年)では、狐うどんが先行し後に狐そばが誕生したものと解説されている。
名称の由来は稲荷寿司と同様、油揚げが狐の好物とされていることに由来する。一説には油揚げの色(きつね色)・形が狐がうずくまる姿に似ているからだともいう。
(参照元:Wikipedia)
ちなみに本日使用の味付け油揚げは、実は賞味期限が2025年の9月のものだ。その間、冷蔵庫でずっと保存していたという云わば長期低温熟成品というわけだ。その甲斐あってか味がしっかりと染み込んでおり、非常に美味であったことを最初にお伝えしたい。

そして今回は狐の月見の塩そば。
塩そばというと、昨今では立ち食いそばチェーンの名代富士そばが、通年ではないが塩そばを販売している。そして常に研究を重ね、味のバージョンアップを試みているようだ。
その話に興味が湧き、ふとその汁の内容をネットなどで確認したところ、どうも私が過去に干しそばで点てていたものと、味的にはあまり変わらなさそうだということに気付いた。
実はこの塩そば、つまり塩汁で点てる蕎麦とは、令和8年、西暦2026年の現在でもまったくメジャーではないのだが、これがやってみると中々に旨い一杯なのだ。塩加減と出汁などの比率をしっかり調整さえすれば、誰でも旨い塩そばが点てられる。
ちなみに私の駄蕎麦のお手本のひとつでもある前出の「名代富士そば」の塩そばは、特製の塩かえしと、店内での挽きたて出汁をあわせることで旨い一杯を目指しているようだ。
かたや私が昔から点ててきた塩そばとは、そもそも私自身が随分昔から鍋が好きだったことで、そこから副産物的、自然発生的に生まれたものだ。
特に無駄に長かった一人暮らしの頃は、バランスのよい食事を意識し、夏だろうが冬だろうが年がら年中、愛用の6号の土鍋で鍋料理を作って夕餉としており、その残り汁に干しそばをぶち込んでシメとしてきたのである。

そんな中でも塩味の鍋料理の残り汁で点てた干しそばの一杯は最高だった。
それが現在、粗塩や白だしなどで作る私オリジナルの「塩そば」に進化(?)したというわけだ。
富士そばの塩そばの汁は「特製の「塩かえし」を使用した透明感のある琥珀色のスープが特徴~」ということだが、その塩かえしの代わりに私は市販品の白だしを使用しているといったところだろう。
ここに粗塩を少々加えることで、琥珀色の旨い塩そばになるのだ。
これをキャッチフレースっぽくすると
白だしだけでは“出汁”でしかなかった。
塩を入れた瞬間、それは“料理”になった。
‥といった塩梅か。
そして今回は塩そばの狐の月見仕様というわけだ。
関西では今でも馴染みがあまりないという蕎麦だが、こうして受け入れやすい「白い汁」にすることで、そばが日本の隅々に、‥否、延いては世界中に広まるのではないだろうか。
塩そばとはこれだけ世界に通じる秘められたクオリティがあるものなのだ。干しそばの啓蒙・利用促進の点からも、塩そばは、まさに我ら全日本干しそば党が推奨すべき一杯であるということが、これでお分かりいただけたことと思う。

そうそう、今日はまだ干しそばの話をしていなかったな。
今日使用した干しそばは、日本伝承食品製の日本伝承蕎麦だ。この干しそばは駄そば味で私が好きな物のひとつで、8人前で298円と爆安価格の逸品!つまり一食当たり37.25円(税別)!ビッグ・エーでよく見る茂野製麺製の干しそば3人前98円(一食当たり32.7円)には敵わないものの、そのオールマイティさで考えると非常にお得なのだよ素晴らしい!
茹で時間はパッケージに「お好みで5分程度」と書かれてはいるが、明らかにこれは日本伝承食品の仕掛けた罠だ。私の長年の研究の結果では5分半から6分がお勧めだ、惑わされてはいけない(あくまで個人的見解)。それも熱湯に干しそばを入れて再度沸騰してからだ。
いつもは硬めの茹で加減がこうすることで一層美味しくいただける。
●干しそば:
日本伝承食品「日本伝承蕎麦」

●つゆ:
伯方の塩 小匙1/3ほど
ベストプライス かつお風味香る白だし
製造 ヤマサ醤油株式会社
(白だし55cc 熱湯280cc 味付け油揚げの汁10cc強)


●味付けいなりあげ:
ベストプライス 味付け油揚げ
製造:みすずコーポレーション
販売:イオン
※賞味期限を大幅に超過した長期低温熟成品を使用

●生たまご:
菜の花エッグ 産直たまご(サイズミックス)
宮本大史さんの顔写真があるもの
販売はコープデリ生活協同組合

●長ネギ:
千葉県産

●ゆず入り七味:
エスビー(15振り)

●コメント:
ここまで、かけそば、コロッケそば、かき揚げそば、たぬきそばと塩そばで点ててきたが、実はキツネに関しては不安に思うところがあり、今まで塩で点てることを避けてきていた。
その理由は、味付け油揚げが「甘い」ためだ。この甘さは塩そばの味を台無しにするのではないかと思っていたのだ。
そして今回実際にやってみたところ、やはり塩そばの塩っけが妙に和らいでしまったのである。なんというかキレがなく、ちょっと眠たくなるような味わい‥、良くも悪くも想像していた通りだった。
とはいえ決して不味いわけではない。旨いことは旨いのだ。
近いうちに再度検証もかねて、今度は味付け油揚げと天かすを入れたムジナそばで試してみたいと思う(まだやるオレ)。
●詳注意:
特になし。
●全日本干しそば党 党首より:
干しそばの神様そば神様/天干細蕎麦命様、味が少々甘くなりパンチが和らいだとはいえ、お陰で本日も、町のお蕎麦屋さんが尻に帆を掛けて逃げ出すような強烈無慈悲な一杯が点てられました、ありがとうございます。
蕎麦神様は偉大なり
蕎麦神様は偉大なり
蕎麦神様は偉大なり
諸君、干しそばの光に( ゚д゚ )クワッ!!
-------------------------
●追伸:
全日本干しそば党の歴史は、Instagramから始まった。
https://www.instagram.com/sanada_do/
※本稿は、Instagram 2026年2月21日のPOSTより引用・加筆
