海外勢に買い叩かれる前に好きなレンズを持っておくという考え方
2020年7月、1ドルは約107円だった。
そして2026年7月、1ドルは約161円。
わずか6年で、日本円の価値は大きく変わった。
それなのに、中古レンズ市場を見ていると、当時とほとんど価格が変わっていないレンズが意外と多い。
これは日本人には気付きにくいが、海外から見るとかなり違う景色が見えている。
海外から見ると、日本の中古レンズは安い
例えば10万円の中古レンズ。
2020年なら約935ドルだったものが、2026年では約621ドルで買える計算になる。
円建てでは同じ10万円でも、ドル建てでは3割以上安くなっている。
海外のカメラファンや中古業者からすれば、日本は魅力的な仕入れ先になっているわけだ。
欲しいレンズは、あるうちに買う
中古レンズは新品と違い、作れば増えるものではない。
生産終了モデルならなおさらだ。
流通量が減れば、価格は見直される。
「いつか買おう」と思っていたレンズが、気付けば海外へ流れ、日本国内では良い個体が見つからなくなることも珍しくない。
実際、近年は人気のオールドレンズやクラシックレンズで、そのような動きが目立っている。
値上がりを期待して買うのではない
ここで勘違いしたくないのは、「投資目的で買え」という話ではない。
本当に好きで、長く使いたいと思えるレンズなら、価格が落ち着いている今のうちに手に入れておくという考え方だ。
将来もっと高くなるかもしれないし、そうならないかもしれない。
それは誰にも分からない。
しかし、欲しい時には市場から姿を消していた、ということは十分あり得る。
好きなレンズは資産でもある
写真を撮る道具であることが一番だが、長く愛されるレンズは資産としての価値も持ちやすい。
円安が続き、日本の中古市場が海外から注目される状況では、その傾向は今後も続くかもしれない。
だから私は、「そのうち買う」ではなく、「本当に好きなら今のうちに買う」という考え方を大切にしている。
後悔するのは、高くなったあとではなく、もう買えなくなったあとだからだ。
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