#2 「はじまりの日」
私は小さい頃、
冬になるといつも風邪を引いていた。
かかりつけの小児科は
評判の良いところだったが、
少し強面な先生。
子どもの私は先生がいつも怖かった。
母いわく、
いつも大泣きでうるさくなるから
外で待っていたらしい。
そんな私が覚えているのは
看護師さんの優しさだった。
注射が終わったあとの笑顔。
「頑張ったね」って言ってくれる優しさ。
いつの間にか
「看護師になりたい」
そう言うようになった。
その後ドラマの「コード・ブルー」を見て、
「ドクターヘリに乗りたい!」と思い始めて、
ドクターヘリのある病院に就職した。
その病院は1年目からも救急病棟に行けて、
病棟の看護師が救急外来に行ったり、
ドクターヘリに乗ったり、
日によって担当が変わる。
それが魅力で決めた。
入職初日。
救急病棟に無事に配属された。
同期はなんと9人もいた。
そのうちの私含め4人が新卒者。
あとの5人は別の病院からの転職者だった。
歳が近めな人が2人。
救急救命士経験者の方1人。
40代くらいのベテラン2人。
「歳は違っても同期なんやし、頑張ろうね!」
一番年上であろう人がそう言ってくれた。
関西弁交じりで話しやすそう。
髪型が夜会巻きだったのもあって
かなり警戒していたけど、
「見た目ほど怖い人じゃないかも」
そう思えて少し安心した。
新卒者同期も多いし、大丈夫。
ワクワクと緊張が入り混じった、そんな1日だった。
このときはまだ、
将来休職することになるとは思ってもいなかった。
普段はこんな記事書いてます。
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