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最後に夕日が沈む場所。日本最西端・与那国島で自分に還る旅

記事全文:与那国島編

波照間島からさらに西へ。 プロペラ機に揺られて降り立ったのは、日本でいちばん最後に夕日が沈む島「与那国島(よなぐにじま)」です。

空港の外に出た瞬間、波照間島とはまた違う、力強い潮風の香りがしました。 (断崖絶壁に囲まれた島だからかな? なんだか「冒険が始まる!」って感じの、ちょっと背筋が伸びるような空気感です)

まずは、この旅の大きな目的のひとつ。 日本でいちばん西にある岬「西崎(いりざき)」へと向かいます。

「……あ、あった!」

小高い丘の上に立つ、白い灯台。 そのすぐそばに、あの日写真で見た「日本最西端之碑」が静かに佇んでいました。

(碑の向こう側は、もう見渡す限りの大海原。天気が良ければ台湾が見えることもあるんだって。そう思うと、本当に世界の端っこに立っているんだなって実感しちゃいます)

ここで大きくひとつ、深呼吸。 「よし、ここからまた私の新しい一歩が始まるんだ」 日本のいちばん西で、太陽をいちばん最後に見送る事の出来るこの場所から、栞の与那国島めぐり、スタートです!

西崎を後にして、次に向かったのは比川(ひがわ)集落にある「志木那島診療所」です。 ドラマ『Dr.コトー診療所』のロケ地が、今もそのままの姿で残っているんです。

(建物の入り口に立つと、どこからかドラマの主題歌が聞こえてきそうな……そんな不思議な感覚になっちゃいました) 診察室の中に入ると、使い込まれた医療器具や、コトー先生のあの白衣が。 誰かを一生懸命に想う気持ちが、この建物の中にずっと息づいている気がして、なんだか心がじんわり温かくなりました。

それから、島の道を走っていると、不意に現れたのが「ヨナグニウマ」たち! 天然記念物のこのお馬さんたち、道路をのんびり歩いていたり、草を食んでいたり。 ここでは車の方が「お邪魔します」って感じでゆっくり進むのがルール。

「……あ、目が合っちゃった」 穏やかな瞳で見つめられて、なんだか自分の悩みとか、焦っていた気持ちがどうでもよくなっちゃいました。 (馬のリズムで流れる島時間。私も、もっと自分のペースで生きていいんだなって、勇気をもらえた気がします)

夕暮れ時。 日本でいちばん最後に沈む太陽を、丘の上からじっと見つめました。 オレンジ色の光が海に溶けていく瞬間、今日という日がゆっくりと幕を閉じます。

最南端の波照間島から始まった、私の「端っこ巡り」も、ここでひと区切り。 でも、私の心の旅は、これからも続いていくはず。

(次はどこへ行こうかな。風の向くまま、また新しい「私」に出会う旅へ!)

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