威沙で塗り足し付きの同人誌データを作ってみた話
こんにちは! 同人誌の入稿データと格闘している紅音です。
私はピコピコサークルなので、できるだけコストを抑えて少部数を印刷し、読者の方にお手頃価格で本を届けたいと考えています。そんなわけで、普段は「おたクラブ」さんに印刷をお願いしているのですが、今回は「ちょ古っ都製本工房」さんを使ってみたくなりました。理由は、本文用紙にラフクリーム琥珀が使えるからです。
本文にある程度の厚みを出したい、できれば商業文庫のような雰囲気にしたい——そんな思いでいろいろ調べていたところ、ラフクリーム琥珀に惹かれて「これを使ってみたい!」と思ったんです。
ただ、今回の本文データには、画像で作った塗り足しありのページが一部含まれていました。おたクラブさんでは、塗り足しが必要なページだけ塗り足しをつければ、ほかのページは原寸サイズのままでも問題なかったのですが、ちょ古っ都さんでは、本文データを「塗り足しあり」で指定すると、全ページに塗り足しをつける必要があります。
つまり、いつも組版に使っているフリーソフト「威沙」で、全ページに塗り足しありのデータを作る必要が出てきました。この作業、私にとっては初めての作業です!
というわけで、今回は「おたクラブさんで本を作っていた人が、ちょ古っ都さんに入稿するときに、どうやって『威沙』で塗り足しをつけるのか?」、やり方をまとめました。思ったより難しくないので、気になる方はぜひチャレンジしてみてください。
前提
作成する物
A6(文庫サイズ)の小説同人誌
作業環境
冒頭に書いた通り、本文の組版にはフリーソフトの「威沙」(クライアント版)を使用します。
※Web版も似たような設定なので、読み替えてください。
この記事を書いた日
2025年5月です。
アプリがアップデートされると、名称が変わったり操作方法が変わったりするので、注意してください。
塗り足し3mmは、Ptで表すと何Ptか調べる
「威沙」は長さをすべてPtで表示しているので、指定されている塗り足しの長さ(今回は3mm)が、何Ptかを調べる必要があります。
調べるときは、以下のサイトを使うと便利です。
すると、3mm=8.5ptと表示されるはずです。
威沙で塗り足しの設定をする
「威沙」には、塗り足しって言葉がなくて一瞬「設定できるのかな?」って不安になるんですけど、ちゃんと設定できます!「威沙」では「余白」という名前になっています。
なので、まず「威沙」を起動して「プロファイル設定」を開きます。

開いたウィンドウで、「余白」欄に「8.5」を入力。

このウィンドウを閉じ、最初のウィンドウで「余白付与」にチェックを入れると、塗り足し3mmがついたPDFデータが出力できます。

本当に塗り足し3mmがついているか、確認する
出力したあと、本当に塗り足し3mmがついているか、確認をします。
確認、大事。
出力されたPDFデータを開いて、左上「メニュー」から「文書のプロパティー」を開きます。

概要タブの下「ページサイズ」を確認します。
周囲に3mmの余白がある、ということは、
A6サイズ(105mm×148mm)の縦横に、それぞれ6mm追加した111mm×154mmになっていればOKです。

意外と簡単でした
普段しない作業が入ってくるとちょっと身構えちゃいますけど、意外と簡単に本文データへ塗り足しをつけることができました!
フリーソフトの「威沙」を使って入稿しようと考えている人の助けになれば嬉しいです!
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