働きたくないダウナー転生者 口の悪い幼なじみに遺跡で見つかる
わぁ〜い✨️あかりの新シリーズ、始めますっ!
これね、いろんなジャンルの短編小説をどんどん出していく企画なのっ。ホラーも、バトルも、転生ものも、ジャンル問わずに書いていくよっ。
そしてこのシリーズ、ぜんぶパラレルワールドでつながってるのっ!
わたしの創作キャラたちが、性格はそのままに、いろんな生い立ちで毎回登場するよっ。めんどくさがりのだるがりはどの世界でもだるがりだし、爆発好きはどの世界でも爆発好きっ。
中身は同じなのに、世界が違うと全然ちがう物語になるっ。そこも楽しんでもらえたら嬉しいなっ(๑•̀ㅂ•́)و✧
で、ここが一番面白いとこっ。
毎回、話の最後にアンケートを取るのっ。
この話の続きが読みたい?
って、みんなに聞いてみるよ✨️
そして反響が大きかったものだけ、続編を書いていくっ。つまり、どの話が育つかを決めるのは読者のみんなっ!
あなたの一票が、次の物語を作るってことなのっ。
このシリーズものの本編は全部無料で読めるよっ。気軽に読んで、気軽に投票してねっ。
それじゃ、いってみようっ🔥
前回までのはなしはこちら
護衛対象の遺跡調査員として現れた、銀髪の狐獣人。
あたしと目が合った瞬間、彼女の金色の瞳が大きく見開かれた。
この顔を知っている。
家の近所に住んでいた。
子どもの頃から、あたしが昼寝をするたびに起こしに来た。
働きたくないと言えば怒る。
動きたくないと言えば引きずっていく。
頼んでもいないのに、いつも絡んでくる。
口が悪い。
とにかく面倒。
「……げ」
「げ、じゃないわよ!」
アヤネの声が、遺跡中に響いた。

「なんであんたがここにいるの!」
「それはこっちの台詞。なんでアヤネがいるの」
「仕事よ!」
「遺跡の調査員?」
「悪い!?」
「別に。相変わらず元気だね」
「誰のせいでこんな街まで来たと思ってるのよ!」
「知らない。観光?」
「本気で燃やすわよ!」
アヤネが刀の柄へ手をかける。
刀身の隙間から、赤い炎が漏れた。
冗談じゃないらしい。
あかりが、あたしとアヤネを交互に見る。
「お知り合いですかっ?」
「違う」
「幼なじみよ!」
答えが重なった。
「幼なじみなんですねっ✨」
「近所に住んでただけ」
「小さい頃から何回あんたを家まで運んだと思ってるの!」
「勝手に運んだんでしょ」
「道の真ん中で寝てたからよ!」
「地面があったから」
「家にも床くらいあるでしょうが!」
……やっぱり面倒だ。
昔と何も変わっていない。
アヤネは、あたしの頭から足元までを確かめるように見る。
怪我をしていないか確認しているようにも見えた。
でも、すぐに顔をそらす。
「家を追い出されたって聞いたわ」
「うん」
「うん、じゃないわよ。何日帰ってこないつもりだったの」
「帰る予定ないし」
「野垂れ死んでると思ったのよ!」
「……心配してたの?」
アヤネの狐耳が、ぴんと立った。
「してない!」
「今、死んでると思ったって」
「この街のギルドを回ってたら、遺跡調査員の募集を見つけただけよ!」
「仕事を受けながら、あたしを探してたの?」
「仕事のついでよ!」
「どっちがついで?」
「あんた」
「じゃあ見つけたね、そのまま調査に戻れば」
「その言い方、本当に腹立つわね!」
アヤネの尻尾が、勢いよく左右へ揺れている。
怒っている。
たぶん。
「でも、無事なら……まあ、いいわ」
声が少しだけ小さくなった。
「なに?」
「なんでもない!」
「聞こえなかった」
「あんたの耳は飾りなの!?」
「アヤネの声がうるさくて壊れたかも」
「誰の声がうるさいですって!?」
そのとき。
アヤネの狐耳が、ぴたりと止まった。
顔から怒りが消える。
彼女はゆっくりと、右側の通路を見る。
青い光が一つ、浮かんでいた。
左の通路にも二つ。
後ろにも三つ。
胸元に青い魔石を持ったゴーレムが、次々と姿を現す。
かつん。
かつん。
かつん。
数は、十体以上。
「……あんたたち」
アヤネが低い声で言った。
「何体起こしたの?」
あたしはサンを指さした。
「こいつがやった、私は知らない」
「サマエルが誘導しろって言ってたーっ!」
「言うな」
アヤネが頭を押さえる。
「ゴーレムは音に反応するのよ。大きな音を出せば、遺跡の奥にいるやつまで全部集まってくる」
「やっぱりそうなんですねっ!」
あかりが納得したように手を叩いた。
ぱんっ。
ゴーレムたちが、一斉にあかりを見る。
あかりの笑顔が固まった。
「……手を叩くのもダメなんですね」
「今それを確認する必要あった?」
ゴーレムが走り出す。

