コンサル転職前に読んでおきたい本。5ジャンルに分けてご紹介。
私は事業会社で17年以上の経験を積んだあと、39歳で未経験としてコンサル業界に飛び込みました。
現在勤務しているコンサル会社から内定をもらったあと、会社から、コンサル未経験での転職ならば必ず入社前に読んでおくようにと強く勧められた本があります。
今回は、私が実際に勧められた書籍をテーマ別に整理してお伝えします。
これらを事前に読んでおくと、面接や入社後のキャッチアップが格段にスムーズになり、思考法や資料作成スキル、仮説構築力などを効率的に身につけることができます。未経験でコンサルを目指す方が、入社前から学びを積むことで成長速度を加速させるための参考にしていただければと思います。
思考・問題解決力を磨く本
コンサルでは、課題を整理し、短時間で解決策を導き出す力が求められます。例えば『ロジカル・シンキング』は、物事を筋道立てて整理する方法を学べます。入社前に読むことで、面接での自己PRや課題解決の説明が論理的にできるようになり、自信をもって話せるようになります。
また『考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則』は、文章や資料を論理的に組み立てる技術を身につけられます。コンサル入社後、上司やクライアントに説明する際にもすぐに役立ちます。
※ただし、こちらの本は非常に分厚く内容も難解なことから、読み切れずに途中で挫折する方も多いです。普段から本を読みなれていない方などは、まずは『入門 考える技術・書く技術 日本人のロジカルシンキング実践法』がおすすめです。重要なポイントはしっかり押さえられており、平易な言葉で解説されているので、とても読みやすいです。
ケース面接対策の本
ケース面接はコンサル転職の山場です。『東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』では、ビジネスから日常生活まで、あらゆるシーンにおける問題をシステマティックに解くための「基本動作=思考のOS」を解説しています。演習問題もたっぷり掲載されており、この本を1冊、何度も繰り返し解く練習をするだけで、自信をもってケース面接に臨めるようになります。
同じシリーズもので、『現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート』もおすすめです。思考のパターンや解法といった「型」を身につけられる1冊です。この「型」があるだけで本番の面接でどんな問題がきても一定レベル以上の回答できるという安心感が得られます。
業界理解・戦略思考の本
戦略系案件を担当する場合、業界知識や戦略思考の理解が非常に役立ちます。『競争の戦略』では、企業が市場で競争優位を築くためのフレームワークを学べます。クライアント分析や提案資料作成時に、自分の意見を論理的に補強できるようになります。
『ブルー・オーシャン戦略』では、新規市場開拓や差別化戦略の発想法を学べます。柔軟な発想力を養い、戦略系案件の議論にすぐ参加できるようになります。
自己理解・キャリア設計の本
コンサルはキャリア選択肢が多く、自己理解を深めることが重要です。『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』では、自分の強みを可視化でき、社内でのポジショニングやブランディングに活かせます。自己PRの説得力が増し、面接でも有利になります。
『7つの習慣』は、自己管理や優先順位決定力を高めるのに役立ちます。入社後のタスク管理やチームとの関係構築にも直接活かせるだけでなく、入社前に自分のこれまでの行動を振り返り自己分析を深めることにも役立ちます。
課題解決・仮説思考を鍛える本
コンサルは「課題を把握し、仮説を立て、解決策を導く」ことが仕事の本質です。『イシューからはじめよ』は、本質的な課題に集中し、効率的に問題解決する方法を学べます。
『問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』では、「ゼロベース思考」「仮説思考」「MECE(ミッシー)」「ロジックツリー」など、ビジネスの現場で問題解決を実践する方法を体系的に学べます。
『仮説思考』は、限られた情報の中で最適解を導く思考法を学べます。入社前のケース演習やクライアント提案準備に非常に役立ちます。
まとめ
これらの書籍は、私が現職入社前に推奨され、実際に読んだことで入社後の学習速度が格段に上がったものばかりです。
思考力、資料作成力、仮説構築力、自己理解・キャリア戦略、ケース面接対応力。どれもバランスよく身につけることで、30代後半という遅いスタートでも、自信をもってコンサル業界に飛び込むことができます。
入社前からの学びが、その後の成長スピードと市場価値向上に直結するのです。興味のある本から、まず一冊、手をつけてみてください。
