Zeiss ClassicのMakro-Planar ZEを買う前に注意したいこと──絞りリングがない
Zeiss ClassicのMakro-Planarは、いかにも昔ながらのMFレンズという雰囲気を持っている。
金属鏡筒。
しっとりしたピントリング。
マニュアルフォーカス専用。
そして「Makro-Planar」という名前。
この時点で、つい完全な機械式レンズだと思ってしまう。
しかし、キヤノンEFマウント用の ZE版 には大きな注意点がある。
絞りリングがない。
(Makro-Planarに限らず、ZE版はない)
ここを見落とすと、かなり使い方が変わってくる。
ZE版は絞りは電子制御
Zeiss ClassicのMakro-Planar ZEは、ピント合わせこそマニュアルだが、絞りはレンズ側ではなくカメラ側から操作する。
つまり、見た目はクラシックなMFレンズでも、絞り操作はキヤノンEFレンズの流儀に近い。
レンズ側に絞りリングがないので、レンズ単体でF2、F2.8、F4、F5.6と絞りを変えることはできない。
ここが少しややこしい。
「マニュアルフォーカスレンズだから、当然絞りもレンズ側で変えられるだろう」
そう思って買うと、思わぬ落とし穴になる。
MC-11経由なら、カメラ側で絞りを変えられる
逆に言えば、電子接点付きのマウントアダプターを使えば話は変わる。
たとえば、SIGMA MC-11のようなEF→Eの電子接点付きアダプターを使えば、ソニーボディ側から絞りを操作できる。
この場合、ZE版はかなり現代的に使える。
ファインダーを覗いたまま、カメラ側のダイヤルで絞りを変える。
露出設定もボディ側で完結する。
普通のEマウントレンズに近い感覚で扱える。
昔ながらの絞りリング操作を楽しむというより、ソニーミラーレス上でMFレンズとしてスマートに使う感じだ。
むしろ、カメラ側で絞りを変えたい人にとっては、ZE版のほうが使いやすい場合もある。
ZEは「絞りリングなし」を理解して選べば面白い
ZE版は、絞りリングがない。
これは欠点というより、使い方が限定されるポイントだと思う。
無接点アダプターで気軽に遊ぶレンズではない。
電子接点付きアダプターやEFボディで、カメラ側から絞りを制御するレンズだ。
ここを理解していれば、ZE版はとても面白い。
クラシックなZeissの写りを、現代のカメラ操作に寄せて使える。
ピントは自分の手で合わせる。
絞りはカメラ側で変える。
その中間的な使い方ができるのがZE版の特徴だ。
Zeiss Classicという名前だけで、完全機械式のレンズだと思い込まないほうがいい。
特にMakro-Planar ZEを中古で買う時は、まず確認したい。
このレンズには、絞りリングがない。
(Makro-Planarに限らず、ZE版は絞りリングないのかもしれない)
そして、自分のカメラ環境で絞りを操作できるのか。
そこを確認してから選ぶべきレンズだ。
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