石の足が床を叩くたび、遺跡全体が揺れた。
「サン!」
「まかせてーっ✨」
サンがハンマーを振り上げる。
アヤネが全力で止める。
「鳴らすなって言ってるでしょうが!」
「でも誘導できるよーっ!」
「これ以上集めてどうするのよ!」
「一か所にまとめるっ✨」
「全部こっちに来るでしょうが!」
言い合っている場合ではない。
正面に三体。
右に四体。
左にもいる。
後ろからも足音が近づいてくる。
逃げ道は一つだけ。
まだゴーレムがいない、奥へ続く細い通路。
「……サン。そのハンマー貸して」
「えっ?」
あたしは重力でハンマーを持ち上げた。
鉄の塊が、サンの手を離れる。
「サンちゃんの新兵器ーっ!」
「あとで拾えばいい」
「壊れたらどうするのーっ!?」
「別にこのハンマーなら壊れても問題ない」
「ひどいっ!」

あたしはハンマーを、通路の反対側へ投げ飛ばした。
鉄の塊が床を跳ねる。
ごぉぉぉん!
さらに壁へぶつかる。
ごぉぉぉん!
音がした瞬間、ゴーレムたちの動きが止まった。
全員が、ハンマーの飛んでいった方向を向く。
そして一斉に走り出した。
「今のうち」
あたしは奥の通路へ向かった。
あかりもカゴを抱えて走る。
アヤネも続いた。
「サン、早く!」
返事がない。
振り返る。
サンがゴーレムたちと一緒に、ハンマーを追いかけていた。
「待ってーっ! あたしのハンマーっ!」
「……何してんの」
「私が作ったんだよーっ!」
「あれ作ったのか…いいから捨てろ!」
「嫌だーっ!」
アヤネが走り、サンの服をつかんだ。
そのまま力任せに引きずってくる。
「離してーっ! ハンマーがーっ!」
「命とハンマー、どっちが大事なのよ!」
「ハンマーっ✨」
「…アホなの?この子?」
四人で奥の通路へ飛び込む。
直後。
足元の石が、低い音を立てた。
ごとん。
壁の奥で、何かが動く。
嫌な予感。
あたしが振り返った瞬間、通ってきた入口へ巨大な石の扉が落ちた。
どぉん!
通路が完全に塞がれる。
外側から、ゴーレムが扉を叩いていた。
鈍い音が何度も響く。
戻れない。
サンのハンマーも、向こう側。
「……最悪、もう寝る」
あたしは、その場に寝転がった。
冷たい石の感触が頬に当たる。
地面は、いい。
でも。
アヤネがいる。
「こんなところで寝るな!」
「……疲れた」
「起きなさい! 奥に何がいるか分からないでしょうが!」
「アヤネが調べてきて」
「あんたたちの護衛対象は私でしょうが!」
「護衛しなくても強そう」
「そういう問題じゃない!」
「そういえば先行して入った冒険者は?あんたの護衛で1人いたんじゃないの?」
「危なかっしいから先に帰らせた、調査の邪魔になるからね」
「やっぱ護衛いらないんじゃない」
サンが石の扉へ耳を当てる。
「あたしのハンマー、無事かなー?」
「まだ言ってるの?」
あかりは通路の奥を見つめていた。
青い魔石の光が、一定の間隔で並んでいる。
その先には、下へ続く長い階段。
レオンから渡された地図には、なかった道だった。
まあ地図自体作りかけなので当然ではあるんだけど
あかりが小さく手を挙げる。
「あの……これ、奥に進めばいいんでしょうか?」
全員が、奥を見る。
戻る道は塞がれた。
残っているのは、地下へ続く階段だけ。
アヤネが深くため息をつき、刀を抜いた。
「仕方ないわね。私が前を歩くから、あんたたちは静かについてきなさい」
「頼んだ、帰り道が見つかったら教えてくれ」
「サマエルも来るのよ!」
「……めんどくさい」
「久々に再会して最初に言うことがそれ!?」
いや。
最初に言ったのは、げ、だった気がする。
……どっちでもいいか。
こうして。
爆発娘と
薬草娘と
口の悪い幼なじみを連れて
あたしは、地図にもない遺跡の下層へ進むことになった。

楽して稼ぎたいだけだったのに
仲間と面倒事だけが、どんどん増えていく。
……一人に戻りたい。
でも
少しだけ安心した顔で前を歩くアヤネには、絶対に言わないでおこうと思った
📊 アンケート
ここまで読んでくれてありがとうっ✨️
狐獣人の遺跡調査員は、サマエルを捜して街まで来ていた幼なじみのアヤネでした〜!
心配していたのに、本人を前にすると絶対に認めないのっ🤣
そしてサンのハンマーを向こう側へ置いたまま、四人は地図にない下層へ進むことになりました。
続きが気になったら投票してねヽ(=´▽`=)ノ
① 四人で遺跡の下層を探索してほしい!
② サマエルとアヤネの過去が読みたい!
③ サンのハンマーを取り戻してほしい!
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わぁ〜!ここまで読んでくれて…本当にありがとう💕
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