7. 巡礼の旅9/24|極限状態で至高のオムレツを食する経験🍳
こんにちは、akaです!
巡礼の旅5日目、野宿の翌日の巡礼路のエピソードです。
朝3時から歩き始め、37kmとこの巡礼中最も長い距離を進むという、最も過酷な1日でした。
どんな1日を迎えたのでしょうか?
朝3時、生存のため、歩みを進める
あまりに寒く、震えが止まらず、このまま寝ているのは危険だと判断し、3時から歩行を開始。
この時点で本日、明日、明後日の宿は予約しておいた。もう野宿は御免だ。
身体が限界を告げているのか、鼻血が出てきた。
エネルギー補給として、昨日買っておいたカタルーニャ地方名物白カビサラミを食べる。
このサラミは棒状で手が汚れないので、行動食として優秀🍖

行動食の白カビサラミを食べる。
ひとまず、次の大きめな街、パラス・デ・レイを目指し、25km歩くことにしました。
1時間で5kmくらいのペースなので、8時-9時に到着して朝ごはんを食べられれば良いかなという算段です。
ただ、8時が日の出なので、5時間も暗闇を歩き続けることになります。
巡礼路は街灯もなく暗闇です。
懐中電灯を持っていない我々は、凸凹で真っ暗な巡礼路を進むのは危険なため、巡礼路に並行する車道を通り、星あかりに照らされる白線を頼りに眠さと寒さと闘いながら歩みを進めました。
道中はひたすらに、星が綺麗。
懐中電灯はむしろ要らないかもしれないとも思いました。

[fujifilm X-T30]
途中熊のようなデカさの犬が2匹すぐ横をついてきたことが、1番恐ろしいエピソードでした。
刺激しないように、通り過ぎるのをただ待つ。

そして、夜明け前、空が明るみ、牧場が1日を始める。
この夜明けをどれだけ待ち望んだことか。
太陽のお寝坊さん☀️

4時間誰もいない真っ暗闇を進んでいたので、
人と遭遇し安堵した。
[fujifilm X-T30]

[fujifilm X-T30]

[fujifilm X-T30]
8時を過ぎ、他の巡礼者たちの姿を見かけるようになった。
巡礼路の挨拶「ブエン・カミーノ」が心地良い。
人生で一番のオムレツ!?
ちょうど、お腹が空いてきたので、良い感じのアルベルゲがやっているカフェにて、オムレツとコーヒーのモーニングを食べることに。
途中の目的地のパラス・デ・レイまでは8kmほどだ。予定から遅れているが、問題はない。
カフェに入ると、コーヒーの良い香りが鼻腔をくすぐる。人の温もりに触れ、心がポカポカした。
人類の社会性という性質を体感した瞬間だった。カフェの店主も優しくオーダーを聞いてくれる。
あぁ...
感動のあまり、メニューの内容が頭に入ってこず、注文を決め難かったが、なんとか注文できた。
アルベルゲの宿泊客が仲良さげに朝食を食べていた。アルベルゲで知り合ったのだろう。
国を超えて仲良くなっている。憧れる。
3日半という短いスパンで100km巡礼を行っている人は他にはいないので、他の巡礼者と生活リズムが揃うことがなく、交流しにくいことが分かった。
サラリーマンの宿命を受け入れることにしよう。

巡礼路の定番メニュー
オムレツがでてきた。ラテも熱々でクリーミー。
ここで食べたオムレツが巡礼の旅で3食くらい食べた中で1番美味しかった。
美味しいと思った理由は、じゃがいもが千切りになっていること、芋の味が濃くて美味しいこと、極限状態だったこと、によるのではと考察。
千切りだからこそ、卵との絡みが良いので、フォークで切った時にジャガイモがばらばらになりにくい。
この状況も含めて、人生でこれを超えるオムレツはないのでは...?
腹も心も満たされたところで、再出発!
午前中はまだ朝日が差している感覚に近く、石造りの建物の陰影が美しい。

石造りの家がよく合う。
[fujifilm X-T30]

こじんまりとした集落の教会が美しい
[fujifilm X-T30]

すごい技術に感動
エリアによって石の組み方が違うのもまた興味深い
[fujifilm X-T30]
日中の日差しにバテバテ...
10:30ごろ、パラス・デ・レイの街に到着した。
野宿の後、早朝から活動し、25kmを歩いた疲労を感じ始めてきた。
街には大きな教会があり、静かでキャンドルの灯りが落ち着く。
Kくんとともに、教会の椅子でうとうとしてしまい、1時間ほど眠ったようだ。
本日の宿泊地のメリーデまで、12km。
もう少し頑張ればふかふかであったかい布団にありつける。
午後は日差しがキツいので、暑さが身体に追い打ちをかける。
Kくんが20分おきに座り込むようになってきた。また、道中何回カフェで休憩したのだろう。
午前中に歩くべきという理由がわかるような気がする。

巡礼路にはシンボリックな木が多い
[fujifilm X-T30]
生焼けティーボーンステーキには気をつけろ
そろそろ14:00となる。
巡礼路沿いの店に寄って昼飯を食べることにした。

地元の(金色の毛をした)牛のティーボーンステーキとガリシアスープを注文。
よく道中で見かけた茶色の毛の牛は乳牛ではなく肉牛だったのかもしれない。
肉牛=黒毛ではないのだなと、学んだ。

肉牛として使われているのだろう。
(こちらは乳牛)
ガリシアスープのベースはトマトで、京野菜の壬生菜のような葉っぱとじゃがいもとハム、チョリソーが入っていた。酸味が効いていて疲労に効く。
旨い。
ガリシアとは現在いる巡礼時のある地域、ガリシア地方のことです。

トマトの酸味が心地良い
ティーボーンステーキを注文したので、赤ワイン1杯追加注文。
タンニン由来の渋さが疲れに効くぅ〜
酸味が控えめで辛口なワインがこの地方では好まれているのだろうか。
食事に合うので私的に好みでした。
期待していたティーボーンステーキはレアすぎたので、私は念の為控えました。
一方、20€もしたのもあり、Kくんはがっついていました。疲労した体に生肉大丈夫??

ペッパーの素揚げが付いてくるのがスペインスタイル
レストランを出発し、暑さの中進む。
夜は一桁、昼は30度近く。身体への負荷が大きい。
道中、美しい村を通る。この景色が巡礼時で一番美しかった。

童話の世界のよう。
[fujifilm X-T30]
その後、メリーデの宿には17:00に到着。
風呂入ってスーパーで買ったオレンジを食べて、不足していたビタミンを摂取。
Kくんの爆音のいびきを気にする隙もなく、すぐに爆睡。11時間も寝れた。
続く。
