「帰り道、急に涙が出そうになる」
帰り道、急に涙が出そうになる。
そういう夜、ありませんか。
電車の中、ふと気が抜けたとき、目の奥が熱くなる。
別にひどいことがあったわけじゃない。
誰かに傷つけられたわけでも、大きな失敗をしたわけでもない。
なのに、なぜか泣きそうになる。
理由がわからないから、余計に戸惑います。
「なんで泣きそうになっているんだろう」
「こんなことで泣くなんておかしい」
と、涙を押し込めようとして、また疲れる。
わたしにも、そういう帰り道がたくさんありました。
電車の窓の外を見ながら、泣かないように必死にこらえていた夜が。
一日中「大丈夫」でいたから、帰り道にこぼれてしまう
帰り道に涙が出そうになるのには、理由があります。
一日中、張り詰めていたからです。
職場でも、学校でも、誰かといる場所では「大丈夫」でいなきゃいけない。
しんどくても顔に出さない。
疲れていても「平気です」と動く。
感情を後ろに置いたまま、一日を乗り切る。
それができてしまうから、傍から見たら普通に過ごしているように見える。
でも内側では、ずっと張り詰めていた。
帰り道は、その張り詰めがほどける瞬間です。
一人になって、誰かの目がなくなって、
「大丈夫」でいなくていい場所に来たとき、ずっと後ろに置いていたものが、ようやく追いついてくる。
だから、帰り道に涙が出そうになるのは、弱さじゃないです。
一日頑張り続けた証拠です。
涙の理由が自分でもわからなくて、戸惑う
「なんで泣きそうなのかわからない」という感覚、すごくよくわかります。
悲しいことがあったわけじゃない。
怒っているわけでもない。
でも、涙が出てくる。
その理由を説明できないから、「自分はおかしいんじゃないか」と思ってしまう。
でも、涙は必ずしも「悲しいから」出るものじゃないです。
緊張がほどけたとき。
ずっと抑えていたものが溢れたとき。
疲れが一気に出たとき。
言葉にならない何かが、涙という形で外に出てくることがあります。
理由がわからなくてもいいんです。
「なんかわからないけど、涙が出そう」それだけで、十分な理由です。
泣きそうな自分を、急いで押し込めなくていい
涙が出そうになったとき、反射的に押し込めようとしてしまいます。
「電車の中で泣いたら恥ずかしい」
「泣いたら余計につらくなる」
「こんなことで泣いてどうするの」
と、自分に言い聞かせて、感情に蓋をする。
でも、押し込めた感情は消えてなくなるわけじゃないです。
どこかに溜まっていきます。
溜まり続けた感情は、あるとき一気に溢れてきたり、体の不調として出てきたりします。
泣きそうなとき、すぐに押し込めなくていいです。
電車の中なら、窓の外を見ながら、目の奥の熱さをそのままにしておく。
家に帰るまで待てそうなら、帰ってから泣く。
一人になれる場所があるなら、そこで泣く。
泣くことは、感情の出口です。
出口を塞ぎ続けると、中に溜まる一方になります。
帰り道のその涙は、今日も頑張った証拠
涙が出そうになることを、弱さだと思わないでほしいです。
一日中「大丈夫」でいられたこと、それだけで十分すごいことです。
疲れていても動き続けたこと、感情を後ろに置いたまま乗り切ったこと。
帰り道の涙は、そのすべての重さが、ようやく外に出てきているということです。
弱いから泣きそうなんじゃないです。
それだけ一日を、全力で生き切ったから。
涙が出そうな帰り道は、今日も頑張った証拠だと、わたしは思っています。
家に帰ったら、まずゆっくり息を吐いていい
家のドアを開けたとき、すぐに何かをしなくていいです。
荷物を置いて、コートを脱いで、まずゆっくり息を吐いてください。
今日一日、ずっと張り詰めていたものを、その息と一緒に少し外に出す。
「お疲れさま」と、自分に言ってあげてください。
声に出さなくてもいいです。心の中で思うだけでいい。
泣きたければ、泣いていいです。
何もしたくなければ、しなくていいです。
ご飯を食べる気力もなければ、今日はそれでいいです。
家に帰ってきた自分を、まず迎えてあげてください。
泣けるのは、感じている証拠です。
あなたの心は、ちゃんと生きています。
今日も読んでくれてありがとうございます。
このnoteは、Instagram「あかり|心に寄り添う言葉」と連動した記事です。インスタではひと言ひと言を短くまとめて発信しています。よければそちらも覗いてみてください。
あかり
