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CONTAX Carl Zeiss Sonnar 135mm F2.8──2万円弱で味わえるZeissの望遠ポートレートレンズ

Zeissの135mm単焦点。

そう聞くと、どうしても高級レンズのイメージがある。

コシナのCarl Zeiss Classic、APO Sonnar 135mm F2あたりになると、中古でも10万円を超えてくることが多い。写りはもちろん素晴らしいが、気軽に試せる価格ではない。

しかし、CONTAX Carl Zeiss Sonnar 135mm F2.8なら話が変わる。

中古市場では状態次第で2万円前後。タイミングがよければ2万円以内でも狙える。
つまり、ZeissのSonnarをかなり手頃な価格で楽しめるレンズだ。


135mmというポートレート向きの焦点距離

135mmは、ポートレートに向いた焦点距離だ。

被写体から少し距離を取りながら、背景を整理できる。
広角や標準レンズのように、周囲の情報を大きく入れるのではなく、人物だけをすっと浮かび上がらせる。

背景がごちゃついた場所でも、135mmなら余計なものを画面から外しやすい。

街中のポートレートでも、公園でも、ライブ撮影のような距離のある場面でも使いやすい。
「一歩引いて、人物をきれいに切り取る」ためのレンズだ。


F2.8でも十分にボケる

このレンズはF2.8。

現代の感覚だと、135mmならF1.8やF2が欲しくなるかもしれない。
たしかに明るさだけを見れば、APO Sonnar 135mm F2やSONY 135mm F1.8 GMのようなレンズにはかなわない。

しかし、135mmという焦点距離ではF2.8でも十分に背景はボケる。

むしろF2.8だからこそ、ピント面とボケのバランスが取りやすい。
開放から極端に薄すぎず、人物の顔にもある程度ピントを乗せやすい。

ポートレートで使うなら、F2.8は決して弱点ではない。
「扱いやすい明るさ」と考えるほうが近い。


Sonnarらしい、すっきりした望遠描写

Sonnarという名前には、独特の魅力がある。

派手にクセを出すというより、ピント面はしっかりしていて、背景は素直に流れる。
線が細すぎず、硬すぎず、被写体を自然に浮かび上がらせる。

135mmという焦点距離とSonnarの描写は相性がいい。

人物を撮った時に、背景を整理しながら、顔や髪、服の質感をきちんと残してくれる。
現代レンズのようなバキバキの解像とは少し違うが、そこがいい。

オールドZeissらしい空気感を、手頃な価格で味わえる。


APO Sonnar 135mm F2とは別物として考える

比較対象として出てくるのが、コシナのCarl Zeiss Classic APO Sonnar 135mm F2。

あちらは完全に本気のレンズだ。
F2の明るさ、APO設計、現代的な高性能。描写の完成度は非常に高い。

ただし価格も高い。
中古でも10万円を超えることが多く、気軽に試すレンズではない。

一方、CONTAX Carl Zeiss 135mm F2.8は、もっと気軽に使える。

完璧な135mmを求めるならAPO Sonnar。
まずZeissの135mmを味わいたいならCONTAX Carl Zeiss Sonnar 135mm F2.8。

この棲み分けで考えるとわかりやすい。


マウントアダプターでミラーレスに使いやすい

CONTAX Carl Zeiss Sonnar 135mm F2.8 MMJは、Contax/YashicaマウントのMFレンズ。

現代のミラーレス機で使うには、マウントアダプターが必要になる。

ソニーEマウント、Lマウント、富士フイルムXマウントなど、ミラーレス機ならアダプター経由で使いやすい。
135mmのMFは少し難しさもあるが、拡大表示やピーキングを使えば十分に楽しめる。

特にポートレートのように、落ち着いて撮れる場面なら問題は少ない。
むしろ、ピントを自分で追い込む時間も含めて、このレンズの楽しさになる。


注意点は最短撮影距離

注意したいのは、最短撮影距離がやや長いこと。

このレンズの最短撮影距離は1.6m。
現代の135mmレンズと比べると、かなり寄れない。

テーブルフォトや小物撮影には向かない。
バストアップや顔のアップを撮りたい時も、少し距離感に慣れが必要になる。

ただ、屋外ポートレートなら大きな問題にはなりにくい。
ある程度距離を取って、背景を圧縮しながら人物を切り取る。そういう使い方に向いている。


2万円前後で買えるZeissとして強い

このレンズの魅力は、何より価格だ。

ZeissのSonnar。
135mm単焦点。
ポートレート向き。
金属鏡筒のMFレンズ。

この条件で、中古2万円前後ならかなり魅力がある。

もちろん、現代レンズのようなAFはない。
手ブレ補正もない。
近接にも強くない。

それでも、2万円前後でZeissの望遠単焦点を楽しめるなら、十分に価値がある。


お手軽なZeiss望遠単焦点

CONTAX Carl Zeiss Sonnar 135mm F2.8 MMJは、派手なスペックのレンズではない。

F2.8。
MF。
最短1.6m。
現代基準で見れば、不便なところもある。

しかし、135mmというポートレート向きの焦点距離で、ZeissのSonnar描写を手頃に楽しめるのは大きい。

APO Sonnar 135mm F2のような高級レンズには手が届かない。
でも、Zeissの135mmを使ってみたい。

そんな人にとって、CONTAX Carl Zeiss Sonnar 135mm F2.8 MMJはかなり現実的な選択肢になる。

2万円前後で買える、お手軽なZeiss望遠単焦点。

これは、かなりおいしいレンズだと思う。

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