ショートストーリー 「星クズのクラーマーレ」 #3つのお題に空想のひらめきを【第17回】
はじめて片桐みかんさんの『3つのお題に空想のひらめきを』に参加させて頂きます。
お題①:「星の手紙」
お題②:「階段の途中」
お題③:「ひとかけらの勇気」
先に謝らせて下さい。私の空想が暴走し、品位に欠ける作品になってしまいました。でも生まれた作品に罪はない。ということで公開させて頂きます。
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ここはスターラダー。
天へと伸びる、果てしなく長い塔。
その塔を取り巻く螺旋階段は、まるで銀河の背骨のように空へと続いている。
階段を登りきれば、宇宙に届く。星々のささやきが聞こえる場所へ…。
私は星の郵便配達員。
このスターラダーを登り、星々へ「星の手紙」を届けるのが仕事だ。
今宵の宛先は、ペガスス座の「シェアト」。
秋の夜空は澄み渡り、星々はいつもより近くに感じられる。
冷たい空気が肺を満たし、足取りにも自然と力が入る。
螺旋階段の途中、ふと腹部に違和感を覚えた。
(あれ?体冷やしすぎたかな?なんかモゾモゾするぞ…)
胃のあたりが、宇宙の微振動のようにざわめいている。
まだ道半ば。
配達のタイミングを逃せば、次に届けるられる迄には天文学的な日数が空いてしまう。
星の軌道は待ってくれない。急げ!
ピピピッ…
衛星スマホが震え、メールを受信した。
> 『スター会員の皆様へ。
> この度、レストラン「三ツ星」におきまして、食中毒事故が発生いたしました。
> 発症されましたご利用者とご家族には、多大なる苦痛とご迷惑をお掛けいたしましたこと、
> 心よりお詫び申し上げます…』
「え…、昨日食べたけど…、まさか…」
次の瞬間、
腹痛ビッグバンは起きた。
時空がねじれ、
光と闇が混ざり合い、
途方もない衝撃波が私の果てから果てへと駆け抜ける。
声にならない声。
痛みを通り越した痛み。
配達員はうずくまる。動けない。
…。
「どうする?どうする?どうする?」
…。
選択肢は少なかった。
ただ右手には「星の手紙」…。
そう、紙が握られていた…。
そして、
もう片方の手には「ひとかけらの勇気」が握られていた…。
完
ごめんなさい…。
#3つのお題に空想のひらめきを 【第17回】
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