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コーチがクライアントを裏切る瞬間

今日の話はコーチにとっては耳が痛い話かもしれません。

僕はコーチとして知り合いのコーチ(Tさん)の相談に乗っていました。内容は「とあるクライアントに対する関わり方をどうするか」ということ。そのためにクライアントの話を聞いたヒアリングシートを見て欲しいと言われました。

以下のような話の流れです。

Tさん「実はあるクライアントさんにどう関わればいいのか悩んでいて。相談したいんです」
僕「何に悩んでるんですか?」
Tさん「継続セッションを案内したいのですが、うまく売れる自信がなくて。クライアントのヒアリング資料を送るので一緒に考えてもらえませんか?」
僕「ちょっと待って。それって個人情報ではないんですか?」
Tさん「いや、違います。その方のコメントなどはコピペしていますが、後は個人名は伏せていますし」
僕「クライアントに許可は取っているんですか?」
Tさん「いや、取っていないです。事前のヒアリング資料ですし。。。メンターにも見てもらってるのでAZI(僕)さんが見ても問題ないです」
僕「クライアントはTさんがメンターに見せることは知っているんですか?」
Tさん「いや、知らないです。。。」

愕然としました。。。Tさん自身がこのことを平然と言っていること。。。メンターすら守秘義務や倫理規定を軽んじていること。。。このことがコーチングという名の下で行われていること。。。
※ちなみにそこそこ知名度のあるスクール/講座の方々です。

僕「その資料を僕が見るわけにはいきません」
丁重に、でも意志の強さが伝わるようにはっきりと伝えました。

僕「クライアントを守るためにも、僕自身の倫理としても、見ることはできません。それよりも大切なことは、このクライアントを前にしたときにTさんの中で何が起こっているかです。今日はそのことを話してみませんか?」

Tさんがこの提案に了承したので、ヒアリングシートを見ることなく相談に乗ることになりました。


コーチには守秘義務があります。
クライアントを守るため、必ず守らないといけない約束事です。

ただ、それを守れないコーチもいる。そもそも守るという意識が相当薄いコーチがいる。

ふざけるなよ、と正直思いました。
どうしてコーチがクライアントを裏切るようなことをするんだよ?そんなことしながら「なんでも話してくださいね」ってどうして言えるの?

コーチが徹底してクライアントのことを守るから、クライアントは安心して話しすることができる。そのために守秘義務や倫理規定を守る。

コーチはクライアントの味方です。だからこそクライアントを"守る"ことをもっと意識してもいいと僕は思う。


Tさんの相談がひとしきり終わったころ、僕からもTさんには今回の件で感じたことを伝えました。でも、できれば教わった人から学んでほしかったと思っています。
Tさんが誰かに教えるときに、同じように伝わっていってほしいから。それが伝統となってクライアントを守る存在がコーチであるということが当たり前の業界になってほしいから。

コーチ同士でも守秘義務や倫理のことを話すことは少ないです。だからこそこの記事を通じて改めて考えてみるきっかけになると嬉しいです。


もしあなたがコーチを選ぶときは安心して話せることが大切です。ぜひ選ぶときに思い出していただけると幸いです。



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