人生は「設計」より「編集」のほうが、うまくいく
「人生を編集する」って、
最初からこんな言葉を使おうと思っていたわけじゃない。
むしろ、ずっとあとづけだった。
たぶん、多くの人と同じで、あとから振り返って言葉が必要になっただけだ。
世界一周をした。
起業した。
撤退した。
資格も取った、子育てもしている、トライアスロンもやっている。
並べてみると、いかにも“何かありそう”だけど、
正直、その時その時は、そんな余裕はなかった。
楽しかったこともあるし、
しんどかったこともあるし、
「これ、意味あったのかな」と思う期間も長かった。
当時はずっと、
「正解だったかどうか」を気にしていた気がする。
この記事を書いている私は、仕事・家族・健康を同時に考えながら、
「どうすれば経験は、人生の中で使い回せるのか」
そんなことを考え続けている、普通の会社員です。
人生は、素材の集合体だと思うようになった
あるときから、少し見方が変わった。
人生って、
最初から意味のある出来事が起きているわけじゃないんじゃないか、
と思うようになった。
成功も失敗も、
遠回りも寄り道も、
黒歴史も、ちょっとした自信も。
それらは全部、
ただ起きている“素材”なんじゃないか、と。
良い素材かどうかは、起きた瞬間には分からない。
その時点では、「正解だったかどうか」なんて分からない。
分からないまま、とりあえず手元に残っている。
人生って、そういう素材の山みたいなものだな、と思った。
編集とは、あとから意味を与える行為
じゃあ「編集」って何かというと、
出来事そのものを変えることじゃない。
起きたことに対して、
あとから問い直すことだと思っている。
あれ、なんでやったんだろう?
あの経験で、何が自分の中に残っている?
今の判断に、どこか影響してない?
そうやって振り返ったとき、
バラバラだった点が、
「あ、ここでつながってたのかも」と線になる瞬間がある。
それが、自分にとっての「編集」。
当時は意味が分からなかったことが、
時間を置いて、文脈を持ちはじめる。
最適化より、納得感を選ぶ
この考え方を持つようになってから、
人生の見え方が少し変わった。
最短距離かどうか。
一番儲かるかどうか。
一番評価されるかどうか。
そういう軸から、少し距離を置くようになった。
代わりに見るようになったのは、
自分はこの選び方に納得しているか。
あとから説明できるか。
次の選択肢を、狭めていないか。
効率より、意味。
正解より、手触り。
それはたぶん、
他人の人生をうまく生きるのをやめた、ということでもある。
うまく言えないけど、
「自分の人生を生きている感じ」が残るかどうかを
大事にするようになった。
編集すると、「撤退」も価値になる
面白いのは、
編集の視点を持つと、
やめたことや、続かなかったことの見え方も変わること。
失敗した。
撤退した。
思ったほど伸びなかった。
それ自体は事実だけど、
編集すると、そこから判断基準が言語化される。
何が合わなかったのか。
どこで違和感が出たのか。
次は何を大事にしたいのか。
撤退は「失敗」じゃなくて、
編集途中でカットされたシーンみたいなもの。
本編には残らなかったけど、
次の編集には確実に効いている。
編集の主語は、いつも「自分」
一番大事なのは、ここだと思っている。
社会がどう評価するか。
他人がどう見るか。
それも無視はできないけど、
最終的な主語は、いつも「自分」。
自分は、この人生をどう編集したいのか。
だから、正解は教えないし、
価値観も押し付けない。
渡したいのは、
「こう考えると、少し楽になるかもしれない」という
判断軸だけ。
人生を編集するとは、
出来事を集めることではなく、
出来事に意味を与え続ける態度のこと。
振り返ると、
自分はずっと、
まず動いて、
経験を集めて、
あとから構造化する、
ということを無意識にやってきた。
それを、
意識的なスタンスとして言葉にしたのが
「人生を編集する」という考え方なんだと思う。
今もまだ、編集中だけど。
たぶん・・・
これからもずっとね。
▼このnoteを書いた人

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