Photo by
k_jack_norio
超短編小説作ってみました。
紫の雨が降ってきた。
その紫の雨を子ども達が嬉しがっていた。
紫の雨。雨。雨。
そういえば、紫の雨って曲があったよね?外国にね?
隣に座っていた、恋人がそういう。
わたしは、そうだね、という。
隣のカップルは、紫の雨の写真を撮っていた。
でもスマホには上手く映らなかったみたい。
左隣のおじいさんは、飲みかけのコップに、紫の雨を集めて笑っている。
前のお姉さんは、誰かに電話してる。紫の雨が降ってるの。そっちはどう?そんなふうに。
彼氏に電話かな?
紫の雨はなぜ降ってきたのかな?
紫の雨はどこから降ってきたのかな?
そんなことを考えながら恋人と空を見上げた。
紫なのに、不思議と、奇しくも、苦しくもならない不思議な色だった。
わたしはすごく幸せだった。
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